期待して観に行ったら「何だこんなものか」って落胆させられる名所のことを
‘がっかり名所’等と言う。
日本3大がっかり名所は
札幌の時計台
高知のはりまや橋
長崎のオランダ坂(沖縄の守礼門という説あり)
だそうだ。
高知入りしてまず訪れたのが、そのがっかり名所の一つ「はりまや橋」。
実際に行ってみると、市電が走る大通りの交差点の脇に朱塗りの橋が見えた。
橋ということで人口川を付け、川沿いを遊歩道にして公園化してあった。
私的には別段‘がっかり’という印象はないが、何か‘追いやられている’感があったな。
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ここは昭和30年代の「南国土佐を後にして」という映画と歌謡のヒットで脚光を浴びた場所。
私自身、映画の内容は知らないが、この橋で名場面でもあったのだろう。
名場面の印象という付加価値が付くから異常な期待を持って観光客は来る。
ましてや「南国土佐を…」を知らない世代にとっては、名前だけ先行した観光地なのだ。
来て見て、実物がけっこうチャッチイから ‘がっかり度’ は大きくなる。
がっかり名所にはこんな気の毒な面もあるのだろう。
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ちなみに、私は「南国土佐を後にして」の映画は観たことないぞ。
かすかにペギー葉山の歌は懐メロ番組で聞き覚えのある程度の世代です。
♪ 南国土佐を後にして 都へ来てから幾歳ぞ
思い出します故郷の友が 門出に歌ったよさこい節を
土佐の高知のハリマヤ橋で 坊さんかんざし買うを見た
よさこい よさこい
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夜行バスで高知入りしたので、朝食はコンビニで買ったおにぎり。
照りつける南国の太陽は早朝でもきつい。
そこで、はりまや橋まで移動して、木陰の水際で涼しく食べた。
翌日も素泊まりプランの宿泊だったので
コンビニでサンドイッチを買って、はりまや橋で食べた。
はりまや橋は私にとって高知の朝食場所である。
ちなみに、屋根つきの休憩スペースがあったが
2日ともそこで寝てみえる方がいたなぁ。
ちなみに「世界3大がっかり」は
シンガポールのマーライオン
コペンハーゲンの人魚姫像
ブリュッセルの小便小僧
だそうだ。