2025.01.05
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM
「新しい年が始まりました、2025年、巳年、ヘビ年。あけましておめでとうございます。また一年、『ロック大陸漫遊記』、よろしくお願いいたします」
「新年早々、お仕事の方、ご苦労さまです。運転中の方、安全運転でお願いします。暇こいてる方、どうぞ暇を満喫してください。いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけると幸いです」
(こちらこそ、今年もよろしくお願いします。)
そして今日は、【始まりの歌で漫遊記】。
「すべてのエリアで2025年新年の放送となる」ので、「はじまり、とか、スタート、という単語がタイトルに入っているナンバーをそろえて、邦楽洋楽混ぜ混ぜでお送りします」。
オンエアリスト
01 春の歌(スピッツ)
02 Starting Over(John Lennon)
03 始まりの朝(Official髭男dism)
04 Start Me Up(The Rolling Stones)
05 はじまりの国(People in the Box)
06 Start(Jun Sky Walker(s))
07 Start Again(Teenage Fanclub)
08 はじめての僕デス(宮本浩次)
漫遊前の1曲は、スピッツで「春の歌」(2005年、11thアルバム『スーベニア』/30thシングル)。
タイトルに「始まり」が入っている曲(「恋のはじまり」とかね)もあるが、あえて、「新春ということで」、この歌をセレクトしたそうです。
(前向きになれる曲! サウンドにも歌詞にも背中を押してもらえる))
最初の曲は、John Lennonの「Starting Over」(1980年、シングル)。
1980年の音楽シーンにカムバックを果たした、その楽曲。
(美しい言葉とメロディー。その後のことを思うと、悲しい気持ちで聴くことになってしまう)
子育てで活動を休止。そして5年半後に音楽活動を再開し、この曲が先行シングルで、全米・全英1位と大ヒット。
草野くんが洋楽にはまりだした頃にリリースされたレコードなので、「オレが洋楽初心者の頃に」、John Lennonは亡くなる。
「すごいショッキングな事件」だったが、クラスに洋楽を聴いている人はまだ少なかった。ところが、「担任の先生がビートルズファンで、ジョン・レノンさんの訃報について、その先生と語り合った記憶がある」。
歌詞はリスタートのラブソングで、「恋に落ちたときのときめきを取り戻して愛し合おうよ」と歌う。(その内容にも悲しさが見えてしまう)
次は、Official髭男dismの「始まりの朝」(2017年、3rdミニアルバム『レポート』)。
アルバムの1曲目で、「アルバムの幕開けにふさわしい高揚感にあふれる曲」と。
そして次は、The Rolling Stonesの「Start Me Up」(1980年、16thアルバム『Tattoo You 刺青の男』/今日は、2022年、Stephen Marcussenさんによる最新リマスターヴァージョンで)。
「ストーンズの中では結構有名な曲」(80年代に入っていたし、おお、ヒットしてるってちょっと驚いた記憶がある)
「Starting Over」同様、「ワタクシが洋楽を聴き始めた頃流行ってた曲」と。
草野少年は当時、「ローリング・ストーンズの曲は退屈に感じちゃって、あまり聴いていなかった」。
洋楽を聴いていた先輩から、「洋楽聴き始めたんだったら、ストーンズ、ちゃんと聴かなくちゃだめだよ」と言われていたが、「なんか退屈だな」と。でも年齢を重ねると、徐々にカッコよく聴こえるようになった。(なんか、わかる)「この曲も、そんな一曲」。
start upは車のエンジンをかけるという意味らしいから、このタイトルは「エンジンかけていこうぜ、みたいな感じでしょうか」。
「寒いときに聴けば、気合が入るかも、」と。
The Rolling Stones - Start Me Up (1981) (Official Video) (HQ)
Stephen Marcussenさんは、「スピッツも多くの作品をお願いしている方です」。
曲終わりで、「ストーンズ聴いてて思ったんだけど、チャーリー・ワッツさんのドラムにはまれるかどうか・・・っていうのはあるよね。ちょっと渋いから、中学生の頃は地味に感じて。でも年取ると、ストーンズのチャーリー・ワッツの独特のノリにはまっちゃうよね」と。
次の曲は、People in the Boxの「はじまりの国」(2007年、残響レコードからの1stアルバム『Frog Queen』)。
People in the Box、「個人的に大好きなバンドですが」(ホントに好きですよね~)、「この曲はピープルの曲の中でもベスト3に入るかな」。
「特に、波多野くんが弾くフェンダージャガーのちょっと歪ませたジャリッとした音が全然耳障りじゃなくて。さっきの髭ダンの歌詞を引用しちゃいますけど、まさにサイダーをグラスにそそいだときみたいに心地いいんですよね」
ヘッドホンで何回も繰り返して聴いていたそうです。
(ここでも何回も書いているけど、スピッツのイベントで聴いて以来、ファンになって、アルバムも全部聴いているバンド。歌詞にビックリする)
10年前のFM802の番組で流している(ココ)し、『ロク漫』でも(コチラ)。
(ほかにも、People in the Boxの曲は何度もかけていますよね)
People In The Box / はじまりの国【Official Music Video】
メッセージコーナー。
長崎のリスナーさんから、子どもの頃、お父さんのカーラジオから流れていたラジオ番組『FMバラエティー』。
(YouYubeで当時のテーマ曲がきける!)
草野くんも「めっちゃ聴いてた」。FM番組として、いろいろなエリアで放送されていたらしい。
「青木小夜子さんというパーソナリティーの方の声がステキでね」、「こんばんは~ こんばんは~ もひとつおまけに、こんばんは~」で始まる番組。
夕方の放送だったそうで、ながら勉強をしていた草野くん、「毎日聴いてたかもしれない。懐かしいな~。メチャメチャ懐かしいお話、ありがとうございました」。
福岡の財津和夫さんのラジオ番組を聴いている、長年のチューリップファン、そしてロク漫リスナーさんからのメッセージ。
その番組で、「ちょっぴりタイムマシンシンのコーナーで、チューリップの『ハーモニー』が取り上げられたこと、そのときの草野くんのコメント」を正確に伝えるメッセージが放送されたそうで、世代の異なるミュージシャンからの言葉に、財津さんが「うれしい」と2回もおっしゃっていたとか。
ココですね。
そして、草野くんは、「実はチューリップ、パワーポップな曲が結構多い。自分自身は熱心なチューリップのリスナーではなかったが、サブスクでアルバムやB面曲を聴くと、スピッツがやろうとしていたことを80年代にもうやってたんだなと、感動してしまいました。しかも歌謡曲全盛期に果敢にロックにチャレンジしていたということで、いまさらながら、偉大なバンドだったんだな」と言っています。
財津さんには「お会いしたこともなくて。でもチューリップと言えば、ロックリスナーに限らず、もう仰ぎ見る存在というか、大スターなバンドでしたし。それに、オレは同郷ということもあって、そういう財津さんに認識していただけたのはすごくうれしく思います」と。
チューリップやガロは「どうしてもシングルのイメージが強いんだけど、アルバムで聴くとすごいロックなんですよ。なので、そのへんもどっかで取り上げられたらな、と思います」。
(これは楽しみに待っていたいな)
「このメッセージを糧に、また頑張りたいと思います。ありがとうございます!」
そして次は、Jun Sky Walker(s)の「Start」(1991年、4thシングル)。
有名な曲はいくつもあるけど、「(この曲は)代表曲ということなのかな」。
JUN SKY WALKER(S) - START
この曲は、「ローソンのコマーシャルで流れていた記憶がある」。
去年の夏の「ロックロックこんにちは」に出てもらった、「スピッツにとってジュンスカは、先輩バンドって感じ」。
スピッツがインディーズの頃、「彼らは大スター、大人気だった」。
「オレたち、スピッツというバンドです」と言ってテープを渡したこともあるし、「田村はジュンスカのコンサートの警備のアルバイトをしたこともある」。
個人的にも、メンバーも、お客さんも盛り上がって、「2024年の夏のいい思い出になっています」。
曲終わりで、「スピッツの『ヒバリのこころ』と同時期の曲」で、イントロが似ていて、「ひょっとすると、どちらの曲も元ネタは、ブルーハーツの『終わらない歌』なのかな? これ、違ってたら、純太くん、ごめんなさい、ですけど(笑)。そんなこと考えながら聴いてしまいました」。
そして漫遊最後は、Teenage Fanclubの「Start Again」(1997年、6thアルバム『Songs from Northern Britain』/21thシングル)。
Teenage Fanclubは、「ロック大陸常連で、この曲自体もなんどもかけていると思うんですけど」。
(Teenage Fanclubは本当に何度もかけているけど、この曲はココとコチラかな)
「好きな曲なので、またかけようかな。歪んだギターとハーモニーの共存がマジで気持ちいいんですよね」
歌詞の内容は「たぶんお別れの歌。お別れするけどそれぞれに新しいスタートを切りましょう・・・的な? これも違ってたらゴメンって感じですけどね」。
特集の終わりに。
この番組もすでにまるまる7年。そして8年目に入るとか、「まあまあ長寿の番組になりつつあります」。
「これもひとえに、リスナーのあなたのおかげでございます」。
「またスタートを切るという新鮮な気持ちで参りますので、ワタクシ草野の趣味にお付き合いいただきたいと、よろしくお願いいたします」
そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、宮本浩次クンの「はじめての僕デス」(2013年、デジタルデビューシングル)。
(イントロは、「めぐりめぐって」?)
このコーナーも今日の特集にちなんで。
この曲、「昭和世代の人はご存じの方多いと思うんですよ」。NHKの『みんなのうた』で1976年ごろ流れた。
(覚えているけど、歌っている少年が後年のあの方だったとは・・・)
「子ども時代のエレファントカシマシの宮本さんが歌ってらっしゃいます。知ってます?」
草野くんは小学校3年の頃に聴いていたから、のちに事実を知って、「えー、マジ?」って思ったとか。
でも「聴いてると、随所にエレカシの宮本さんっぽさがにじみ出てて、子どものころからエレカシだったんだ~って。歌もうまくて、セリフっぽいところの表現力もすごくって、これもうエレカシじゃんってなります」
曲終わりで、「10歳のときの実質的なデビューシングル、まさにはじまりの歌!」。
この歌はカトちゃんが即行でカバーして、志村けんさんの「東村山音頭」と両面でリリースされた、とか。
(たしかに歌がうまいだけじゃなく、聴かせるテクももってる。声もハリがあってきれい。4日の武道館を思い出しちゃう。それにしても、いい曲!)
そして来週は、新春恒例、「スピッツメンバーと漫遊記」。
メンバーが考えてくれたテーマで漫遊します。
来週は誰かな、「お楽しみに」。
「草野さん、うちの庭で謎の生き物の足跡を見つけました」
そしてこんなお知らせが・・・。
https://www.tfm.co.jp/manyuki/index.php?catid=3349&itemid=204110
こっそり書いておこう。
仕事がひと段落した昨日、最後の『SPITZ NOW!』に行ってしまった。
「めぐりめぐって」を楽しんだあと、ゴーグルを外したときに並んで腰かけていた金髪の女性と目が合って、二人で思わず「よかったですね~」と声が合って笑ってしまった。小さな出会い・・・。
展望台からよく見たら、遠く神奈川の大山から丹沢の稜線がくっきり見えて、ああ、いつも見ている山並みだ、私の街はあの方向にあるんだな、とちょっとうれしくなりました。
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