隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「難しいんだよね~」~スライドギターのロックナンバー!

2023年03月07日 20時14分58秒 | スピッツ

2023.03.05
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 3月2週目!
 「運転中の方、お仕事中の方、暇こいている方・・・、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」で、始まり!

 そして、今日のテーマは、【スライドギターのロックナンバーで漫遊記】
 スライドバーという器具で音を出す奏法。。ガラスの瓶を使っていたこともあるので、「ボトルネック奏法」とも呼ばれている。
 この奏法を使ったロックナンバーで漫遊します!


 オンエア曲
 01 ハヤテ(スピッツ)

 02 Tears in My Eyes(Uriah Heep)
 03 El Becko(Jeff Beck)
 04 My Sweet Lord(George Harrison)
 05 Bad Bad Boy(Nazareth)
 06 Kickin' My Heart Around(The Black Crowes)
 07 Dark End of the Street(Ry Cooder)
 08 冬の稲妻(アリス)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「ハヤテ」(1996年、7thアルバム『インディゴ地平線』)。
 スピッツの曲にも「ちょいちょい」登場するスライドギター。「とくに笹路さん」プロデュースのころ。
 この曲のイントロの途中で登場するスライドギター、テツヤくんが「レコーディングでかなり苦戦していた」そうだ。
 (とてもきれいでおもしろいクセになるイントロ。ボーカルの声がきれいだなあ)

 最初の曲は、「ワタクシ、草野マサムネが大好きな」、Uriah Heepの「Tears in My Eyes」(1971年、3rdアルバム『Look At Yourself 対自核』)。
 スライドギターは、キーボーディストでもあるケン・ヘンズリーさんのプレイ。
 これは、「私が最初にスライドギターを意識した曲」。
 ZO-3で披露したあとで、「下手で申し訳ないんですけど」と。

 スライドギターについて。
 酒場などで瓶を使って演奏されていたのが最初、という説も。なので、「ブルースのギタリストは結構使っているイメージがある」。
 「先ほどの曲もブルースっぽかったけれど、そこからカントリーミュージックやハワイアンでも使われるようになったのかな」と。
 そういう奏法があると知った草野少年は、「オロナミンCの瓶で試してみた」。
 それをここでやってみようと「昨日オロナミンCを1本飲んだんですよ」。
 (今まで、ラジオでオロナミンCの瓶を使ったボトルネック奏法を試してみた人、いるのかな? 「なかなか難しいんですけど」と苦笑していたけど、音、きれいでしたよね)
 それでも10代のころの草野少年は、「手抜きをしているようで、スライドギターの音は好きではなかった」。
 ところが、レコーディングで笹路さんから「やってみて」と言われてチャレンジしたら、手抜きどころか、「難しいんですよね」。
 難しさを知ってからは、「すごいなあと思って、楽しんで聴くようになった」そうだ。

 次の曲は、Jeff Beckの「El Becko」(1980年、ソロ4thアルバム『There and Back』)。
 Jeff Beckさんは、ブルースからロックの世界へ、進化したギタープレイを聴かせてくれるギタリストの一人。
 「うますぎて、スライドギターなのかシンセなのか、わかんないくらい」と。「この曲では、1分13秒あたりから出てくるフレーズがスライドギター」と教えてくれた。
 (ホントだ、教えてくれなかったら、聞き流すところだった。それにしても気分が上がるなあ)
 草野「今年の1月に逝去されましたが、ロックファンとして、改めて、ありがとうございました、と申し上げたいです」
 (最近、そのあたりの年代のミュージシャンの悲しい知らせが多いなあ)

 次は、George Harrisonの「My Sweet Lord」(1970年、ソロ3rdアルバム『 All Things Must Pass』)。
 George Harrisonはあまり聴いていない草野くんでも知っている「超有名曲」!
 (ビートルズ解散後、最初にソロでリリースしたのが彼だったっけ? 大ヒット! 懐かしい! この曲が好きだった友達の顔を思い出す。へ~、ってな感じで聴いてた私ですけど)
 「ポップでメロディアスなスライドギターを弾かせたら、まずジョージでしょ」という感じだそうです。
 「ハヤテ」のスライドギターも、桑田佳祐、ミスチルの曲に入っているスライドギターの雰囲気も、「もとをただせばジョージなのかな?」。
 桑田さんの「波乗りジョニー」、ミスチルの「君がいた夏」、最近の曲では「箱庭」。ブルースやカントリーミュージックよりこういうポップでメロディアスなフレーズを弾くほうが「何倍も難しいと思うんですよね。ごまかしがきかないし」。

 次の曲は、「ブルージーでベタな感じのスライドギターが入ったハードロックのナンバー、Nazarethの「Bad Bad Boy」(1973年、3rdアルバム『Razamanaz』)。
 Nazarethは、前にココでかけている。
 強烈なシャウトボーカルのダンさんが目立っているNazarethだが、「ギターのマニーさんのプレイも渋い」。
 昔はスライドギターが多くてつまらないと思っていたが、「今は楽しく聴いている」。
 この曲のスライドギターのフレーズをちょこっと弾いて、「ふだん全然弾かないから難しいんですけどね」とちょっと言い訳。よけいな音をミュートさせるのが難しいんだそうです。


 メッセージコーナー

 京都・大阪から日本海側を走る「トワイライトエクスプレス瑞風」。
  https://www.twilightexpress-mizukaze.jp/
 (動画が気持ちよさそう。豪華列車にはとくに興味はないけれど、列車は大好き)
 「マサムネさんは、豪華列車に乗ったことがありますか」
 草野くんの子どものころは「ブルートレインブームがあったので、寝台列車にはすごい憧れがあった」。
 (ブルートレイン、たくさん走ってたよなあ)
 でも、「豪華じゃないやつでも、一度も寝台列車、乗ったことがないんですよね~」
 (それは残念。今はもうほとんどない・・・。)
 なかなか難しいだろうけど、「鹿児島から稚内まで走る豪華寝台列車があればいいのに」と。今はそれぞれエリアで違う会社だし、規格も異なるだろうから、「難しいんでしょうけど」。
 旅番組で、ベトナムの寝台バスを見たそうで、「それにも乗ってみたいかなあ」。日本は法律の関係で、バズのシートをフルフラットにできないんだそうです。

 今年の夏スイスの友達を訪ねることになっているリスナーさん、「草野さん、行ってみたい国がありますか?」
 「行ったことのない国はどこも行ってみたいし、リピートしたい国もあるけれど」の前置きで、「パッと浮かんだのはチリかな」。
 コロナ禍でGoogleのストリートビューで疑似旅行にはまっていた草野くん、チリの草原の道をまっすぐに走っていて、ポツンと建っていたステキなホテルを「見つけちゃった。ここに泊まりたいなあ」。
 ほかには見たいところがたくさんあるので、「チュニジア」。
 旅ができる日が続いてほしいですね、と。


 次は、The Black Crowesの「Kickin' My Heart Around」(1999年、5thアルバム『By Your Side』)。
 この曲は今日の曲の中では、わりと最近のもの。
 The Black Crowesはアトランタ出身の、ブルージーなサザンロック寄りなハードロックバンド。時代的には、「サウンドには、グランジを通過した派手さがある」。
 スピッツは当時、レコーディングの際のレファレンス音源として、音の参考にしていた。スライドギターはもちろんだが、「ドラムの音がメチャメチャ好き」。
 (いいなあ)
The Black Crowes - She Talks To Angels (Live In Atlanta, GA / 1991)
 (大好きな曲です)

 最後の曲は、「しっとりしたギターインストを」、Ry Cooderの「Dark End of the Street」(1972年、3rdアルバム『Boomer's Story 流れ物の物語』/オリジナルは、1967年、James Carr)。
 Ry Cooderさんは、ロックというより、ブルースやカントリーミュージックのカテゴリーで語られるギタリスト。喜納昌吉さんとセッションしたりして、日本でも有名な存在。
 草野くん自身はそれほど聴いてこなかったが、「スライドギターと言えば、この人なのかな」。
 「とても和むので、歯磨き前の方は寝ちゃわないように」
 曲終わりで、朝や昼に聴いているリスナーさんへの謝罪もありました(笑)。
 (ホントだ。心も体もユラユラしそう)
 曲終わりに、滑らかな音の流れであたかも人が歌っているように聞こえる効果、哀愁を感じる効果がスライドギターを普及させてきたのかな、ということが伝わるような演奏、と。


 特集の最後に。

 今回、オロナミンC以外に(笑)もちゃんとスライドギターを弾こうと思って楽器屋さんに行ったら、スライドバーの種類があまりに多くなっていて、「どれを買っていいか迷いました」。
 金属のスチールや真鍮以外に、ガラス製や陶器のものもあって、厚さや太さもいろいろだったそうです。酒瓶をカットして自分で作っている人もいるんだとか。
 草野くんは、無難な「スチール製の太めのもの」を購入したそうです。
 「スライドギターは弾けなくても、スライドバーのコレクションしている人、いるかもなあ」って。


 そして、今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、アリスの「冬の稲妻」(1977年、11thシングル)。

 (イントロは、「Na・de・Na・deボーイ」)
 ここもスライドギターつながえりで。曲は「全然埋もれてないかもしれないけど」と。
 この曲のスライドギターも、「ジョージ風のポップなアプローチ」。
 50代から60代前半くらいの方には「ドンピシャなナンバーでは?」
 昔、奥田民生+スピッツでこの曲をカバーしたが、「そのときはスライドギターはやってなかったかも。難しいからね」。
 草野「オレ、谷村新司さんの歌い方をまねるのが好きなんですけど、そのときは谷村新司さん役は民生さんに持っていかれた記憶があるな。オレは堀内孝雄さんっぽく優しく歌いました」
 (2002年8月の「ロックロックこんにちは」のアンコールで、そのほかに、リードボーカル民生さんで「ハチミツ」、リードボーカル草野くんで「すばらしい日々」、そして、PUFFYの「愛のしるし」も)
 そして、アリスも6月からツアーを始めるそうです。


 来週は、ワンアーティスト特集、「Sham 69で漫遊記」。
 70年代後半のUKパンクのムーブメントの後期に人気だったバンド。
 セックス・ピストルズや初期のクラッシュのようなわかりやすいパンクロックで、「オーディエンスとsing alongするパンクロックを定着させたバンド」。

 草野くん自身は「ブルーハーツっぽいバンドがイギリスにいたらしい」ということで後追いで聴き始めたそうです。
 お楽しみに!

 そして、「好きなキーボーディスト」へのリクエストを募集しています!

 「草野さん、もうサンダルがスタンバってます!」
 (え、早い・・・)


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