アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
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兼六園

2013-02-20 22:14:59 | 2013年 国内の旅

兼六園は加賀藩主が代々築き上げて作った大名庭園。

景観の美を表す六つの要素を『六勝』といい

その六つをすべて兼ね備えている庭園と言うことで『兼六園』の名がついた。

ちなみに六勝とは「宏大」「幽邃」「人力」「蒼古」「水泉」「眺望」だそうだ。

私にとって初めての兼六園は、雪景色だった。

雪景色の兼六園はなかなか見ものだそうだ。

冬の兼六園の代名詞である『雪吊り松』も雪付きで見れた。

ただし、雪も適度に降ってくれればよかったのだが、ちょっと降りすぎ。

せっかくの眺望の変化は真っ白な景観で埋め尽くされた

 ←桂坂門入口

兼六園のバス停から上がると桂坂門のチケットブースがある。

入場料は300円。

お隣の金沢城公園も300円だが、セットで買うと500円になる。

 ←内橋亭で甘酒休憩 

霞ヶ池端の内橋亭で休憩。

あったかい甘酒で身体を温める。

一杯400円。

 ←日本最古の噴水

霞ヶ池を水源とし、自然の水圧だけで絶えることなく上がる噴水。

「日本最古の噴水」ということだが、知らないと見過ごしてしまう。

 


金沢グルメ 回転寿司

2013-02-14 21:48:02 | 2013年 国内の旅

この日の観光を終えて、ホテルのある駅前に帰ってきた。

さて、夕食 … 何を食べよう。

金沢は、回転寿司のレベルがかなり高いと『るるぶ』に書いてあった。

そうだ、回転寿司にしよう!!

ということで、駅ビルにある回転寿司店「もりもり寿司」へ行った。

まずは、『ガスエビ

見た目は甘海老に似ているけど、味はあっさりでプリッとした食感がある。

水揚して1日置くと頭の部分が黒くなるため水揚地以外には流通しないそうだ。

まさに、ここならではの一品

続いて『ノドグロ

モチッとした食感に、白身なのに上品なコクを感じる。

「アカムツ」と言う名の高級魚で、回転寿司でいただけるとは感激だ。

ちなみに、近江町市場で1匹2500円の干物をおみやげとして買った。

そして『香箱蟹の味噌汁

ズワイガニの雌で、こちらも金沢の名物です。


ステンドグラスの神社 尾山神社

2013-02-11 21:42:36 | 2013年 国内の旅

尾山神社は加賀藩祖前田利家を祀る神社。

金沢城公園の西、百万石通り沿いにある。

日本の神社には珍しく、神門には鮮やかなステンドグラスが施されている。

夜間のライトアップで鮮やかに輝いていた。

キリシタンに理解のあった前田家ならではの神門だ。 

1月4日はまだ初詣の露店も出ていた。

きっと三が日は混んでいたのだろう。

さっそく本殿にお参り。

「家族全員が幸せでいられますように」

でも雪の中を一日中出歩いたからそろそろホテルが恋しくなった。

さぁ、ホテルに戻ろう。


香林坊 

2013-01-28 22:42:36 | 2013年 国内の旅

北陸一の繁華街と言われる『香林坊』に行った。

欅並木は青いLEDでイルミネーションされ

通り沿いには最新のファッションショップや化粧品店が並んでいる。

流行の最先端を行く街並みだ。

北島三郎の「加賀の女」の歌詞に「香林坊」が出てくる。

昭和の演歌で歌われた酒場の街は表通りには見当たらなかった。

路地に入ればそんな雰囲気も味わえたかもしれないが

降りしきる雪で散策する気になれなかった。

 ♪ 君と出逢った 香林坊の

    酒場に赤い 灯がともる 

     ああ 金沢は 金沢は 

      三年前と おんなじ夜が 

        静かに俺を 待ってる町だ 

 


近江町市場 

2013-01-23 21:44:21 | 2013年 国内の旅

ひがし茶屋街から雪の中を歩いて近江町市場に行ったのだが…

ほとんどの店が休みで、閑散としていた。

数少ない空いている店の人に聞いたところ

今日まで正月休みで、初売りは明日だそうだ。

正月の旅行はこうしたリスクを伴う。

ということで、翌日出直したところ…

初売りで凄い混雑。

まぁ、面白い体験をしたことにしよう。

近江町市場は屋根つき施設だから中は雨や雪の心配はない。

人混みをかき分けながら土産物の品定め。

市場だから魚を箱単位で、しかもかなり安く売っている所もあった。

買っていきたかったけど…

旅行者は持ち帰るのが大変なのだ。

市場の中には飲食店もある。

海鮮丼や回転寿司などの魚介の店が多い。

その中の海鮮丼の店でランチ休憩。

私は『のどぐろ炙り重』で妻は『海鮮丼』。

どちらもこのボリュームでこの安さ。

さすが市場飯は凄い。

 ← のどぐろ炙り重1880円

 ← 市場海鮮丼1480円

そういえば、『ドジョウの蒲焼』なるものも売られていたぞ。

串1本100円。

ためしに1本買ってみたが…

小さな薄い紙にたれつけて噛んでいるようだった。

 


ひがし茶屋街

2013-01-19 16:04:59 | 2013年 国内の旅

金沢には江戸時代に創られた茶屋街が今も当時のままに残されている。

その中でも、最大規模の「ひがし茶屋街」に行った。

石畳の直線道の両側には、和風の出格子家屋やお店が並ぶ。

まるで過去の時代に迷い込んだような錯覚が…

そんな光景が遠近法の絵画のように目の中に飛び込んできた。

 ← ひがし茶屋街の久連波の2階座敷

 ← 吉はしの上生菓子と抹茶セット 750円

身体も冷えてきて、しかも雪まで降ってきたので、茶屋で休憩。

2階の座敷にあがらせてもらい、和菓子と抹茶をいただいた。

茶屋街でなんとも優雅な休憩。

しかも、座敷の窓からは、また違った茶屋街の眺めが楽しめた。

雪宿り?で入った茶店だったが、雪は止むどころかさらに降ってきた。

まぁ しかたないか。

次の予定もあるので店を出た。

茶屋の街は風流の街だから、雪もまた風流と流しましょう。

*ひがし茶屋街*

国の伝統的建造物群保存地区に指定。

金沢駅からは城下町周遊バスで約10分。1乗車200円。 


金沢グルメ 治部煮

2013-01-13 22:35:03 | 2013年 国内の旅

旅先では地元飯を食らうのが私のモットー。

金沢最初の地元飯は「治部煮」

鴨肉が入った鍋煮で、汁はちょっととろみがある。

全体に薄味だが、添えられたワサビでアクセントが付く。

田舎汁的な味わいがあるが、これをメインにした定食をいただくと

昔のお殿様の料理に見えてきて、逆に高級感が感じられた。

金沢駅前の「割烹つづみ

治部煮メインの「金沢名物ランチ」2000円


雪の金沢へJR特急でGO!

2013-01-08 16:38:00 | 2013年 国内の旅

1月の4日・5日と1泊2日で北陸の小京都『金沢』へ妻と二人で旅行した。

まだ正月休みの施設や店もあって、‘行ってみたら休館’なんてこともあったけど

そんな行き当たりばったりで無駄足の多い旅行でも楽しめるようになったようだ。

歳をとったのかな。

金沢へは、名古屋~金沢・富山・和倉温泉を結ぶJR特急「しらさぎ」で行った。

この時期は帰省客が多く、指定席発売開始日に近ツーで発券したにもかかわらず

残りは数席だったそうだ。  ラッキー!!

 ← しらさぎのネーム

名古屋を朝8時57分に出発。

大垣を過ぎ、滋賀県に入る頃から車窓にちらほら雪景色が。

途中の「米原」でスイッチバックするので、乗客は座席の向きを変える。

そして全長13㎞の北陸トンネルを抜けると車窓は完全に雪国になるのだ。

 ← 車内

なお、「しらさぎ」には2つの顔があり、上の写真はかっこいい方。

帰りの「しらさぎ」はもう一つの‘のっぺりした顔’だった。

 ← 帰りの「しらさぎ」

 ↑ 帰りのしらさぎでは「金沢地ビール」と「干しホタルイカ」

 

 


仁和寺

2012-12-30 16:23:25 | 2012年 国内の旅

888年宇多天皇は、出家して仁和寺境内に「御室(おむろ)」と呼ばれる僧坊を造り住んだ。

以来、明治になるまで代々の住職を皇族が務めた。

そのため、仁和寺は『御室御所』と呼ばれている。

 ← 金堂

兼好法師の徒然草に『仁和寺にある法師』について書かれた段がいくつかある。

「思い立って遠くの八幡宮にお参りに出掛けたのに、別のお寺を廻って帰ってきてしまった」

とか

「酔っぱらって壺を頭からかぶって抜けなくなってしまった」

話など…

有名なお寺なのに、ちょっとおまぬけな坊さんの話になっている。

仁和寺にも五重塔がある。

でも、仁和寺に来るときに乗ったタクシーの運転手さん曰く。

「仁和寺の五重塔は京都の五重塔の中で一番ショボイ」だって。

う~~~む。

ちなみに、京都には五重塔が4つ。

東寺・法観寺(八坂の塔)・醍醐寺と仁和寺。

醍醐寺以外はこの1泊2日の旅行で廻ってきた。

 


西源院

2012-12-26 16:34:20 | 2012年 国内の旅

龍安寺の境内にある湯豆腐の店『西源院』で昼ご飯。

静かな日本庭園を見ながらの食事に両親も感動していた。

ただし、精進料理と湯豆腐のセットで3300円也。

私は値段に感動した。 

 ←湯豆腐

 ←精進料理

事前予約しておいたから、座敷の上座に卓が取ってあった。

その場所は景色がよく見える最高の場所。

食後、店の人に頼んで庭をバックに写真を撮ってもらった。

 


龍安寺

2012-12-20 23:54:00 | 2012年 国内の旅

枯山水の方丈石庭で有名な大雲山龍安寺。

その石庭は、22m×10m の方丈庭に15個の石を配している。

「何処から見ても15個の石全てを見ることはできない」と言われる石の配置。

特に外国人には東洋のミステリアスな印象を掻き立てるようで、人気がある。

 ← 石庭のモデル

枯山水の見事な白砂を見るたびに必ず思うことがある。

一度でいいから、あの砂の上を歩いて足跡をつけてみたい…

まるで子供のようだね。

本殿の裏庭には水戸黄門の寄進と言われる手水鉢がある。

これが「知足の蹲踞(つくばい)」

古銭を模した石鉢に『吾唯足知(吾唯足るを知る)』の4字が刻まれている。

     『 風見えて 石の十五の 暮れ早し 』  岸田稚魚


金閣寺

2012-12-18 21:37:13 | 2012年 国内の旅

昭和25年7月2日、舎利殿(金閣)は放火により焼失した。

今ある舎利殿は5年後に再建されたものだ。

放火される前の舎利殿は殆どの金箔が剥がれ落ちていたそうだ。

再建時に金箔も張り替え、今の煌びやかな姿に復元されたのだ。

受付で拝観料を治めると、いきなり鏡湖池の向こうに舎利殿(金閣)が現れる。

池越しの正面位置には、撮影待ちの人だかりが出来ていた。

我が家も写真をしっかり撮ってから、池を巡った。

舎利殿の真後ろの位置は舎利殿に最接近の場所。

でも、間近故の迫力はあるが、趣はないのだなぁ。

やっぱり金閣は正面から池越しに山々を背景にしてみる方がよい。

 『 水澄みて 金閣の金 さしにけり 』 青畝

 ←金閣に最接近

 ←池端で観た最後の金閣

金閣を後にして、順路に従って進む。

裏山には義満公由来の泉水が2つ。

茶水に使った「銀河泉」と手洗い水の「厳下水」

「龍門瀑」と「鯉魚石」は中国の故事にならって造られた。

 ←銀河泉

 ←厳下水

 ←龍門瀑と鯉魚石

 ←白蛇の塚

 ←夕佳亭の手前で最後の金閣

余談だが、金閣寺境内に入って拝観受付をする前に鐘楼がある。

ここは200円で鐘つき体験をさせてくれる。

母と私は世界遺産で鐘つきをしてきた。

 


東寺

2012-12-04 23:08:22 | 2012年 国内の旅

2日目はホテルをチェックアウトする前に、東寺を散策してきた。

東寺は空海、つまり弘法大師ゆかりの寺。

今も大師の命日の21日には弘法市が開かれ境内が縁日で賑わうという。

また、大師の住房だった大師堂があり、国宝大師像が祀られている。

一般的には、新幹線の車窓から見える五重塔のある寺でも有名だ。

 ← 慶賀門(重文)

 ← 大師堂(国宝)

東門にあたる慶賀門から境内に入る。

講堂と金堂は有料エリアだが、食堂、大師堂、五重塔は無料で廻れる。 

食堂には昭和5年の火事で焼損して国宝解除された四天王像があった。

炭化したと言っても、迫力ある表情はよく解る。

否、むしろ焼損したことで壮絶感が漂って感動が増した。

 ← 食堂

 ← 金堂(国宝)

大師堂の裏手には龍が生んだと言われる想像上の生き物「贔屓」の石像がある。

姿は亀に似ていると言われるが、亀そのものに見えた。

重いものを背負うことを好み、石碑などの土台装飾に使われるそうだ。

東寺の石像もそうなっていた。

東寺の贔屓像は万病治癒の御利益があると言われる。

贔屓像をさすった「万病ぬぐいの布」で自分の患部をさすると治癒するそうだ。

布は像の後ろの結び場に結んで奉納した。

ちなみに万病ぬぐいの布は大師堂で300円で売っていた。

 『 塔ばかり 見えて東寺は 夏木立 』  小林一茶

 ← 贔屓の石像


鴨川・先斗町

2012-12-01 00:25:27 | 2012年 国内の旅

四条大橋に来た。

ここが古来暴れ川と言われてきた鴨川。

でも今は穏やかな流れで、対岸の店々の灯りが鮮やかに川面に映えていた。

川原を歩いたり、川岸に腰かけている人々が見える。

夏場は川床が設けられ、涼みながら飲食する光景も見ることができるそうだ。

先斗町の『ごとく庵』で京料理の夕食。

予約しておいたから、リバービューの席だった。

鴨川を見ながら親子3人で食事。

昼からずっと歩きづめだったから、両親もやっとホッとしていることだろう。 

親子で旅行できる喜びをかみしめつつ3人で店のオリジナル純米酒で乾杯した。

母がこっそり涙を拭いたのを見てしまった。

店を出ると店前の通りはすでに酔客が行き交っていた。

ほろ酔い加減の親父と「美味しかったねぇ」を連発する御袋。

3人で先斗町界隈にお別れして、タクシーでホテルに帰った。 

 ♪ 富士の高嶺に降る雪も  京都先斗町に降る雪も

     雪に変わりはないじゃなし  とけて流れりゃ皆同じ ♪

 


祇園

2012-11-23 21:50:50 | 2012年 国内の旅

←四条通

八坂神社を出て、宵の祇園を歩いた。

四条通は車も人も混みあっている。

ヘッドライトやアーケードの白色光が混沌としかけた頭の中に射し込んできた。

夜の雑踏は苦手だ。

人混みを避けるように、路地に逃げ込んだ。

四条通から北へ入る細い路地。

この路地は、料理屋などの橙色灯でうっすらと照らされていた。

←四条通りの路地『切通し』

人がポツリポツリと通り過ぎ、静かに闇が空を覆いかける。

表の雑踏から逃れてきた人が迷い込み、行き先を求めて彷徨っているようだ。

そんな人通りも途絶えてしまうと、妙な静けさが訪れる。

この世とは違った世界、まさに物の怪たちが顔を出しそうな街並みになるのだ。

こんな時が『逢魔が時』と言うのだろうか。

京都にはこの世とあの世を結ぶ不思議な空間があるようだ。

 『 身の中の 逢魔が刻の 蛍かな 』  枇杷男

←巽橋の赤い欄干『白川南通』

←巽橋周辺