【2008年3月 城崎温泉 1泊2日】
何気なく見ていたTVで『城崎温泉』の特集をやっていた。
冬の城崎は何といっても松葉ガニ。
温泉にゆっくり浸かってカニを満喫・・・
即物的な興味に惹かれるように早速旅立った。

お宿の食事はカニのフルコースを選んだ。
カニはお金を払った分だけ満喫したのだ。
それだけなら何てことはない旅行なのだけど、この城崎にはカニ以外にも日本海の恵みがいっぱいあった。
それも、とびきり斬新で面白い・・・
城崎の駅前通をぶらついていたら一軒の鮮魚土産店があった。
その店の軒に青いビニルかごに無造作に入れられた1匹105円の一夜干を見つけた。
「幻魚」と書いて「ゲンゲ」。
店の人に食べ方を聞いて早速10匹程持ち帰ろうとしたら、日持ちしないから今日中に食べてくれといわれた。
泊まりで来ているから帰宅は明日。しかも今日はカニフルコースだ。
これでは食べることが出来ないではないか。だから幻・・・
店の2階はレストランになっていて、下で買った鮮魚を料理してくれるというから早速持ち込んで食べた。
強烈なインパクトだったな、この味は。最高だよ。
ゼラチン質の身は、それ自体が持つくどさを押さえ、むしろさっぱり感を出している。
また、おそらく生の身は、鍋などにするとすぐに崩れてしまう程の軟度ではないのかと思われるが、それを干すことによって絶妙な塊となって食感を出しているのだ。
一匹105円は2階で焼いてもらうと180円程になるのだが、でも180円なのだよ。
こんな味は初体験であった。


ゲンゲという、消費期限1日の干物は、港付近でしか食べられないから幻なのだと思ったら実はそうではなかった。
この魚はカニ網にかかる外道で売り物にもならない「下の下(ゲノゲ)」がなまってゲンゲとなったそうだ。
でも、私にとっては幻魚なのだ。
翌日の津居山漁港でも不思議な魚を見た。
キツネ鱈・・・別名「ババア」
大きくてグロテスクで安くてしかも美味しい。
最後の美味しいはこの旅行では体験できなかったが、次回はババアを食べてみよう。

何気なく見ていたTVで『城崎温泉』の特集をやっていた。
冬の城崎は何といっても松葉ガニ。
温泉にゆっくり浸かってカニを満喫・・・
即物的な興味に惹かれるように早速旅立った。

お宿の食事はカニのフルコースを選んだ。
カニはお金を払った分だけ満喫したのだ。
それだけなら何てことはない旅行なのだけど、この城崎にはカニ以外にも日本海の恵みがいっぱいあった。
それも、とびきり斬新で面白い・・・
城崎の駅前通をぶらついていたら一軒の鮮魚土産店があった。
その店の軒に青いビニルかごに無造作に入れられた1匹105円の一夜干を見つけた。
「幻魚」と書いて「ゲンゲ」。
店の人に食べ方を聞いて早速10匹程持ち帰ろうとしたら、日持ちしないから今日中に食べてくれといわれた。
泊まりで来ているから帰宅は明日。しかも今日はカニフルコースだ。
これでは食べることが出来ないではないか。だから幻・・・
店の2階はレストランになっていて、下で買った鮮魚を料理してくれるというから早速持ち込んで食べた。
強烈なインパクトだったな、この味は。最高だよ。
ゼラチン質の身は、それ自体が持つくどさを押さえ、むしろさっぱり感を出している。
また、おそらく生の身は、鍋などにするとすぐに崩れてしまう程の軟度ではないのかと思われるが、それを干すことによって絶妙な塊となって食感を出しているのだ。
一匹105円は2階で焼いてもらうと180円程になるのだが、でも180円なのだよ。
こんな味は初体験であった。


ゲンゲという、消費期限1日の干物は、港付近でしか食べられないから幻なのだと思ったら実はそうではなかった。
この魚はカニ網にかかる外道で売り物にもならない「下の下(ゲノゲ)」がなまってゲンゲとなったそうだ。
でも、私にとっては幻魚なのだ。
翌日の津居山漁港でも不思議な魚を見た。
キツネ鱈・・・別名「ババア」
大きくてグロテスクで安くてしかも美味しい。
最後の美味しいはこの旅行では体験できなかったが、次回はババアを食べてみよう。
