隠れ家-かけらの世界-

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草野少年がロック大陸に上陸した頃~70年代のエアロスミス

2021年04月15日 16時11分29秒 | スピッツ

2021.04.11
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 東京では桜も散って、「新生活のスタートで気を張っている方も多いのでは? しばし、このロック大陸で息抜きをしてほしいです」。


 そして今回は、【70年代のエアロスミスで漫遊記】。
 草野くんがロック大陸に上陸したころ、「チープ・トリック、クイーン、キッスに続いてはまったのが、このエアロスミス」。
 チープ・トリックは、ココで特集しています。
 「エアロで特にはまったのが、大傑作アルバム『Rocks』なので、そこらへんを中心に」と。


 オンエア曲
 01 幻のドラゴン(スピッツ)
 02 Back In The Saddle(Aerosmith)
 03 Dream On(Aerosmith)
 04 Toys In The Attic(Aerosmith)
 05 Nobody's Fault(Aerosmith)
 06 Remember(Walking In The Sand)(Aerosmith)
 07 You See Me Crying(Aerosmith)
 08 恋愛ジャンキー(えせボーナストラックちっく)(aiko)


 漫遊前の一曲は、「Aerosmithに音圧で負けないスピッツの楽曲」ということで、「幻のドラゴン」(2010年、13thアルバム「とげまる」)。
 (好きだ~。声を大にして言おう! 好きですっ!!)

 そして、Aerosmithの最初の曲は、「お馬さんの声もきこえます」、「Back In The Saddle」(1976年、4thアルバム『Rocks』)。
 (泣けるほど懐かしい・・・)
 これは20年前の日本でのライブ映像。圧巻のステージ。
 エアロスミス ライブインジャパン 2002 part1

 チープ・トリックにはまった草野少年は、中学1年、2年のころにそこから探って、クイーン、キッス、ジャパン、ザ・ナック、カーズといって、「エアロスミスというのが人気らしいぞ」と雑誌などの情報でたどりつく。
 最初に買ったアルバムが、この『Rocks』.
 草野「一曲目のこの曲から、ヤバイや~ん、カッコいいや~んと盛り上がりましたね」
 当時リアルタイムでは、「ギタリストのジョー・ペリーさんが脱退したりして、エアロスミスはちょっと落ち目というか、低迷期の入り口くらいだった」
 で、当時の80年代のエアロスミスにはあまり興味がもてなかったそうで、「このアルバムからさらにさかのぼって、エアロにはまっていったわけです」。
 (私とは、聴いている時代にちょっと隔たりがあるわけで)
 その後、ジョー・ペリー復帰、Run-D.M.C.に「料理」されたりして、再ブレーク、さらに人気バンドになっていくが、「エアロスミスに限らず、やっぱり70年代のサウンドが好きなので」、その後のエアロスミスにははまれなかった、と。

 そして次は、「Aerosmithのデビューアルバムから」、「Dream On」(1973年、デビューアルバム『Aerosmith 野獣生誕』)。
 草野「1stアルバムはジャケも素人バンドみたいで、そこもまたいい」
 

 この曲は有名な曲で、「ふだんは激しくシャウトしているスティーブン・タイラーさんの真面目な歌唱がとってもステキです」と。
 (かつて、結構聴いてたなあ・・・)

 次は、「Toys In The Attic」(1975年、3rdアルバム『Toys In The Attic 闇夜のヘヴィ・ロック』)。
 このアルバムも「『Rocks』に負けないくらい傑作!」と。
 草野「ジャケットは、ちょっと素っ気ない『Rocks』より、かわいいイラストのこちらのほうが好きかもしれない」
 こちらが『Toys In The Attic 闇夜のヘヴィ・ロック』のジャケット。
 

 そして、こちらが『Rocks』のジャケット。

 

 ZO-3でリフを弾いて、「これがかっこよくて、たまに弾いてみたくなります」と。

 (カッコいいね。どこかに引き戻されて、帰ってきたくなくなる感じ、と遠い目です)

 次は、「Nobody's Fault」(1976年、4thアルバム『Rocks』)。
 この曲は、シングルカットされた「Back In The Saddle」のB面曲。
 エアロスミスといえば、「Walk This Way」(Run-D.M.C. のカバーでも有名になった)や「Last Child」あたりを代表曲と言う人もいるかもしれないが、「そこはあえて外して」(笑)。
 そういうファンキーな曲も魅力だが、「オレは実はエアロスミスにはそういうファンキーさは求めていなくて、エアロの直球のハードロックが好きなんです」。
 (ここは個人的に賛成です。)
 草野「この曲はメロディーの展開もおもしろくて、エアロのベスト3に入るかな」
 資料によると、Guns N' Rosesのギタリスト、スラッシュ、Nirvanaのカート・コバーンらもこの曲を推していたそうだ。
 草野「歌詞も深くて、世界は破滅に向かっているけど誰も悪くない・・・。考えさせられる歌詞です」
 (『Rocks』は本当に深いところに残る曲ばかりだなあ)

 次は、「Remember(Walking In The Sand)」(1979年、6thアルバム『Night in the Ruts』)。
 草野くんがリアルタイムで聴いたエアロスミスの「ギリギリのアルバム」、ジョー・ペリーが脱退するすぐ前の作品。
 当時バンド内はメンバーのモチベーションも下がって「最悪だった」らしい。そんな中で「『Remember』はいいじゃん」と思った草野くん。
 当時は知らなかったが、これはThe Shangri-lasというガールズグループの1964年の曲のカバー。
 草野「たとえるならば、スピッツがキャンディーズの『春一番』をカバーする感じでしょうか」
 「僕はきっと旅に出る」のサビで影響を受けていたり、また曲の中でのハンドクラップ1回と指パッチン3回がカッコよく、「指パッチンが効果的なので、いつか取り入れてみたい」そうだ。
 クレジットはされていないけれど、バックコーラスでThe Shangri-lasのオリジナルメンバーが参加している。

 最後は、「バラードでしめましょう」、「You See Me Crying」(1976年、4thアルバム『Rocks』)。
 草野くんの好きなアルバム、『Toys In The Attic』も『Rocks』も最後の曲はバラード。
 そうではないアルバムもあるのだが、草野くんの中では「エアロスミスはアルバムの最後をバラードで決めてる」という印象。
 昔の少女漫画のように、「ロックスターがライブの最後に特定の女の子に向けてバラードを歌う」的な場面を勝手に想像しながら聴いていた中二の草野少年でした。「スティーブン、キャ~!」みたいな、完全に「歌われる側の目線」になっていたそうです。
 「メロディーもすごくいい!」
 『Rocks』のラストナンバー「Home Tonight」は以前にかけたので(ココで)、今日は『Toys In The Attic』のラストナンバーで・・・。

 (先々、エアロスミスを特集するときに、「Home tonight」は「Dream On」と迷って外されるだろう、と予言していたけれど、迷う相手がちょっと違いましたね)
 (テクニシャンではない不器用なボーカルのきれいなバラードって、いいですね~)

 ここで、彼らの近況を。
 84年にジョー・ペリー復帰のあと、現在までオリジナルメンバーで活動。結成51年になる!!
 2016年に、解散に向けたツアーを開催すると発表したが、「まだそのツアーは行われていない」。50周年ライブも予告だけで行われていない(コロナの影響)。
 草野「また元気にステージで暴れていただきたいし、そのためにもご自愛ください」

 特集の最後に。
 エアロスミスの武道館ライブを30年ほど前にスピッツメンバーで行ったことがあるが、当時の武道館は音が悪くて、「ずっと聴いていたら気分が悪くなり」、前の席のボディコンの女子たちがジュリアナ並みの踊りで盛り上がっていて、「え、エアロの音楽ってこんな感じ?」と思った記憶もあるそうで、50周年ツアーで来日してくれたら、ぜひリベンジしたいそうだ。

 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「ただ春を待つ」のイントロ?)
 曲は、aikoの「恋愛ジャンキー(えせボーナストラックちっく)」(2000年、2ndアルバム「桜の木の下」)。
 aikoの隠しトラックだった曲。「CDとか聴いてて、最後に、あれ、クレジットされてない曲が入ってるぞ!的なビックリ感があったけど、サブスクになってからは普通に聴けるようになった」。
 初めて聴いたときは、「いきなりラウドなロックンロールが流れてきてビビった記憶がある。曲調としてはFoo Fightersみたいな」。
 草野「aikoの曲の中で、隠れた名曲としては筆頭ではないですかね。ラウドなんだけど、メロディーや歌詞はaikoの世界、という感じが絶妙」
 (カッコいい・・・。同期の椎名林檎を彷彿とさせる)

 そして来週は、「もっと売れると思っていたバンドで漫遊記」。
 最初に聴いたときに、「すげ~! これ売れんじゃない? 大ヒット間違いなしじゃない?」と思ったけど、意外とそこまでいかなかった洋楽バンドをセレクトして・・・だそうです。
 「もっと売れてもよかったんじゃない?」をあくまで草野目線で。
 (こういうのもおもしろそう。)

 今日は・・・、「草野さ~ん、カラスが言葉をしゃべってた」(笑)


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