2023.11.12
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM
11月ももう2週目・・・ということで、「プロ野球のシーズンも終わりまして」。
だけど、プロ野球の話題からか?
千葉ロッテマリーンズの本拠地「千葉マリンスタジアム」で長くアナウンスを担当されていた谷保恵美が今シーズンで引退された。
谷保さんは、「パリーグファンの間では知られていた方で」、草野くんも千葉マリンスタジアムにはよく行ったのでおなじみの声。
選手紹介を真似しながら、「語尾を伸ばす感じが独特なんですよね」。
そこで、自分が選手だったら、バンドのメンバーがそうだったら、を想定して、「どんな感じだったのかな」と想像したりして、楽しんでいたそうだ。
「スピッツ~、ボーカル~、草野マサムネ~」と高音の声色で言って、「草野マサムネって今ひとつの名前だな。最後が伸ばせる名前っがいいのでは?」ということで、「スピッツ~、ドラム~、崎山たつお~」がいちばんイメージできるな、「いいなあ、﨑ちゃん」と勝手に思っていたとか。
谷保さんは、33年にわたって2100試合のアナウンスをされたそうです。「オレの一パリーグファンとしてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました」
そして今回の特集は、【ヘヴンなタイトルの曲で漫遊記】です。
ロックの国、アメリカやイギリスはキリスト教徒が多いこともあってか、「heaven 天国」をうたった曲が結構ある。そこで、「heaven」というワードがタイトルに入ったナンバーを草野くんのプレイリストからセレクトしてくれるそうです。
セットリスト
01 ハニーハニー(スピッツ)
02 Monkey Gone to Heaven(The Pixies)
03 Where I Find My Heaven(Gigolo Aunts)
04 Heaven Sent(INXS)
05 Heaven(Bryan Adams)
06 Heaven Knows I'm Miserable Now(The Smiths)
07 No Laughing In Heaven(Gillan)
08 不思議なパワー(THE BOOM)
漫遊前の1曲は、スピッツで「ハニーハニー」(1992年、3rdアルバム『惑星のかけら』)。
すっぴつ曲には、タイトルに「天国」や「ヘヴン」が入った曲は「ないと思うので」、歌詞に「天国」が入った曲を・・・。
(私もないと思うけど・・・。かわいくて、ちょっと妖しい、スピッツらしい一曲。大好き! サウンドもポップで弾んで、で、かわいくて妖しい)
最初の曲は、「1980年代後半から活躍する」、The Pixiesの「Monkey Gone to Heaven」(1989年、2ndアルバム『 Doolittle』)。
この番組では、ココで特集。
アメリカのオルタナティブロックのバンドで、「個人的にすごく好きなバンドです」。
この曲も「Pixiesらしいシュールな歌詞で」、ニューヨークとニュージャージーからヘドロが流れて、このサルは「天国に行っちゃった」という・・・。「部分的には環境問題を扱っている? でも全体的には意味がわかんない。でも、ロックの歌詞は、そういうのがよかったりするんですけどね」と。
さて、歌詞の「天国」で、最初に浮かぶのは、レッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven 天国への階」かな、と草野くん。
(はい、やっぱりそうですね)
バックに流れるアルペジオ・・・、「中学生のころ、結構練習したよね、このアルペジオ」。
今回のテーマで、この曲は最初に思い浮かんだが、「やっぱり8分越えの曲というこの曲を流すと、2、3曲流せなくなる」ということで、「かなり悩んだ末に断念しました。はい・・・、ご了承ください」。とのことです。
次は、Gigolo Auntsの「Where I Find My Heaven」(1993年、4thアルバム『Flippin' Out 』)。
「スピッツっぽいバンドの特集(コチラ)で取り上げたことがある、アメリカのギターポップのバンド。
「目指しているところはスピッツに近いのかな」ということで、90年代に「勝手にシンパシーを抱いていた」と草野くん。
歌詞はよくわからないけれど、「日本で言う、サザエさん症候群的なことを歌っているのかな? 違ったらゴメンってことですけど」と。
(心地よいサウンド。あの特集以来、ときどき聴いている。気持ちいい。懐かしさもあり)
(下は、個人的に好きなジャケットです。)
歌詞の内容は、「あなたは天から与えられたすばらしい人だ」というような、「恋愛対象を称える内容」。
そして、次の曲は、INXSの「Heaven Sent」(1992年、8thアルバム『Welcome to Wherever You Are』)。
INXSは、「80年代に大人気だったオーストラリアのバンド」。
「ワタクシ、80年代は、売れてる音楽、だいたいにがてだったんすけど、INXSは好きだった。なんか、わかりやすくアグレッシブだったし、ボーカルのマイケル・ハッチェンスさん、ワイルドでちょっとかっこよかったですしね」と。
この曲の収録アルバムは、「田村が好きで、部屋でよくかかってた記憶がありますね」。
(ココのオーストラリアのバンド特集で取り上げられていますね。)
たしかにワイルドでカッコいい!
INXS - Never Tear Us Apart (The In Between Edit)
次は、Bryan Adamsの「Heaven」((1984年、4thアルバム『Reckless』)。
今日選曲された曲の中では、「最も肯定的にheavenという言葉をとらえている曲」。
「君といるだけで、天国にいるみたいだよ~」というような、「ベタベタのラブソング」。
80年代が苦手の草野くんにとって、「その中でもブライアン・アダムさんは許せるアーティスト。許せるって言うと上から目線ですけどね」(笑)。
「今年初めて来日公演を武道館で拝見しましたけど、すばらしかったです。還暦くらいかと思うが、若々しくて圧倒されましたね。ブライアン・アダムさんが頑張っている間は、オレもがんばろうと思いました」
(個人的に80年代はあわただしくてじっくり音楽に浸れないことも多かったけど、Bryan Adamsはもう大好きです。カッコいいです! 一度だけ90年代にライブに行ったきりでビデオとかたくさん見たけど、2000年以降忘れていて(-_-;)、この番組で草野くんがたくさんかけてくれて、また聴くようになりました。ビジュアル的にも、永遠にステキです。タイトルに「Heaven」で思い浮かべたのは、ツェッペリンとこの曲だけでした)
メッセージコーナー。
初対面で意気投合した相手と、名前もきかずに別れてしまって後悔しているリスナーさんから。
「草野さんは、同性異性かかわらず、相手の連絡先を気軽にきけるタイプ?」と。
「若いころは気軽に連絡交換していた」という草野くん。でも今は、「仕事柄、なかなか難しい」。
90年代に旅行先で意気投合した人と連絡先を交換したが、その後「周りにスピッツファンがたくさんいてみんな会いたいって言ってる」というような電話がかかってきてしまい、それからは「かなり親しくなった人でないと連絡先交換はしなくなっちゃったかなあ。ちょっと残念ではあるんですけど、でもしょうがないよね」と。
そのリスナーさんへは、「また縁があれば巡り合えるかもしれないし。今後もすてきな出会いがあることを祈っています」。
次は、「ロック大陸ではおなじみのバンド」、The Smithの「Heaven Knows I'm Miserable Now」(1984年、4thシングル/1984年、コンピレーションアルバム『Hatful of Hollow』に収録)。
ココで、特集も。(この特集、すごくすきでした)
「不景気だったころのイギリスのインディーズ上がりの皮肉に満ちた歌詞」が特徴。
この曲もご多分に洩れず、「無職だったころは幸せだったけど、就職した今のほうがいろいろあって辛いわ、マジで」みたいな、いかにもスミスっぽいリアリズムな歌詞をすごく美しいバンドサウンドに乗せて歌う、という「いかにもスミス!という曲」。
そして、「ジョニー・マーさんのギターの魅力がわかりやすい曲でもあります」と。
(なかなか難しい事情を抱えたバンドではあったけど、4枚のオリジナルアルバムは今でも大事にしている)
最後は、Gillanの「No Laughing In Heaven」(1981年、4thアルバムFuture Shock』)。
元Deep Purpleのボーカル、イアン・ギランのバンド。
彼も「ロック大陸ではおなじみの人で、特集もしました」(ココ)
Gillanはハードロックのバンドだが、「スミスとそれほど遠くない世界観で、とっても皮肉っぽい歌詞。こういうのはイギリス人の傾向なのかな?という気もしますが」。
歌詞の内容は、地獄には行きたくはないと悪人が悔い改めて天国に行ったら、そこは「no laughing、笑いのない世界」で、天国こそが「自分にとってはまさに地獄のような場所だった」という、「ちょっと考えさせられる内容」。
Aメロが演劇のセリフっぽくて、「そういうギランさんの歌もいい」し、草野くんが好きなギタリスト、「バーニー・トーメさんのプレイも最高です」。
(このサビがなぜか頭に残っている。なんでだろう)
特集の最後に。
ほかにも、チープ・トリックの「Heaven Tonight」、ブラック・サバスの「Heaven and Hell」、ストーン・テンプル・パイロッツの「Heaven and Hot Rods」とかいろいろある。
「paradise」とか「Shangri-la」のような単語と同様に、「heavenは『すばらしい場所』の代名詞になっちゃってるのかな?」と。「あるいは逆説的に、ヤバそうな場所みたいに使われている感じですよね」と。
今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、THE BOOMの「不思議なパワー」(1989年、デビューアルバム『A PEACETIME BOOM』)
(イントロは、懐かしい「ニノウデの世界」でしょうか??)
邦楽で「天国」?というと、エレカシの「奴隷天国、聖子ちゃんの「天国のキッス」、UP-BEATの「キッス…いきなり天国」、原田知世さんの「天国に一番近い島」など、いろいろあるが、今日は「スピッツと同じ時期に、原宿の歩行者『天国』で演奏jしていたバンド」ということで、「BOOMの曲を選んでみました」。
若い人向けに「歩行者天国」の説明・・・。
ジュンスカ、THE FUSE、BAKUなどは、「そこから大人気になってデビュー」。
スピッツも4、5回そこで演奏したことがあったが、「あまり人気なかったんでやめちゃった」。
THE BOOMも同じころそこでライブをやっていて、「そこで宮沢くんと顔みしりになったりした」。
スピッツよりは人気あったけど、「ジュンスカとかに比べると、そこそこって感じかな?」。
この曲は当時も演奏していて、「すごい印象に残ってて、『風になりたい』とか世界的にヒットした『島唄』のような南国のテイストとは違う、普通のギターポップの曲です」。
今は、宮沢氷魚さんの父親としても知られている。
(この曲はとっても懐かしい。解散後、ソロ活動も休止したときいていたけど、活動を再開していたんですね)
来週の特集は、ワンアーティスト特集、「ジャニス・ジョプリンで漫遊記」です。
(うわ~。いよいよ・・・)
60年代のロックを聴こうかな、というときに、ジミヘンやドアーズとともに、「避けては通れないレジェンド中のレジェンドなロックシンガー」。「彼女のシャウトがその後のロックミュージックに与えた影響は非常に大きいと思います」と。
そして、「あくまで、草野が個人的に好きなナンバーで漫遊しようと思います」。
(非常に待ち遠しいです)
「草野さん、最近また、五本指ソックスが来てます」
今年も﨑ちゃんは、年末まで突っ走ります!
﨑山龍男が参加するイベント
☆オリに胸キュン3
2023年11月28日
会場: LOFT/PLUS ONE
時間: 開場 18:30/開演 19:30
出演: 小里誠/﨑山龍男(スピッツ)/クジヒロコ/ナガイケ・ジョー(Scoobie Do)/二位徳裕(CLUB Que)
司会:グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)/奥野真哉(ソウルフラワーユニオン)
詳細は、コチラ。
☆“KOGA COVER NIGHT 2023 -WHITE SIDE-”
オリオリシリーズ(cover)
出演日: 2023年12月30日
会場 : 下北沢CLUB Que
時間 : 開場 18:00/開演 18:30
出演 : 小里誠/﨑山龍男(スピッツ)/カトウタロウ/ナガイケジョー(Scoobie Do)/クジヒロコ/
西岡ヒデロー/Way Wave
詳細は、コチラ。
わかります。
残念でしたね。
あのイントロだけで、どこかに連れていかれる気分になります。
レッド・ツェッペリンは、ビートルズの座を危うくさせた怖い存在だったけど、惹かれる気持ちを自分でも無視できない、複雑な時代を思い出します。
「もう、ちょっと黙ってて」とは (笑)。