軽井沢ル・ボン・ヴィボン

シャルキュトリ~日々の事

こんにちは、シェフの梅田です。

突然に寒い日々がやってきました
最低気温が氷点下になり、思わず「う、う、寒い」といった言葉が出てしまいます。
といっても平年並みで
これまでが異常に暖かかったという感じでしょうか。

毎年の事ですが
こういう時期になると作りたくなるのがシャルキュトリです。
シャルキュトリとはフランス語で食肉の加工品といった物で
当ブログではたびたび登場していますので
定期的に見てくださっている皆様にはおなじみのアレです。

契約農園のフレッシュハーブをたっぷりと香らせて仕込む
パテドカンパーニュ↓↓や


パテをパイ生地で包んで焼いたパテ・アンクルート↓↓
この手の料理は、作り置きができるのはもちろん
熟成により味わいが増すという利点もあるので
お客様が少なくなってくる寒い季節にはもってこいの一品です。



こちらはトリュフを練り込んだ、ホワイトソーセージのブーダンブランです。
細かく挽いた滑らかな食感のソーセージ。

通常は焼き目を付けずにふんわりと温めるのですが
今日は軽く焼き目を入れて
りんごのキャラメリゼと組み合わせて素朴な味わいの一皿に。

キャラメリゼのアクセントが二つの食材を繋ぐ橋渡しをします。

りんごとソーセージというのは
本場ドイツでも非常に愛されている定番の組み合わせですが

共に控えめなホワイトソーセージとりんごの組み合わせに限っては
じんわりと美味しくて
「フランス料理のマリアージュ」の概念がしっくりくる感じです。
(僕は悶絶級に美味しいと思ってますが・笑)

実は僕の日々の食事は、ほとんどフランス料理です。

別に難しい物ではないんです。気取っているわけでもなく。
日によって、例えばそれがパンとチーズだけであっても
まずはフランス料理が食べたい。


ベースがフレンチで
合間、合間に和食やイタリアンなどが挟まる感じ。

シャルキュトリは繁忙期には中々作れませんから
食卓にパテアンクルートの切れ端なんかがあった日には
最高の幸せを感じます。

肌寒い日が続く、これからの時期は、
そういう地味な幸せ感も皆様と共有できるように、準備していきたいと思っています。

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