2023 年 11 月 24 日にベトナム国会で承認された新電気通信法によって、データセンター サービス、クラウド コンピューティング サービス、インターネット上の基本的な電気通信サービス(OTTサービス) という3 種類の非従来型電気通信サービスについて規制がかけられました。旧電気通信法には上記のサービスに関する規制はありませんでした。
新電気通信法には非従来型電気通信サービスにおいて外国資本の比率制限についての規定を置いていません。つまり、完全なる外国資本の事業体はベトナムでデータセンターサービス、クラウドコンピューティングサービス、OTTサービスを提供することは認められています。
新電気通信法に基づいて上記の3種類の電気通信サービスの定義は次のとおりです。
- データセンターサービスとはデータセンターの一部または全部を賃貸し、電気通信ネットワークを介して情報の処理・保管・検索機能を利用者に提供するサービスです。
- クラウド コンピューティング サービスとはクラウド コンピューティングを通じて、電気通信ネットワークを介してユーザーに情報の処理、保存、検索機能を提供するサービスです。
- インターネット基本電気通信サービス(OTT サービス)とはインターネット上の二つ以上の電気通信サービス利用者の間で電気通信ネットワークを介した端末間で情報を送受信するサービスです。
新電気通信法は 2024 年 7 月 1 日に発効します。ただし、データセンター サービス、クラウド コンピューティング サービス、OTT サービスに関する関連規制は 2025 年 1 月 1 日から発効します。
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