今日は午後から雨が降るとの予報、そして気温も下がり肌寒くなるらしい。
■与党自民党大惨敗
27日投開票日だった第50回衆議院選挙、終わつてみれば自民公明の連立与党は過半数を大幅に割り込む惨敗だった。
ここまで落ち込むとは正直思わなかったが、それだけ「政治とカネ」の問題で極めて強い逆風が吹いたということなのだろう。
国民としては政治不信などと生優しいことではなくもう政治無信の状態。政治は全く信用ならない存在、そういったところである。
テレビなどのマスメディアは裏金、うらがね、ウラガネと繰り返し、これでもかーこれでもかーと毎日連呼、挙句に不記載議員は裏金議員とレッテル貼り。
これでは、全ての自民党が色メガネで見られ、ほとんどの議員にもかなりの逆風が吹いたと思う。
刑事訴訟法上の原則に一度刑を処した者に再び罰することは出来ないという一事不再理の原則がある。
ところが石破自民党執行部は党規に基づき一度処分した者に対して選挙直前になって非公認、重複立候補させないなど厳しい再処分を行なった。
おそらくえっ時間がないのに選挙直前でこの仕打ち、と思った候補者も少なくないと思う。だったら前の処分の時「次の選挙では公認しない、また重複立候補も認めない」と言って欲しかったと思っている候補者も少なくなかったのではなかろうか。
また、非公認となった候補者たちは執行部を突き上げたのではなかろうか、その結果非公認議員の政党支部に2000万円ばら撒いたと思う。これは最悪手、有権者の怒りをさらに買い結果このような大惨敗となった。
処分を受けた未記載議員にとってはイザこれから選挙という土壇場で水に落ちた犬の如く鞭を打たれたような感覚ではないか。これでは戦は勝てないし、疑心暗鬼のままでは持てる力を発揮は出来ない。結果はご覧の通り。
それでも二階、下村、高木などの古株が政界から消えたのは国民的には良かったのかもしない。二度と赤絨毯を踏まないようにね。
なお、石破首相は国民民主党との部分連合で首班指名を受けて続投するらしいが、万が一党内から造反者が出て野田氏が首相になったらどうするのだろうか、身内を後ろから撃つようなリーダーに黙ってついていくのだろうか?
あくまでも想像だがそんな悪夢も頭をよぎったりしている。
今日も良い一日を・・・
※イラスト=いらすとや