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香港のB級グルメを食す その4 魚骨粥

2008-09-19 09:59:13 | 2008年8月香港・マカオ一人旅
香港で麺と並んで有名な簡易食といえば粥。
香港にはどこにでも粥店があり、庶民の味となっている。
ならば是非とも食さねば。

マカオ行きの日の朝早く、フェリーポートのある上環で途中下車。
雑誌「るるぶ」に載っていた「生記粥品専家」という粥専門店に行った。
朝から、近所の人や通勤途中の人で席はほぼ満席だった。
もう少し遅くだったら列が店の外まで出来ていただろう。

店にはショートカットの元気のいいおばさんが一人。
「るるぶ」で見た鯇(魚に完…ソウギョ?)の粥を頼む。
例によって『要鮮鯇魚腩粥(鯇のアラの粥をくれ)』と書いた紙を出してニッコリ。
今日はそれだけで通じるようになったのだ。

出てきた粥は確かに川魚のものと思われるアラが入った粥。
金属製の皿とネギや香草の入った醤油タレも付いてきた。
金属製の皿は採り皿なの?それとも骨入れ?
醤油タレはつけて食べるの?粥にかけて食べるの?

これまた例によって、前にいる相席のおじさんの食べ方をチラ見しながら食す。
状況を理解したおじさんは私に解るようにゆっくりと見せながら、無言で食べてくれた。
アラは醤油タレに付け、レンゲを受皿かわりにして身をほぐす。
身を食べ終わった骨は金属製の皿に。

粥は魚のダシがしっかり出ているのにくどくなく、川魚の臭みもない。
骨から解した身は淡白だが、醤油タレで引き立つようになっている。
高級そうな魚には見えないけど、いい味を出しているのだ。
香港で一番美味しかった庶民の味だと断言できる。

店を出る時、おばさんに覚えたての広東語で『好食!(ホウ セッ)』と言った。
おばさんはニコニコ笑って『ホウ セッ』と「セ」を強く発音するんだよと教えてくれた。
必ずまた来るよ。


鮮鯇魚腩粥 (鯇は魚に完)
支払いの時、壁の価格表に書いてある28HK$を渡すと3HK$を返してくれた。
早朝割引の類かな??


生記粥品専家
お店は上環駅から徒歩5分。
通り沿いには名前のよく似た麺の店があった。おそらく姉妹店だと思う。


朝の上環