三連休が明けたが、昨日の連休最終日は朝から津波注意報が出たり、ほぼ一日雨だったので何となく落ち着かない一日だった。
さて、埼玉県が10月6日、小3までの子どもを自宅や車に放置することは虐待に当たるとして禁止する条例改正案を賛成多数で可決した。
↓↓
この改正案は本会議で可決すれば成立する。
これについて、「どうせ子育てに関係ない年寄りが決めたのだろう」とか「これでは仕事が出来ない」、「親を追い詰める」など反対する声が上がっている。
今は働いている親御さんも多いので、止むを得ず短時間だからといってお子さん独りで留守番をさせるケースがあるかもしれない。それを虐待と決めつけられては文句の一つも言いたくなるのは良くわかる。
大切な子どもを何処にも預けられず止むを得ず独りにして生活のために働く、先ずは生活、と言う家庭も少なくないと思う。いずれにしても難しい問題なのは間違いない。
最近、YouTubeで「日本不思議」とか「日本すごいだろう」的な動画を視ることがあるが、中には小学生低学年の子どもが一人で電車や地下鉄に乗っている風景を見て「日本は不思議だ、そして異常だ」として、「何故子どもが一人で電車に乗っているんだ」など海外では考えられないとする動画が多い。
我々日本人はごく当たり前のこととして昔から独りで通学したり、友達の家に行ったりしてきた。
しかし、欧米ではそれはNG行動、親の虐待として処罰される。子どもの登下校にもどちらかの親が付き添って行くそうだ。
翻って我が日本は、登下校時には地域のシニアのボランティアの方が交通整理や声掛けを行なって子どもたちを見守っている。
海外の人は「日本は地域で子どもたちを見守っていて、素晴らしい、だから一人で電車通学も出来る安全な国だ」と称賛している。YouTubeの動画なのでホントかなと思いながら何となく複雑な思いでいる。
日本では子どもが一人で学校や塾に通えたりするとても安全な国、と言われると日本人としては悪い気はしないが果たしてそうなのだろうか?
子どもを取り巻く環境が少しずつ悪い方向に変化しつつあるのではないか、と日頃から思っている。昔のように決して安全な国とは言い難い。
今回、地元埼玉県の条例改正案が委員会で可決されたのもそんな背景があると思う。子どもたちだけが家庭内に放置され、マンションから転落死したり、母親が男友達に会うために幼児を車内に放置したり、ショッピングモールやパチンコ店の駐車場に置き去りにされたり、いろいろな事件があった。
左巻きの人たちは何故か反対する、どちらが子どもたちの利益になるのだろうか?
働らく親御さん達には厳しいとは思うが、埼玉県の条例改正案はようやく欧米並みに近づく一歩だと県民の一人としては評価したい。
今日も良い一日を・・・
備考:画像は我が家のベランダにて。