2017.12.24(日)
小学3、4年生ごろの夏だったと思う。父の仕事関係仲間とそれぞれの家族も同行しての一泊旅行。総勢30名くらいの団体だったという記憶がある。
川遊びのときに、その家族の一員だった若い男性が執拗に私のあとをついてきて、浅い川にもぐって足を引っ張ろうとしたりする。まだ幼かったけれど、例えば学校でのドッジボールのときにちょっと気になる男の子から手痛い一撃を食らったりすると妙にうれしくなる・・・その程度の意識は理解できた年齢だ。
その男性の行為は子ども心にとても不快で、そのとき母に救いを求めたが、「あの人は〇〇さんのところの息子さんで・・・」と言ったあと、遊んでくれているのに失礼なことを言わないの、釘をさされた。
言ってはいけないこと。幼い私の中でそう思わせる出来事になったけれど、あの「不快な気持ち」は、その後もずっと私の記憶の中にあって、でも誰かに話したりすることはちょっと憚られた。
こんな私の小さな記憶とは全く異なるが、今#MeTooで語られていることは、これまで言えなかったこと、言ってはマズイと思わされていたこと、ひょっとして当たり前のことなのかと思おうとしていたこと・・・、そういう思いの叫びだとも言える。
セクハラ、パワハラには無関係のような男性でも、案外女性の気持ちってわかんないんだ、と思ったこともある。
表向きは「できる女性」「主張できる女性」のイメージで闘う日々を生きているように見えていた人が、実は満員電車内で痴漢の被害にあい、そのとき声を上げられなかった自分を数年間も責め続けていた、という事実に愕然としたこともある。
ただ、そんなことは今さらながらだけど、被害者は女性だけではなく、「言えない男性」のことも忘れたくない。セクハラだけではなくパワハラも含めて、孤軍奮闘しているのは男性も同じだ。「男だから」「男らしく」なんて死語かと思っていたけれど、ところがどっこい、しぶとく生き続けている。
仕事で知り合った若い男性に「あのあなたの上司の言動はどうなの?」と言葉を向けたとき、「いやあ、あれはボクがダメなだけで。向こうはボクのためを思って・・・」そう言っていたっけ。「あなたのための言葉だって本気で思ってる?」という問いかけに、彼はなんと答えたっけ? 数か月後、彼はそこをやめたけれど、原因はなんだったんだろうかと、ときどき考える。
「傷つけていたなんて知らなかった」「そんなつもりはなかった」・・・はないだろう。そんな曖昧なあやふやな行為や発言ではなかった、と思うけれど。
言えないことが言えるようになる、言える場所がある、というのは大きな救いだ。誰でも「弱い立場」に追い込まれることはあるのだから。
そして、その先にあるのは、自分が発した言葉や誰かに突き付けた行為を顧みる心か。時としてひとりよがりで、自分を正しいと思い込みがちな私は、どれくらい人を傷つけたり、追いつめたりしてきただろう。気づかないふりをしてきただろう。
そう考えると、#MeTooの活動は、なかなか深いものかもしれない。
「人にされたことは忘れないけれど、人にしたことは覚えていないもんだ」
今、これがとても怖い。
★ 草野マサムネの「ロック大陸漫遊記」★
クリスマス・イブに・・・という話題ではありましたが、こんなステキなニュースもきこえてきましたね(ここココ)。
http://www.tfm.co.jp/manyuki/
来年の日曜日です!
私自身は、彼が自分自身やスピッツではなく「ロック」を語るのをきくのが好きなので、とても楽しみ。
昔から、インタビューではなくラジオでのDJ、つまり一人語りのとき、草野マサムネという人は、緊張のせいなのか、ちょっとぶりっ子めいた口調(語弊があるかもしれないのですが適当な言葉が見つからないので)になることがあるのだが、50歳になった彼がどんな喋りをきかせてくれるか・・・。
★ ボーカリスト、草野マサムネ
ボイストレーナーのかたのブログのようです。なかなか興味深い?
http://dn-voice.info/voice/voice-commentary/spitz-kusanomasamune/
ここで、ひっそりと、
Merry Christmas!
クリスマスなんて!という方にも、今年はクリスマスどころじゃないぞ!という方にも、小声で。
さっき母には福山雅治のCDを届けました。
この時期、なかなか無防備に? 無邪気に「おめでとう!」なんて言えない年もありました。
今年はまあまあかな。
相方には、ちょっと高価なコインケースを(必需品で、もうだいぶ前に買ったものを大事に使っています)。
「何かほしいものは?」と一応きいてはくれたのですが、
「27日にスピッツのBDが届くから、今はほかにほしいものはない!」
と。ああ、なかなかいいやつではないですか、ワタシって(笑)。
クリスマスケーキは、友人が送ってくれたチョコのシフォンケーキ(コチラ)に大好きな生クリームを「たっぷり!」添えて!
とりあえず、ここを突破して、今年にバイバイしましょう。
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