随分と間が空いてしまいました。
現在、父は某病院に入院中。
あれから色々ありましたが簡単に説明すると、誤嚥性肺炎により徐々に体が衰え、今はポートからの高栄養にて命を繋いでいる状態です。
ベッドに寝たきりですが、見舞いにいくと私を認識してくれてますし、話しかけたら返事をしてくれます。
ただ喉に痰が絡むせいでうまく言葉になっていませんが。
それでもコロナ下で、こうして週に一度でも会えることは幸せなんでしょう。
義父にいたってはかれこれ9ヶ月近く面会できてません。(施設の方針)
主人や義姉の立場を考えれば、複雑なものがこみ上げます。
去年(2019年)はまだ父もハキハキしていました。
物忘れや頓珍漢なことを言ってても、ご飯を食べ、甘いものを美味しそうに頬張ってました。
今年の六月、肺炎を患ってからというもの坂道を転がるように悪化。
転院先では命の危険を知らされました。
しかしお医者様の適切な処置により、なんとか一命を取り留め、肺炎も徐々によくなり、ほっとしていたんですが、やはり口から栄養をとれなくなると変わるものですね。
あまりの勢いに私は戸惑うばかりでした。
父も86歳ですし、もちろん長生きしている部類です。
ただこんなにも早く衰え、事態が急変するのか……と。
頭がついていかず、心が痛みました。
後悔、後悔、後悔
コロナのせいで出来なかったことは山ほどあります。
大好きな庄川の鮎をテイクアウトして食べさせてあげたかったのに、それももう不可能となりました。
元気ならお寿司だって食べることが出来た。
好きな和菓子だって。
過去の私は父の介護を疎んじていましたが、今はもう後悔しかありません。
もっと優しくすればよかった。
旅にでて、美味しい物を食べて、温泉に浸かって………やるべきことは山ほどあったのに、すべて放棄してしまった。
本当に愚かな娘です。
優しく、
親を大事に、
そして楽しい時を過ごす。
それは限られた時間なのだと痛感しました。
時計は巻き戻ったりしません。
そのことを充分知っていたはずなのに、結果、今の私は後悔の念に苛まれています。
現在、父はほとんどの薬を止め、栄養の点滴のみで生活しています。
「痛いところはないか?」
「ないよ。」
「しんどくはない?」
「ないない。」
このやりとりを見舞いする度に繰り返し、せめてもの慰めとしている私です。
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