2025.03.16
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM
「3月に3週目ということですが、さて、いきなりどうでもいい話しから入りましょうかね」
と言いつつ、「私、実はハンバーガーがすごい好きなんですよ」。
アメリカでレコーディングした際に食べたハンバーガーは、「玉ねぎを焼くか、生のままか」選べた。
「アメリカではそういう店が多いのかなあ」。何店舗か行ったけれど、どこもチョイスできた気がする。
草野くんは体質的に生の玉ねぎは食べられない、「胃が痛くなるんですよ」。
焼いてもらったら、玉ねぎの甘みとパテの塩味が絶妙だった。
で、日本のハンバーガー屋さんで玉ねぎを焼いてくれるところ、と検索してみたら、なかなか見つからなくて、「情報ある方、教えてほしいな」。
「自分で作れば~とツッコまれそうですが、ハンバーガーは美味しく作るの以外に大変なのよ。お店で食べたいんですよね」と。
そして来週は、ワンアーティスト特集、【田中星児で漫遊記】。
田中星児さんは、「われわれ世代にはメチャメチャ有名な方で、NHKの『おかあさんといっしょ』の初代おにいさん。チョコボールの主題歌での有名な・・・、国民的シンガー」。
リアルタイムでは健康優良児的なイメージだったし、「さらに言っちゃえば人畜無害な歌手の方」。
でも「意外とロックな人なのかも」と最近思うようになったそうです。
「再評価、というとおこがましいですが、サブスクなどで聴いてはまってしまって、ちょっとブームが来ています」
歌い方が素直、というところには「ワタクシも親近感を感じております」。
オンエアリスト
01 チェリー(スピッツ)
02 ビューティフル サンデー(田中星児)
03 サタデーナイト(田中星児)
04 オートバイ野郎(田中星児)
05 いじわる猫(田中星児 feat. 頭脳警察)
06 Hotel California(田中星児・水越恵子)
07 愛の願い(田中星児)
08 コーナー(七尾旅人)
漫遊前の一曲は、スピッツで「チェリー」(1996年、13thシングル/1996年、7thアルバム『インディゴ地平線』)。
そろそろ桜の開花かな?ということで選曲。
(さっきのニュースでは、関東は今週末開花で、1週間程度で満開・・・とか)
最初の曲は、「田中星児さんと言えば、まずこの曲でしょうか」、「ビューティフル サンデー」(1976年、6thシングル「オー・マリヤーナ」のカップリング曲/オリジナルはイギリスのシンガーソングライター、ダニエル・ブーンの1972年のヒット曲)。
「この曲しかご存じないという方もいらっしゃるかも」と言いつつ、サビを歌ってみる。「すばー すばー すばらしいサンデー♪」の切り方に「こんなところで切っていいんだ~」という自由さを感じたとか。
田中星児さんの簡単なプロフィール
1947年9月、奈良県御所市生まれ。両親は音楽教師。
雷雨で停電し、ろうそくの中で産声をあげたそうで、そのとき雨上がりの夜空の星があまりにきれいだったということで「星児」と名付けられた。 「君の名前 つけた人は すごくセンスがいい♪」(「ナサケモノ」より)
幼少時から恵まれた音楽環境の中で過ごし、次第に歌手を志すようになる。「プレスリーのようにフルバンドで歌える」ということで、高校生の頃から、ラジオ・テレビのオーディションやコンテストに出場し、入賞、優勝を繰り返し、実力派として名前が知られる。
1970年、NHKの音楽番組の中のグループ、ヤング101に加入。1971年、NHK『おかあさんといっしょ』の初代うたのおにいさんに抜擢されて、お茶の間の人気者に。
「NHKの影響で健康優良児的なイメージになったんだな」と合点がいった草野氏。
その後、ドラマやCMでも活躍。
次は、「ベイ・シティ・ローラーズのカバー」、「サタデーナイト」(1976年、60~70年代の洋楽ポップスやロックのカバーアルバム『オー・マリヤーナ』/オリジナルは、1976年、Bay City Rollers「Saturday Night」)。
「サンデーのあとはサタデーかよ」とツッコみつつ・・・。
草野くんもつい最近までは、田中星児さんというと、先ほどの「ビューティフル サンデー」以外では、「ヤンチャリカ」「北風小僧の寒太郎」などの『おかあさんといっしょ』での楽曲しか知らなかった。
サブスクで聴くようになって「いろんな曲を歌ってらっしゃったんだな」と、この特集につながった。
次の曲は、「オートバイ野郎」(1973年、2ndシングル/作詞作曲:田中星児、ソフトロックなアレンジは高田弘(「ブルー・ライト・ヨコハマ」「喝采」などを手掛ける)。
これは田中星児さん作詞作曲の楽曲。
結構ロックなアレンジで、「最高な曲なんですよ。特に歌詞が・・・」。実はバイクも免許も持っていない男の妄想・・・というところが、「まさしく昭和の非リア充の歌で、いつかスピッツでカバーしてみたい」と。
そして次は、田中星児 feat. 頭脳警察の「いじわる猫」(1973年、文化庁芸術祭参加作品のアルバム『寺山修司イソップ物語』収録。/作詞:寺山修司、作曲:PANTA、演奏:頭脳警察)。
このアルバムは、「ちょっとミュージカル仕立てのアルバム」でさまざまなアーティストが参加、「なんとこの曲は田中さんと頭脳省察がコラボしている。名探偵コナンくんが墓場の鬼太郎とコラボしたような意外性ですが」。
「インドの楽器の演奏者も参加して、曲としてはサイケデリックな仕上がりになっていておもしろいです」
メッセージコーナー。
孫の名前がタイトルの歌作って!という以前のメッセージに「便乗して」(笑)。
「梢」という名前のリスナーさんはよく、「スピッツの曲になかったっけ?」と言われるそうです。「たぶん『楓』と勘違いされている・・・」。
「渚」「楓」「若葉」の仲間に「梢」が加わる日を!と。
「今までも人の名前の曲、多いもんね」と言って、「みなと、ほのほ・・・、ほのほちゃんはいないか~。はやて、つぐみ、てまり、もも、はるか。はるかちゃんって多いよね」。
「梢ね・・・、結構作れそうかも。梢に暮らす昆虫たちの物語みたいなの(笑)。いつか作ろうかな。ヒントをいただいたみたいな・・・」
そして、田中星児・水越恵子の「Hotel California」(1977年、アルバム『8時の空』/オリジナルは、Eaglesの大ヒット曲「Hotel California」/日本語詞:なかにし礼、編曲:馬飼野康二)。
田中星児さんが出演していたTBSの朝の情報番組『8時の空』、草野くんは学校に行く前に毎朝見ていた記憶があるそうだ。
その中に歌のコーナーがあり、「ビューティフル・サンデー」もそこから大ヒットした。水越けいこさんも出演していて、その印象も強い。「憧れのきれいなお姉さん」的イメージもあり、「めぐり逢いすれ違い」「ほほにキスして」などいい曲がたくさんある。番組内では二人のデュエット曲もあったとか。
この「Hotel California」カバーはデュエット曲ではなく、あくまで田中星児さんがメインで、バックで水越さんのコーラスが一瞬聴こえる。
訳詞を聴くと、「ああ、こういう曲だったんだとわかる」。そして、ギターソロは完コピで「聴きごたえがある。誰が演奏しているんだろうな」
最後の曲は、田中星児の「愛の願い」(1973年、4thシングル/オリジナルは、1966年、ミッシェル・ポルナレフ「Love Me Please Love Me」)。
ミッシェル・ポルナレフのヒット曲のカバー。これを聴くと、「田中星児さんの歌唱力のレベルの高さがわかります、スキルも表現力も。声のトーンや歌い方が誠実で、ミッシェル・ポルナレフバージョンとは違う切なさがある。真面目で正直すぎるがゆえにいつも損している人を思い浮かべて聴いてしまう」。
(曲自体もものすごくひさびさに聴く。のびやかな声が胸に残りますね。誠実・・・わかる気が)
特集の最後に。
今となっては「すごく不思議なポジションのシンガーの方だったんだな」。
歌謡曲でもないし、アニソンやCMの歌手というわけでもないし・・・、「というか、そこにおさまらないような方」。
なので「昭和世代が懐かしむだけではもったいない作品群」。でひサブスクで!と。
そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、七尾旅人さんの「コーナー」(1999年1stアルバム『雨に撃たえば...! disc2』)。
(イントロは、今回も懐かしい、「海とピンク」)
七尾旅人さんの「圏内の歌」をココでかけたことがある。
草野くんは、彼が「コーナー」で登場したときのインパクトの強さを覚えている。「またヤバいやつ出てきたな」
パッと聴くと何を言ってるかわかんないんだけど、ひっかる言葉がちりばめられていて、「そのへんが新しいと思いましたね」。
「もう26年前になるんだね、今聴いても全然色あせない」
(26年前・・・って、ついこの間みたいな気がします)
そして来週は、「さよならソングで漫遊記」。
年度末ということで、新しい生活に入る方も・・・。それに伴って、お別れの場面もあるのかな? 邦楽多め、だそうです。
リクエストは「あなたがファッションで影響されたアーティスト」!
たとえば、「ラモーンズの影響で革ジャン着てましたー!」「ボニーピンクに影響されて髪をピンクにしました」「好きなメロコアのミュージシャンが着てた裏原宿系のたっかい服買いました」などなど。
「草野さん、最近スマホ決済ばっかしで現金全然触ってないかも」
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