隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ロックな気分じゃないときに、ジャズや映画音楽やデジロック!

2021年12月06日 20時47分32秒 | スピッツ

2021.12.05
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 12月も第2週。

 草野くんが着目したのは「忙しい日々の中での自分へのご褒美」という発言。
 草野「以前よくきいたけど、最近きかなくなった気がする」
 以前に、「自分へのご褒美に〇〇食べよう」とか言っていたら、「そういう言い方がイヤ、という人もいた。世の中にはストイックな方が多いのかも」と。
 その代わりになるいい表現はないかな、と思って、「ちょっと自虐的に『自分への甘やかし』ってのはどうでしょうかね」と。
 草野「昭和世代は『甘えんじゃねーよ』と言って育てられましたし、そろそろ自分を甘やかしてもいいんじゃないか」
 もっとドライに自分を客観視して、「自分から自分への報酬」とか。「こんだけ頑張ったんだから、報酬もらってもいいだろ!」
 草野くん的には「ご褒美でもいいのではないかと思いますけどね」。そして、この収録が終わったら「自分へのご褒美にモンブランを食べる!宣言」
 (かわいいもんです、こんなご褒美なら)

 今回は、【デジロック的なナンバーで漫遊記】。
 90年代の「エレクトロミュージックとロックの融合」。そのなかでロック寄りな音楽を「デジロック」と呼んでいた。
 「ヘアメタル」同様、あくまでも曖昧な概念なので、あえて「デジロック的なナンバー」ということです。
 「それ、デジロックじゃないでしょ!」というツッコミの可能性も示唆して「ご容赦ください」と。
 そして、番組では生ドラムにこだわっているけれど、「今日はほぼ打ち込みです」。
 (そうでしょうね~)


 オンエア曲

 01 いろは(スピッツ)
 02 Firestarter(The Prodigy)
 03 Setting Sun(The Chemical Brothers)
 04 Genius(Pitchshifter)
 05 Slash Dot Dash(Fatboy Slim)
 06 Yo! Future(Apollo 440)
 07 Sweet Lullaby(Deep Forest)
 08 KICK IT OUT(BOOM BOOM SATELLITES)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「いろは」(2000年、9thアルバム『ハヤブサ』 石田ショーキチ プロデュース)。
 スピッツの曲に「デジロック的なナンバーはほぼない」けれど、仮タイトルが「ピュンピュン」とか「ミョンミョン」だったこの曲は、「トランスミュージックなどで聴こえてくるピュンピュン、ミョンミョンという音を使いたくて」、家でYAMAHAのQY700というシーケンサーで作ったそうだ。
 (あとで聴けば聴くほど、好きになった楽曲の一つ。サウンド的にスピッツっぽさを感じなかったのには理由があったのね)
  
 これ、YAMAHAのQY700らしい。


 最初の曲は、The Prodigyの「Firestarter」(1997年、3rdアルバム『The Fat of the Land』)。
 草野くんにとって、「デジロックと言えばこのバンド」。ただし最初は、このアルバムのジャケットにつられてCDを購入したそうだ。
 
 シオマネキというカニらしい。
 草野「プロディジーの音楽にとてもあったジャケットだと思います。色味もビビッドだしね」
 当時この楽曲は、クラブだけではなく、ラジオやテレビのBGMなど、いろいろなところで流れていたとか。
 当時は、ハウス、トリップスホップ、トランス、ドラムンベース(drum and base)など、デジタルなダンスミュージックが盛り上がっていて、「バンド界隈でもそれらを取り入れ始めている人が多かった気がします」。
 普通にロックやっていたバンドが急にベクトルを変えたりして、「ああ、あのバンドもそっち行っちゃったんだね」とか。ちょっと残念だね、というような意味合いで会話に出ることが多かった・・・。
 草野くん自身はかっこいいなと思いつつ、ロック寄りの楽曲をおもに聴いていたので、「根っからのロックフリークだったんだな」。
 (ドラムンベースの代表的な楽曲をかつて聴かせてもらったことがあるけど、芯に響くドラムスのズンズンとスピードマックスな疾走感がカッコよくて、でも最後まで聴いて疲れた記憶あり。あれ、なんていう曲だったんだろう)

 次に紹介するのは、「The Prodigyとくれば、この人たち」、The Chemical Brothersの「Setting Sun」(1996年、4thシングル)。
 エレクトロ界隈でも、特にロックファンの受けがよかったバンド。
 (私でも知っているバンド)
 草野「打ち込みだけどアプローチはしっかりロックだったし、今でも人気のユニット」
 この曲は、オアシスのノエル・ギャラガーをフューチャーした楽曲。
 The Chemical Brothers - Setting Sun (Official Music Video)
 (歌詞を書いたノエル・ギャラガーは自分のライブでもこれをよく演奏している)

 次の曲は、Pitchshifterの「Genius」(1997年、5thシングル/1998年、4thアルバム『www.pitchshifter.com』に収録)。
 打ち込みなのに『BURRN!』などのメタルの専門誌で取り上げられたこともある、「今日紹介する中ではいちばんロック寄り」なバンド。
 「ギターの音がロックでカッコいい」ので、当時草野くん自身もはまって、「Pitchshifterっぽい曲を作ってみたりしたけれど、それはメンバーに聴かせる前にボツになっちゃった」と。「テープは残ってるんじゃないかな。どんな曲だったっけ?」
 Pitchshifter - Shutdown [Official Video]
 (うーむ、たしかにカッコいいですね)

 次は、Fatboy Slimの「Slash Dot Dash」(2004年、4thアルバム『Palookaville』)。
 彼の作品は「サンプリングのおもしろさ」。
 (よくわからないけれど、wikiには「過去の曲や音源の一部を流用し、再構築して新たな楽曲を製作する音楽製作法・表現技法のこと。または楽器音や自然の音をサンプラーで録音し、楽曲の中に組み入れることである」とあり)
 サンプリングは「本当にセンスが問われるので、カッコいい曲をするのはとても難しい」。その点、彼は「センスのカタマリ。一度聴いたら耳にこびりつく曲が多い」と。

 
 メッセージコーナー。

 10月の世界体操選手権で、日本人として67年ぶりに平均台で金メダルをとった芦川うらら選手。
 うららさんという名前、スピッツ「ロビンソン」の「ル~ララ~♪」に由来して「うらら」になったとか。
 (へ~、知らなかった。ココにありました!)
 草野くんは知っていたようで、「とてもありがたいことだけど、こういうのをきくと、絶対に悪いことできないなと身が引き締まりますね」。
 そして、「スピッツ関係者、これから絶対に応援しちゃいますよね」。次に放送される機会があったら「ぜひ拝見したい。がんばってください」と。


 次は、Apollo 440の「Yo! Future」(1999年、3rdアルバム『Gettin' High on Your Own Supply』)
 (あ、ここでドラムンベースが再登場だ!)
 90年代後半に流行ったドラムンベース。
 「ドンタ ドンタ ドカドカ ドンタ ドンタ」という「細かい、せわしないビートの音楽」。
 この曲は、「その雰囲気がよくわかるナンバーかな」。
 当時草野くんがはまっていた「太陽のしっぽ」というテレビゲームのBGMがドラムンベースだったそうで、「印象に残ってます。日本だと、H Jungle with T とかかな」。
 これ?
H Jungle with t / WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント
 Apollo 440は、ジェフ・ベック、布袋寅泰などロック界隈の人とのコラボもあるそうだ。

 最後は、Deep Forestの「Sweet Lullaby」(1992年、デビューアルバム『Deep Forest』)。
 草野「全然ロックじゃないけど、今日は激しめな曲が多かったので、ちょっと優しい曲を漫遊最後にもってきました」
 今回はイギリスのミュージシャンばかりだったが、こちらはフランスのエレクトロミュージックのユニット。
 90年代にラジオでもよく流れていて、「(タイトルどおり)子守歌みたいで癒されるなあと思って聴いていました」。
 南太平洋に住む少数民族の子守歌をサンプリングして作った楽曲。
 HONDA シビックのCMに使われていたそうです。
 草野くんはこれを聴くと、「死んだばあちゃんの顔が浮かぶんですよね」。


 そして特集の最後に。
 デジロックで「ロック寄りではない」バンドとして草野くんが聴いていたのは、アンダーワールド、スクエアプッシャー、エイフェックス・ツイン、ミュージック、クリスタル・メソッドなど。
 草野くんは、たま~に「今ロックじゃないんだよな~」という気分のときに、映画音楽やジャズやこのようなデジタルな音楽にいくことが多いそうだ。


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (イントロはわかりやすく、「ベビーフェイス」。タイトル、「バイバイ・ベビーフェイス」かと思ってしまった(-_-;))
 曲は、BOOM BOOM SATELLITESの「KICK IT OUT」(2006年、5thアルバム『ON』)。
 このコーナーもデジロックな楽曲で。
 1990年結成のBOOM BOOM SATELLITESは、メンバーの川島道行さんが2016年に亡くなって、活動は終わったけれど、「この曲は全然色褪せないで、今聴いても盛り上がる。タイトルのように魂を蹴り上げてくれるような曲」と。
 ドラムは打ち込みではなく、生ドラム。
 BOOM BOOM SATELLITES 『INTERGALACTIC-Full ver.-』
 (MVが好きでよく見ていたけれど、カッコよくておもしろくてワクワクするものばかり)


 そして来週は、【ほんわかクリームで漫遊記】。
 60年代、イギリスのレジェンドバンド、クリーム!!
 クリームというと、「クロスロード」のようなブルース寄りの曲がクローズアップされがちだけど、ブルースっぽくないほんわかした曲がいい!、「そういう曲のほうが、オレ、好みなんですよね」。
 来週は、そんなちょっとサイケなほんわかしたクリームの曲をセレクトしてくれる。
 (いやあ、もう、今から楽しみ~)


 そして、「草野さん、ダウンジャケットっていうのは、薄着の上に着るんですよ」
 (年を考えずに、半袖Tシャツの上に着て真冬の外を歩きたいと毎年思うけど、なかなか難しい。今年こそチャレンジしてみるか?)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晩秋のひとりごと。 | トップ | 早朝のベンチで »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。