2016.4.1(金)
■ 「大事な樹だよ 切らないで♪」
桜の話題があちこちで聞かれる。
もともとここからの季節が好きだから桜ももちろん嫌いじゃないけれど、あんまり騒ぎすぎる世の風潮に、相変わらずのひねくれ根性が頭をもたげる。ああ、困った性格だ。
でも実は「嫌いじゃない」どころか「すごく好き」。あえて有名どころに行って喧騒の中を歩こうとはまったく思わないけれど、毎年好きな桜の木を眺めて、これからの季節への高ぶる思いを感じたりしている。
ところが、ばたばたとこの一年を過ごしている間に、私の住みかから最も近くにあって、最もなじみのあるン十年来の桜の木が無残なことになっていた。
いつ切ってしまったんだろう。
桜の木の寿命は数十年といわれているけれど、たぶんこの木はそこまではいっていない。斜面に立っているので、ひょっとして危険だと判断されたんだろうか。
いつだったか近くの小学校の教師が、こういう斜面の雑草を丹念に抜いていると斜面がもろくなって崩れることもある、と言ってたなあ。この斜面は半年に一度の草取りデーにはいつも鬱蒼と子どもの背丈くらいの雑草が生えていたものだけれど、みんなが協力して半年に一度の草取りを実施しているうちに、雑草はとんと生えなくなってしまった・・・。
これって、人間の努力のタマモノと思っていたけれど、そうではなかったのか。そのために立派な美しい桜の木が犠牲になった?
いやいや、これは私の想像の世界であって、事実はまだ確認していないのだけれど。
幹からは少しだけ枝が伸びていて、そこには細々と桜の花の蕾が揺れている。
スピッツの「甘ったれクリーチャー」は私にとって10本の指に入る spitz favorite songだけど、その中の歌詞、
「倒れそうな時も 心に立っていた
大事な樹だよ 切らないで」
まさしくあの桜の木だったなあ。
横の歩道橋を歩きながら桜を見上げて、「また好きな季節が来たぜ!」と心の中でつぶやいていた。気分がいいときも、少し落ち込み気味なときも・・・。
切られたことにも気づかなかったなんて、この一年、私はどこを見て歩いていたんだろう。
■ ロックロックこんにちは 20周年
発表がありました!
http://www.plumchowder.com/rockrock/20/
まだ日程と場所だけで、参加アーティストも内容も明らかにはされていないけれど。
どれか一日だけ、行ってみたいな。無理かなぁ。
■1966年生まれ 集合! 「ROOTS 66」
http://roots66.jp/
当日引換券が売り出されるらしい。
東京公演のライブレポと曲目の凄さは以下のとおり。
http://spice.eplus.jp/articles/47803
なんとなくバタバタしている間にこんなこともあったんだ~。
大阪公演にはゲストとしてエレカシも出るとか。
地元のみなさんがうらやましい・・・。
いろいろ書きたいこともあるので、よかったら、また遊びに来てください。
まだまだ先と思っていた「電力自由化」が始まり、「二人暮らしで結構省エネしているつもりなのに第3段階料金までいっているわが家はどーなの?」と思ったり、「丁寧な説明」なんかされないままに安保関連法が施行されたり(もともと、強行採決したあとで「丁寧に説明していく」ということからしておかしなことなんだけど)・・・。
もやもやした中で、母親は転院し、先が見えるような見えないような日々が重なり、それでも私は飯を食い、笑い、ときどき怒り、ドラマを見て泣き、不足気味ではあるけれどちゃんと深い睡眠を貪り、こうして生きて春を迎えた。
こんな愚かな私でも、さすがにいろいろ学ぶことの多い冬だった。
折れることもあるけれど、図太く暮らして、笑って次の季節を迎えたいもんだ。
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桜満開ですね。
ツアー決定のニュースも、かけらさんから知りました。
勤め帰りの電車の中で、思わず、ワッ!!と声を出してしまいました。
行けたらいいなぁ。
大事な樹だよ、切らないで。
この歌詞を聴くたびに、思い出すのは。
大島弓子さんの 裏庭の柵を越えて という作品です。
隣の家のおにぃちゃんが、これは手、これは足。と。
とても切ない気持ちになるのです。
おはようございます。
コメントありがとうございます。
大島弓子さんの作品、おぼろげながら私も思い出しました。
少女の夏休みにまつわるお話で、隣のお兄ちゃんとの思い出?
ああ、また読んでみたくなりました。
思い出させてくれてありがとうございます。
スピッツのツアー、そしてアルバムも楽しみですよね。
心の中の大事な樹ですね。
よかったら、また覗いてください。