隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

当時うちのめされたバンドも、知らなかったアーティストも~「ちょっぴりタイムマシーン」から漫遊記

2018年10月01日 08時22分57秒 | スピッツ

 ここは台風一過の青空だけれど、みなさんのところはいかがですか?


2018.09.30 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/



 マサムネくんがよく使う「ツルッと」。
 「どういう意味で使っているの?」という人が意外に多いことに気づいたとか。
 草野「『トリック』で使われた『まるっと全部お見通しだ!』とほぼ同じ意味」
 あれ?と思って検索してみたら、「ツルッとした肌」というような表現しか出てこなかったので、
 草野「『草野マサムネ語』かもしれないです」
 あらら、ずっと聴いていたから、私も当たり前のように「ツルッと・・・」普通に使っていました。造語だったの?

 そして、今夜は「『ちょっぴりタイムマシン』リクエストで漫遊記」。
 ラジオであまり流されないような埋もれた名曲を脳内ライブラリーに!というコーナー。基本的に80~90年代の邦楽。
 リクエストがたくさん来ているそうで。
 ただし、これからかけようかと温めている曲は保留にして、あくまで「ああ、こういう曲あったね~」というのをチョイスしたそうです。

 オンエア曲 
 01 君が思い出になる前に(スピッツ)
 02 虹の都へ(高野寛)
 03 全部あとまわし(Theピーズ)
 04 コッペル(DOG HAIR DRESSERS)
 05 子供の十字軍(さねよしいさ子)
 06 旅に出よう(寺田十三夫)
 07 午前8時の脱走計画(Cymbals)
 08 町蔵・町子・破壊(0.8秒と衝撃。)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツ「君が思い出になる前に」。
 草野「『ちょっぴりタイムマシン』の趣旨にそったタイトルの曲かも」
 きれいなメロディーと切ない歌詞。それでも、初めて聴いたときは、少し戸惑ったんだっけ。やっぱりそれまでの曲たちとは違っていたから。今では懐かしく心地よく聴くことができるけど。

 1曲目は、「1990年のあのヒット曲」、高野寛さんの「虹の都へ」(1990年、シングル。オリコン3位)。 
 
草野「でもさ、この曲、全然埋もれてない気がします。かなり大ヒットした記憶あるし(たしかに・・・)」
 彼にとっては、「イケメンだし、曲もいいし、憧れの先輩」という存在だそうです。1999年秋の松本隆さんのイベント「風街ミーティング」で「お会いしたけど、かっこいい方でした」。
 これ、私がよく言っている、「草野マサムネ、がんばれ!」とフロアにいたファンが激励したくなった、という例のイベントです(笑)。高野寛さん、フロアからの「うわっ!」というため息も聴こえてきて、オーラもあって、ホント、すてきでした。


 2曲目は、Theピーズで「全部あとまわし」(1989年、1st『グレイテスト・ヒッツ VOL.1』)。
 リクエストされた方は、カステラの曲をこの番組で聴いて、双子の兄弟、カステラのともさん(大木知之、TOMOVSKY)とTheピーズのはるさん(大木温之)を思い出して、この曲をリクエストしたとか。

 草野「そうなんですよ。双子なんです、音楽性はかなり違いますけどね」
 前に同世代バンドをとりあげたとき、「いつかピーズも」と言ったら、B'Zだと勘違いした人もいたそうで、「B'Zはどっちかっていうと『先輩』です」って。
 草野「アマチュア時代に打ちのめされたバンドです。ベースのはるさん、ギターのアビさん、当時のドラムのマスヒロさんの3人のグルーヴがとにかくすごくて。圧倒されましたね」
 2枚組のデビューアルバムの、はるさんの手描きのイラストもすてきだった、と。
 デビューアルバムにこのイラストって、すごく攻めてるよね。
 

 


 そして、次はDOG HAIR DRESSERSの「コッペル」(1999年、デビューシングル)。
 1999年、第3回「ロックロックこんにちは」に出演したあとしばらくして解散してしまったとか(「いいバンドだったんですけどね」)。

 奥田民生氏のバンドのベーシスト根岸孝旨氏のプロデュース。

 次は、さねよしいさ子さんの「子供の十字軍」(1993年、3rd『うてな』)。
 彼女のライブにたくさん行ったというリクエストから。

 草野氏はあまり詳しくはないけれど、当時から不思議な歌を歌っているという印象はあったそうだ。「この曲も、おもしろいアレンジ」と。
 一度聴いたらクセになる声、頼りなさそうで根っこは強そう。そして、過酷だけれど未来のある力のある言葉。この曲はとても懐かしい。

 子供の十字軍 さねよしいさ子 


 次は、寺田十三夫さんで「旅に出よう」(1972年、『信天翁(アホウドリ)』)。
 70年代は青春真っただ中、という方からのリクエスト。

 草野氏も知らなかったそうで、寺田十三夫さんはユーミンと同時期のデビュー。
 草野「1970年代なので、『ちょっぴりタイムマシン』というより『しっかりタイムマシン』という感じですが。とてもすてきな曲なのでかけてみようと思います」
 曲終わりで、「オレ、この曲かなり好きかも」と。
 間奏のギターソロもとても印象的な楽曲ですね。
 10月14日、学芸大学(東京)のライブハウス「MAPLEHOUSE」でライブがあるそうだ。

 そして、Cymbalsの「午前8時の脱走計画」(1999年、デビューシングル)。
 「おしゃれロック」特集のときにかけようかなと迷ったのが、このCymbalsだそうで、「古さを感じさせない曲が多い」。
 2003年に解散してしまったけれど、ボーカルは「今も活躍されている土岐麻子さん」。
 「興味をもたれた方は、ほかの曲も掘ってみてください」


 そして最後に、このコーナーへのメッセージを紹介。
 最初の方は、ここで聴いた陣内大蔵さんの「新しい風」(ココです)にすっかりはまって(「今の自分の背中を押してくれるような曲」と)、陣内さんのチャーチコンサートにも参加されたそうだ。
 そこで聴いた「深呼吸」「僕は風 君は空」もすばらしくて、いつかまた「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナーで・・・と。
 草野「『深呼吸』は昔、メントスのCM曲にも使われていて、すばらしい曲」

 陣内大蔵 - 深呼吸

 ああ、とても懐かしい。

 そして、「sepa」がかっこよかった!というメッセージ(ココです)。
 今年の「ロックのほそ道」(ココです)に出演したthe peggiesのスタッフの中にsepaのメンバーがいたそうで、
 「かけてくれてありがとうございます」「いいバンドだったのにね」なんて会話も交わされたとか。
 草野「バンドはタイミングや運もあるけれど、sepaはもっと注目されてもいいバンドだったと思います!」

 13歳のリスナーからのメッセージ!!
 草野「13歳! 多感な13歳の人も聴いてくれていると思うと、非常に身が引き締まります。自分が13歳の頃に聴いた曲というのはしっかり脳に焼きついていますからね」
 13歳メッセージは「自分が生まれる前の曲を聴いて、今の曲とは異なる曲調をおもしろい」と。

 「最後は、『オレのタイムマシンナンバーも聴いてくれ!』ということで」、最後のコーナーへ。
 草野「今日は聴きやすい曲が多かったので、最後はエグイ曲で」
 ということで、0.8秒と衝撃。の「町蔵・町子・破壊」(2011年、2nd EPシングル」)。
 「攻撃的なロック」
 「刺激的な歌詞をオーバードライブさせたサウンドにのせる」
 「サディスティックな感じは、ハードコアなセルジュ・ゲンズブール & ジェーン・バーキン?」
 「田口トモロヲさんのバンド、ばちかぶりに近い?」
 と幾重にも言葉を重ねるが、「説明が難しい」と。
 草野「オレも元気なときにしか聴けない。スピッツ仕切りのイベントに出てもらいたいと思っていたけど、スピッツファンはひいちゃうかな・・・と迷っているうちに去年解散してしまった」
 私にとっては、EP『いなり寿司ガールの涙』の「CraZy,Faster,CraZy」のほうがずっと聴きやすかったんですけど。

 0.8秒と衝撃。「CraZy,Faster,CraZy」PV


 「ちょっぴりタイムマシーン」リクエスト特集は、ぜひまたやってみたい、と。
 草野「興味深い曲ばかりで
選ぶのが大変でした。寺田十三夫さんのように知らなかったアーティストも教えていただいたり」

 そして来週の予告。
 来週は「ポール・ロジャースで漫遊記」。おお!
 彼にとって、イギー・ポップ、ロニー・ジェイムズ・ディオ、デビッド・ボウイらと並んで尊敬するボーカリスト、ポールロジャースの特集!
 60年代から活動し、今もバリバリ現役の偉大なUKロックシンガー。
 彼が憧れのボーカリストの名前をあげたり、語ったりするときにはいつも、「ああ、そんなボーカリストになりたかったのね」と、こちらは勝手に感慨深くなる。
 来週が楽しみです。 


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