隠れ家-かけらの世界-

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きらびやかな華やかな音~12弦ギターで漫遊記

2024年06月24日 20時21分35秒 | スピッツ

2024.06.23
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「6月も最終週。運転中の方、お仕事中の方、暇こいている方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 そし今日は、【12弦ギターで漫遊記】
 ギターは基本6本だが、すべての弦が2本ずつ張ってあるのが12弦ギター。
 ここで、6本での「空も飛べるはず」と12本での「空も飛べるはず」のイントロを弾いてくれました。
 (こうやって聴くと、ああ、全然違う~。12弦ギターで聴き慣れちゃってるしね。ライブでは、ギタリスト2人が6弦ギターで弾いてるけど・・・ではなかったんですね。納得・・・)
 そういう12弦ギターで演奏されたロックナンバーで漫遊記!
 実際に12弦ギターを持ち込んでの収録だそうです。


 オンエア
 01 旅の途中(スピッツ)
 02 Ticket To Ride(The Beatles)
 03 So You Want to Be a Rock 'N' Roll Star(The Byrds)
 04 Tangerine(Led Zeppelin)
 05 Hotel Californi Apples(Pugwash)a(The Eagles)
 06 Shelter Song(Temples)
 07 Apples(Pugwash)
 08 グッバイ・ジュアナ(ヒッピー・ヒッピー・シェイクス)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「旅の途中」(2002年、10thアルバム『三日月ロック』)。
 「スピッツにも結構12弦ギターを使った曲あります。『スカーレット』もね」。
 「旅の途中」はこの番組では「初オンエアになります」。
 (今頭に浮かんだのは、「虹を越えて」とか「サンシャイン」かなあ)

 最初の曲は、「リッケンバッカーのあの音が気持ちいい」、The Beatlesの「Ticket To Ride 涙の乗車券」(1965年、9thシングル/5thアルバム『Help!』)。
 「12弦ギターを使ったロックナンバー」というと「ビートルズを思い浮かべる人が多いかな、と思いまして」、この曲をセレクト。
 (なんてチャーミングでキュートな曲と声)
 ジョージ・ハリソンのリッケンバッカーの12弦ギター!
 「リッケンバッカーの12弦ギターは音がキラキラしているので、12弦ギターの効果がしっかり生かされていますね」
  


 12弦ギターとは。
 複弦ギターのこと。
 「ちょっとうねっているような感じがする」
 マンドリンや大正琴も複弦楽器で、「普通のギターよりきらびやかな華やかな音が出ます」。
 ただ「歪ませたりチョーキングしたり・・・といういわゆるロックっぽい音には向いてなかったりする」ので、「アルペジオとかクリーンなカッティングでキラキラした音を聴かせたいときに使う」。
 普通の6弦ギターに比べて「チューニングがめんどくさいです」。(12本あるしね)


 次は、The Byrdsの「So You Want to Be a Rock 'N' Roll Star」(1967年、9thシングル/1967年、4thアルバム『Younger Than Yesterday』)。
 ビートルズと同じ時期に、アメリカで12弦ギターにはまったのが、The Byrdsのロジャー・マッギン。
 「12弦と言えばThe Byrdsでしょ、というロックファンも多いと思います。やっぱりリッケンバッカーのキラキラした音がきてます」
 (いかにも60年代・・・だなあ)


 草野氏の12弦ギター
 「ロビンソン」のヒット後、スピッツ内で「なんか楽器を買おう!」ということになり、そういえば12弦ギターがないなあ、ということで、「楽器屋さんで見つけたリッケンバッカーの12弦ギターを買いました」。
 それまでレコーディングで使うときには、レンタルしていた。
 初めて購入したリッケンバッカーの12弦ギターでコードを弾いたときにその音に感動して、「このギター弾いてたら無限に曲ができるかも~」と盛り上がったが、「それは思い込みだったんですけどね」。


 次は、Led Zeppelinの「Tangerine」(1970年、3rdアルバム『Led Zeppelin III』)。

 「ジミー・ペイジさんも12弦ギターをよく使ってらっしゃいます」
 ダブルネックのギブソンSGが有名だが、「アコギの12弦もよく使ってらっしゃって」。
 これはまさにそのアコギの12弦ギターの楽曲。
Led Zeppelin: Tangerine 5/24/1975 HD


 草野氏の12弦ギター
 リッケンバッカーの12弦ギターのあと、アコギもほしくなり、マーチンの12弦ギターを手に入れる。
 購入して25年くらいになるが、いまだにレコーディングなどで使用している。
 アコギの12弦ギターを手に入れたときも、「響きのきらびやかさ、響きの美しさに感動して盛り上がっちゃって、このときも無限に曲が作れるかも~!と思ったけど」、思い込みだったらしい。

 
 次は、The Eaglesの「Hotel California」(1976年、5thアルバム『Hotel California』)。
 長いのでどうしようかと迷ったそうだけど、「12弦ギターを効果的に使った曲として外せないな」と。
 エレキギターとアコギの両方の12弦ギターを使っているそうだが、「アコギのほうの印象が強いと思います」。
 (なんといっても、このイントロ。聴くたびに憂鬱な気持ちになって、それが麻薬です。アルバムの曲、全部好き)
 曲終わりで、「ロックの歴史を語るうえで外せない曲」と。


 メッセージコーナー。

 大学で物理学の研究をされている方から。
 バンドマン、歌手、作曲家、作詞家・・・いろいろな肩書きがあるけれど、「草野さんがいちばんしっくりくるものは? あるいは違和感があるものは?」。
 「基本的にオレは、バンドマン、と言うことが多いですね」
 歌も演奏も曲作りも「全部自己流なので、歌手とか作詞作曲家って、おこがましくて言いづらい」。
 そして「自称したくないのは、アーティストって言い方かな。自分のことをアーティストと言うのはすごい抵抗がある」。
 「出演アーティスト」とか「所属アーティスト」とか便利な言葉なので、よく使われるし、「自分以外の人のことを言うのはまだいいけれど」と。
 「アーティストって、意味合いがぼんやりしてるくせに、ご大層な印象があるんですよね」(なんだかよくわかる)
 「そもそも絵を描いたり彫刻を作ったりする人をアーティストっていうんじゃないの?と思ったりもするけど、今日本では、アーティストって音楽関係の人を指してるような感もあるよね」
 自分のことなら、「まだ歌手のほうがまだしっくりくるのかな」。
 昔、GO-BANG'Sの森若香織さんが自身のことを「ロック歌手」と言っていて、「それもすっとぼけてていいな」。

 学生さんから。
 (15歳だって! 15歳でこの番組をきいてメッセージ送るって・・・。そこに感動して反応してしまったワタクシです)
 すぐにお腹が空いて、「グ~」と鳴ってしまう悩み(そういえば、私もそうだったなあ)
 「15歳なら、お腹すくのは当たり前! しょうがないよ。若いから、ね」。
 草野くんも15歳の頃は、早弁用と昼用のお弁当を持って行って、「放課後は学食でうどん食ってましたね」。
 「恥ずかしがらずに早弁すりゃ~いいじゃん、って思っちゃうけどね」
 すごく親身になって、いろいろアドバイスしていた草野くんでした。


 ここからは今世紀に入ってからの曲で。

 次は、「2012年結成のイギリスのバンド」、Templesの「Shelter Song」(2012年、デビューシングル/2014年、1stアルバム『Sun Structures』)。
 エレキの12弦ギターを使っていて、「どうしても、ビートルズやバーズの世界になっちゃうみたいですね」。
 この曲は、12弦ギターの音が60年代後半のサイケデリックな雰囲気を醸し出す大事な要素になっている。
Temples - Shelter Song
 (時代を遡ってしまいそう・・・。気持ちのいい曲だなあ)

 最後は、「アイルランドのロックバンド」、Pugwashの「Apples」(2002年、2ndアルバム『Almanac』)。
 リーダーのThomas Walshさんは「アイルランドのジェフ・リン」と呼ばれているそうです。
 ジェフ・リンといえば、ELOなので、Thomas Walshさんは「ポップ職人的な、完成度の高い楽曲が売りの方なんでしょうね」。
 先ほどのTemplesとは異なり、「サイケ感というより、12弦ギターのポップなキラキラ効果がうまく作用した曲」。
 イヤホンやヘッドホンの左からずっと聴こえてくるのがこの曲の12弦ギター、と。
 曲終わりで、「ひょっとしたら、左チャンはエレキの12弦ギターだったけど、右チャンから聴こえてくるのがアコギの12弦かもしれないですね」と。


 特集の終わりに。

 スピッツで12弦ギターというと、「『空も飛べるはず』を浮かべてくれる人が多そうだけど」と言いつつ、演奏。
 レコーディングでは、「6弦ギターでオクターブ上のギターを重ねた気もする。12弦ギターでも弾いたんで、いろいろ重ねてあの音になっている・・・。純粋な12弦ギターの音ではないかもしれないですね」。
 (そうなんだ~)


 そして、今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、ヒッピー・ヒッピー・シェイクスの「グッバイ・ジュアナ」(1988年、2ndアルバム『ヒッピーズイン』/作詞作曲は小西康陽・高浪慶太郎のピチカート・ファイブ組、編曲は高浪慶太郎・長谷川智樹)。
 (イントロは、12弦ギターで「スカーレット」でしたね~。好きなスピッツ曲。当時は個人的に「チェリー」よりずっと盛り上がりました。今もそうかも)
 ここも、12弦ギターの曲で。
 ヒッピー・ヒッピー・シェイクスは、80年代に人気だった、ネオGS(グループサウンズのリバイバル)のバンド。
 草野くんが上京したころだそうです。
 ザ・ファントムギフト、コレクターズ、ザ・ストライクス、ワウワウ・ヒッピーズ などが人気で、ヒッピー・ヒッピー・シェイクスのその中の1つ。
 草野くんはザ・ファントムギフト、コレクターズのアルバムは持っていてよく聴いていたが、ヒッピー・ヒッピー・シェイクスは最近サブスクで見つけて、ちょっとはまって聴いていたそうです。
 この曲は「12弦ギターが切ない感じで入っています」。


 そして来週は、「サーフィンで漫遊記」。
 夏も近づいてきたので、「親父サーファーになった気分でサーフィンがらみの曲で漫遊しようか」。
 (それも肩の力が抜けて楽しそうです)

 「草野さん、近所のスーパーでパクチーが買えるようになりました」


         
                              


 『ダブルチート』最終回まで。
 これって、WOWOWとの共同制作?で、シーズン2はWOWOWで放送されるのかな。

 わかりやすくてスピーディーで、重すぎずに小気味よくて、仕事終わりに楽しませてくれました。
 向井理と荒川良々さんのコンビも熱すぎず、でもヘンにスマートで(笑)、好みです。

 相方が結構好みのB級ドラマ『JKBと六法全書』
 私は、最初はどうなの~とか言ってたけど、主人公のJKB(女子高生弁護士)がかわいくて、奇想天外も許される範囲で、最後まで楽しく見てしまいました・・・とさ。


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