隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

とんこつラーメンみたいな・・・メタルナンバーで漫遊記

2025年03月15日 22時35分45秒 | スピッツ

2025.03.09
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「3月に2週目ということで、確定申告の時期なのかな? みなさん、確定申告はすみましたか?」
 (ハイ、どうにか終えました)
 「確定申告って、学校で詳しく習ったりとかなかったですよね? 今はどうなんだろう」
 学問とは、直接実生活で役立つ知識ばかりを学ぶものではない、ということはわかる。「この方程式、実生活で生きていくうえでどんなことに役立つんだろう」と思いがちだけど、「それこそが学問なんだ、ということはよくわかる」。
 それでも「納税とかの詳しい知識は教えておいて欲しかったとも思うんだよね」。
 (同感です。)
 中学生くらいで、実際の確定申告のシミュレーションみたいなこと。「誰が教えるのか、という問題とかもあるだろうけど」
 草野くん、初めて確定申告したとき、すごく大変だったとか。数字に弱いそうです。
 (金額の差はあっても、私も大変だったなあ・・・)
 会社勤めの人は違うけど、「バンドマンって個人事業主ですので」。


 今日は、【ついつい聴いちゃうメタルナンバーで漫遊記】
 「ロック大陸らしいテーマですが、草野の独断、独りよがりなセレクトで、少しマニアックなメタル曲特集になります」。
 おもに、「80年代の、なぜか気がつくと最近も聴いちゃってるんだよなあ、というメタルナンバーを一緒に聴いてください」。
 昔はまった曲というより「今も無性に聴きたくなる、ついつい聴いちゃう、オレにとってのとんこつラーメンみたいな」曲たちだそうです。


 オンエアリスト
 01 りありてぃ(スピッツ)
 02 Stand Up & Shout(DIO)
 03 Tired of Me(Accept)
 04 Ashes to Ashes(Limelight)
 05 Moon Magic(Witchfynde)
 06 Join the Legion(Cirith Ungol)
 07 Any Means Necessary(HammerFall)
 08 手切れ金(大友裕子)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「りありてぃ」(2013年、14thアルバム『小さな生き物』)。
 今日はラウドめな曲が多いので、「スピッツ曲もややラウドめで揃えておきます」。
 (ライブで最高に盛り上がる! こうやってラジオから聴こえてきても、ワクワクしてきますね~。ギターもベースもドラムもカッコいいですね。で、弱気な歌詞も妙にはまる)

 最初の曲は、「80年代メタルナンバーの基本の一曲」、DIOの「Stand Up & Shout」(1983年、デビューアルバム『Holy Diver 炎の情念』)。
 DIOは「オレの中でメタルの基本」。
 この曲は「気合を入れたいとき(とかに聴きたい)。スピッツの楽屋でもよく流れています。スピッツメンバーもみんな好きなはず」。
 「ロニー・ジェイムス・ディオさんのしぼりだすようなボーカルは最高だし、ギターのヴィヴィアン・キャンベルさんのグチュグチュしたフレーズも味わい深いし、ジミー・ベインさんのぶっといベースも刺激的で、ドラムのヴィニー・アピスさんのむりやりなおかずなどで、気持ちがメチャメチャ上がりますね」。
 「80年代のメタルを聴こうとするなら、まずはこれかな」
Dio - Holy Diver (Official Music Video) [HD]

 次は、「ドイツのヘビメタバンド」、Acceptの「Tired of Me」(1979年、デビューアルバム『Accept 殺戮のチェーンソー』)。
 Acceptというと、「ボーカル、ウド・ダークシュナイダーさんのハイトーンのイメージが強いバンド」だが、「デビュー当時はシャウトせずに普通のおっさんぽい地声で歌っていて」、草野くんはその「おっさんぽい地声が好き」。
 「Tired of Me」も出だしこそシャウトしているが、「それ以外は基本、おっさん声です」。
 (さすが、いつもついつい聴いちゃう曲だけあって、どの曲のコメントも具体的で唯一無二な感じ。おっさん声、わかる)
 アルバムの邦題の『殺戮のチェーンソー』、レコジャケでは黒スーツの女性がチェーンソーを持っているので、「そこから単純につけたのかな」。
  

 次の曲は、「イギリスのバンド」、Limelightの「Ashes to Ashes」(1982年、2ndシングル/1984年、デビューアルバム『Limelight』のリイシュー盤にボーナストラックとして収録』)。
 「なかなかにメロディアスないい曲」で、「UFOの『Doctor Doctor』という曲に雰囲気がそっくりで、これ、間違いなく、意識して作ったんじゃないかな」。(ZO-3で両方の曲を)
UFO - Doctor Doctor (Live 1986)
 「コード進行も結構近い。でも70年代の『Doctor Doctor』をちゃんと80年代にアップデートしてて、さらにわかりやすいメランコリックな感じになってて、むしろこっちの曲のほうがクセになってしまう」という草野くんの状況。

 そして次は、「サタニックメタルの草分け的バンド」、Witchfyndeの「Moon Magic」(1980年、2ndアルバム『Stage Fright』)。
 イギリスのバンドで、「もともとはブラック・サバスの流れの上にあるバンドなのかな」。
 バンド名のWitchfyndeの意味は「魔女狩り」なので、本人たちは「サバス直系の、ちょっとダークでオカルト風味なバンド」のつもりだったと思われる。しかし、「曲はメロディアスでポップで、おどろおどろしさが皆無なので、ジャケの黒魔術っぽさに引っ張られると、裏切られるバンド」。
 でも「せつないメロディーがクセになる。メタルのバンドにしては、ちょっと演奏がバタバタしていて、ぶっちゃけちょっと下手なのがさらに哀愁を醸し出している」。
 曲終わりで、「ホントは激しい曲やりたいけど、なんかメロディアスなのやっちゃいがちなのは、スピッツにちょっと近いもの、感じてしまうかも」。


 メッセージコーナー。

 「スピッツと同じくらいTHE BOOMも大好きな」リスナーさん。この間の放送(ココ)で思い出話が聴けてよかった、と。
 宮沢さんは亀田誠治さんの番組にゲストで出演した際に、ホコ天時代に発電機が壊れてスピッツに借りた話をしていたそうだ。
 ところが草野くんは「まったく覚えてないんだよね。田村とかが窓口になってたのかな(笑)」。
 当時は自前で発電機を持ち込んで、アンプとかPAとかつないで電源をとっていた。
 楽器屋さんで発電機を借りると結構高かった。で、田村くんと電話帳で調べて、多摩地区の農機具のお店から格安で借りた思い出。
 「結構忘れてることもあるんだな、オレ一人だと」と草野くん。
 メジャーになってから親しくなったと思っていたTHE FUSEとは、データを見たら実はインディーズの頃「メチャメチャ対バンしていた」ことがわかったそうだ。
 THE BOOMはデビューが早かったので、「宮沢くんがラジオの番組に何度も呼んでくれてありがたかった」。
 ゲストやスピッツメンバーとともに思い出を振り返る機会も作れたら、と。

 十勝の柳月のお菓子を手に入れたリスナーさん。
 包装紙に書かれた住所が「なつぞら1-1」になっていて驚いたそうだ。調べてみたら、2022年に新しくなった住所だとか。「マサムネさんはご存じでしたか?」
 「知らなかった、これ。すごい!」
 音更町の道の駅「おとふけ」にドラマのロケのセットを作ったことに由来する、とのこと。
 草野くんはこの道の駅には行ったことがあるそうだけど、そのときはまだ「なつぞら」という地名ではなかった。
 「ぜひまた行ってみたいと思います! 楽しい情報、ありがとうございました」



 そして、「アメリカのバンド」、Cirith Ungolの「Join the Legion」(1991年、4thアルバム『Paradise Lost』)。
 ずっと「シリス・ウンゴル」と呼んでいたけれど、「キリス・ウンゴルが正しいのかな?」と。
 カリフォルニア出身なのに、80年代の華やかなLAメタルブームに合わせることなく、ダークな世界を貫いたバンド。
 昔、伊藤政則さんがよく話題に出されていて、「気になって聴くようになった」。
 歌がぎこちなくて、曲もなんとなく回りくどい感じのものが多くて、大きな人気は得られなかったが、「でもこのへたうまボーカルがとてもクセになる。でもギターはメチャクチャうまいです」。
 去年まで現役で活動していたが、年末でツアーから引退した。
 そして草野くんは「個人的にレコジャケが好き」。「ダークファンタジーな世界をリアルなタッチで描いたようなイラスト」はアメリカの画家マイケル・ムーアコックさんの作品。「ロード・オブ・ザ・リングやドラクエの世界をダークにリアルに描いた感じ。日本で言うと石原豪人の世界に近いかな」。
 「レコジャケだけでもコンプリートしたいバンド」
 左が1stアルバム、右が4thアルバム。
   

 最後の曲は、「今世紀のバンド」、HammerFallの「Any Means Necessary」(2009年、7thアルバム『No Sacrifice, No Victory』)。
 スェーデンのバンドで、「WBCでかけたいバンド」特集(ココ)で別の曲を流したことあり。
 今日の曲をZO-3で弾いたあとで、「コブシを振り上げて歌うような力強い曲」。
 リズムは「ロック大陸的に言うところのお馬さんリズム」。
 タイトルの意味は「どんな手を使ってでも」。「どんな手を使ってでもお前を倒してやる!」というメタル的な歌詞。
 (ちょっと体の中に力が湧いてくる。今の私にはありがたいかもなあ)
 曲終わりで、「カップリングでは『マイ・シャローナ』のカバーをしていたり、ちょっとお茶目なところもあるバンドです」と。


 特集の最後に。
 「わりとダークなメタル特集になってしまいました。ワタクシは基本、70年代のロックが好みなんだけど、80年代以降のメタルも好きな曲が多いので、今後もたまにこういうメタルの特集があると思いますが、得意じゃない人も、こらえてお付き合いいただきたいです」
 (いやいや、こういう特集を聴いていると、スピッツのこれからにもっともっと期待できそうで、嬉しくなる)


 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、大友裕子さんの「手切れ金」(1979年2ndシングル/作詞作曲:大友裕子、編曲:船山基紀)。
 (イントロは、懐かしいなあ、「月に帰る」?)
 大友裕子さんは、ポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)出身のシンガーソングライター。
 1978年のデビュー曲「傷心」が結構有名。「歌い方にメチャメチャ、インパクトがあります。魂のエキスを絞り出すような歌唱・・・というのかな」。
 「最近こういう歌う方する人いないなあ、ハスキーなんだけど、GLIM SPANKYの松尾さんとも違う。こんな歌い方でツアーすると喉が壊れるんじゃないかなあ」
 のちに葛城ユキさんが歌って大ヒットした「ボヘミアン」ももともとは大友さんのレパートリー。
 今夜の曲は、そのどちらでもなく、よりロックな曲。
 (懐かしい声! 「傷心」を聴いたときは、この若さでこれ?と思って度肝を抜かれた)


 そして来週は、「田中星児で漫遊記」。
 田中星児さんは、「われわれ世代にはメチャメチャ有名な方で、『おかあさんといっしょ』の初代おにいさん。チョコボールの主題歌での有名な・・・、国民的シンガー」。
 リアルタイムでは健康優良児的なイメージだったけど、「意外とロックな人なのかも」と最近思うようになったそうです。
 「再評価、というとおこがましいですが、サブスクなどで聴いてはまってしまって、ちょっとブームが来ちゃっています」
 (え、すごい楽しみです)

 そして、リクエストは「あなたがファッションで影響されたアーティスト」!
 たとえば、「ラモーンズの影響で革ジャン着てましたー!」「ボニーピンクに影響されて髪をピンクにしました」「好きなメロコアのミュージシャンが着てた裏原宿系のたっかい服買いました」などなど。

 「草野さん、ケチャップはどこのメーカーのが美味しいですか」



 
 今回は無理かと思ったけど、今日アップできた。

 なかなか困難なときもあるから、力まずにやろう、あくまで私のための記録で、意味のない継続という気がしないでもないし(-_-;)。
 春は近いのか、まだまだなのか。
 季節の春がそのまま誰かの春になるわけでもないんだな。


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