2016.12.31(土)
今年最後のご挨拶。
母のことや仕事のこと、諸々・・・「あっという間の一年」という表現が今年ほどピッタリくる年はないのではないか、きっと大みそかにそんなこと言っちゃうだろうな、私は・・・と、夏ごろは思っていたんだけれど。
でも案外、長かったな。実家と仕事場をめまぐるしく行ったり来たりしていた寒い一月、母の病院からの帰り道、立ち尽くして見上げた春のぼやけた月の夜・・・、なんだか遠い昔の日々のようだ。
それでも、母が車いすの生活を前向きにとらえて、以前の笑顔やジョークが戻ってきたのは、奇跡でもなんでもなく、支えてくれた人たちのおかげ。言葉で言うと軽くてありふれているけれど、でも実はものすごく[本心」だ。
年を重ねていけばスムーズに進むことが増えるのかと思っていたけれど、そうでもないことを知ったのもここ数年か。素直な思いはいつのまにか誰かのものになって、私たちはただただ固くなっていく。スマップの『夜空ノムコウ』のなかで一番好きな「ぼくの心のやらかい場所を いまでもしめつける♪」の歌詞が、とりもどせない時間を私に見せつける。
失うものは追ってもしかたないのかもしれないが、あきらめの悪い私がまだ幅をきかせていて、それも悔しい。
昔、ともにキツイ時間を過ごした仲間との再会もあった。これはなかなか悪くない。以前なら、昔は昔・・・とクールに避けていた私も、ちょっと大人になったかな。
そして、スピッツのアルバム『醒めない』。こうやってまた、心の奥にヘンな刺激を与えてくれる音たちが新たな宝物になり、「ライブ」につながる喜びも大事な思い出になった。私の心の中にも「やらかい部分」が残っているのかも、と思わせてくれるうれしさ。錯覚だっていいじゃないか!と開き直ったり。
こんな一年だったから、映画館には一度も行けなかったな。いろいろ話題作ばっかりたったのにね。来年にはその話題作たちを観て、「おもしろかったけど・・・私の趣味じゃないな」とか言ってみたいような(笑)。
お正月用に、こたつの脇の棚に数冊の本を置いた。寝転がって読んで、居眠りもいいかな。
元旦は母を囲んで、みんなでバイキング。母の年齢を思えば、そろうのは今年が最後?という思いは、いつだってある。そういう思いの積み重ねが優しさになったりするのか。
理屈じゃなく流れていければいいけれど、性格上、なかなか難しいから、来年もまた、グダグダと書くだろう。
そして、結成30周年のスピッツの楽しい話題も書けたらいいな。
ブロクを始めて、かなりの時間が過ぎました。
みなさま、今年もありがとうございました。読んでくださる方がいると思うから、続けてこられました。不思議です。
よかったら来年も、お暇なときに遊びに来てくださいませ。
よいお年を!
(12月28日のTHE YELLOW MONKEYのメカラウロコ27のライブビューイングを年明けにUPしたいです)
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