隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ふだんのツアーライブでは味わえない「〇〇」と「◇◇」~ゴースカ Vol.8(11月10日)

2022年11月12日 22時59分52秒 | ライブリポート(スピッツ)

2022.11.10
Spitzbergen 30th Anniversary Tour
GO!GO! Scandinavia vol.8
at ぴあアリーナMM



 ベルゲンのHPに、
 「ちなみに、ファンクラブ会員限定のイベントですが、SNSでのネタバレとなる投稿については厳しく禁止するようなことはいたしません。
しかしながら、これからいらっしゃる人のことを考えて投稿をしていただけますと嬉しいです。」
 とあり。
 これに基づいて、自分自身の記録のために、以下にまとめることにします。
 お時間のある方は、よかったらのぞいてみてください。
 あくまで自分のためのものだし、記憶も定かではない部分も多いので、悪しからず。

 ただし、これからゴースカに参加される方は、のぞかないほうがいいです。
 これは強く言いたいです。
 何も予備知識なく参加されたほうが❝絶対に❞いいですよ。
 セットリストも載せているので・・・。
 それでは、くれぐれもお気をつけください。




                              



 桜木町で、同行の二人と待ち合わせ。
 筋金入りのロックファン、スピッツファンの息子たち。
 久々の三人での食事で、前回の川崎チッタでの思い出話も・・・。
 徐々に気持ちが上がっていく。

 30分前、会場の周りにはすでに多くの人。
 フォトスポットに、30年間の会報の表紙が!
  
 
 Aゲート、Bゲートに分かれて入場し、入り口で身分証明書+会員証でチケット。
 息子Aはスタンド2階、息子Bは3階・・・、そして私はなんと、最上階(笑)。
 通常のツアーでも、なんでたいてい彼らのほうが席がいいんだろう。ま、いいか。
 席(テツヤくんサイド)に着いて、怖いくらいの高さからアリーナを見る。
 「お、花道とセンターステージ? まさかね・・・」
 そして、周囲の目を気にしながら、午前中に届いたばかりのバングルを取り出す。

 SEで懐かしい女性アイドルの歌が流れて、最後にセンターから聴こえたジュディマリの「クジラ12号」(「Over Drive」だった?)。
 YUKIちゃんの声があの頃に引き戻してくれて、客席のライトが落ちて、そして、ゴースカ初日スタート!


セットリスト
(早いですよね。ネットに上がっていたのを参考にしています)
01 ありふれた人生              『スーベニア』
02 三日月ロック その3         『おるたな』
03 恋する凡人                 『とげまる』
04 ヒバリのこころ             『スピッツ』
05 あかりちゃん               『ゴースカ vol.5のお土産のDVD』
06 猫になりたい               『花鳥風月』
07 桃                          『さざなみCD』
08 僕はきっと旅に出る        『小さな生き物』
09 砂漠の花                   『さざなみCD』
10 紫の夜を超えて            (配信リリース)
11 仲良し                     『フェイクファー』
12 ナンプラー日和            『スーベニア』
13 謝々!            『フェイクファー』
14 エンドロールには早すぎる  『小さな生き物』
15 愛のことば                 『ハチミツ』
16 運命の人                   『フェイクファー』
17 8823                      『ハヤブサ』
18 スピカ(この日の第3位)  『花鳥風月』
19 夜を駆ける(この日の第2位)『三日月ロック』
20 大好物(この日の第1位)  (配信リリース)

ENCORE
21 1987→                    『CYCLE HIT 2006-2017』
22 サンディ                   (新曲)
23 正夢                       『スーベニア』


 セットリストは、私たちのリクエストをもとに設定されたそうだ。
 テツヤくん曰く、あれ、私の好きな曲は入ってないじゃないという人は「少数派ということで」だそうだ。
 ちなみに私は正真正銘の「少数派」だったけれど、みんなのリクエストをもとに作られたセットリストに不満があるわけはなく、どれも聴きたかった曲ばかり。
 こんなことを書くと、身も蓋もないけれど、きっとどんな曲でもよかったんだろうと思う。
 アンコール前に「この会場での15位まで」をスクリーンで発表してくれたけれど、たしかにリクエストを参考にセットリストを組んでくれたんだな、と想像できる。
 ベスト3以下、「桃」「僕はきっと旅に出る」「砂漠の花」「正夢」「若葉」「猫になりたい」「紫の夜を超えて」「楓」などなど。
 もう、聴きたい曲ばっかりだよ。
 1位が「大好物」で、15位が「紫の夜を超えて」というのもすごいね。最新曲!

 「三日月ロック その3」だったか?、歌詞をちょっととばして、次のMCのときに「間違えてしまった、すみません」的な発言があったけれど、それ以外は、きっちりハイレベルなライブを見せてくれて、その合間にいつも以上のゆるゆるなMCを挟んでくる、という、「いつものスピッツのライブ」をいうパターン。
 だけど、ワチャワチャと支離滅裂に交わすメンバーのやりとりが、いつもこんな感じなんだろうな、とこちらに想像させてくれて、そこにゴースカの「特別感」がある。

 最初のほうのMCで、「みんなどこから来たの?」。
 「一都六県?」とか「東北?」とか「新潟を含めた北陸?」とか。
 沖縄から来たファンも。みんなで拍手して歓迎。
 草野くんが言うには、「資料によると、1県を除いて、全国から参加」だそうです。
 「1県がどこかは言わないけど、みんなが想像するような県じゃない」そうだ。

 「ファンクラブ」については、スタート当時、
 「何をしていいのか、わからなかった」
 「会員とハワイ、とか?」
 「まさか、こんなに続くとか思わなかった」
 と。
 (最初のゴースカは小さな会議室のような部屋で、抽選会をしたり)

 横浜の思い出では、レコーディングのときのこと。
 その日録音した音源を聴きながら車で帰ったこととか。
 「横浜サンセット」のことも。

 最後のメンバー紹介で、田村くんが何度も、「スピッツを続けていくこと」を口にしていたっけ。
 息子Bは、「田村さん、ちょっとウルッときてた?」と言ってたな。
 「年明けには、新たな動きが」とも。

 いよいよ次のステージの始まりですね!!
 アンコールで初披露だった新曲「サンディ」は、メロディーがクリアで気持ちのいい楽曲だった。ニューアルバムで聴かせてほしい。


 パフォーマンスは、もうここでチマチマ書いてもしかたないので私の頭の中にしまっておくけれど、ほんとうにカッコいいロックバンドだった。
 ボーカルの声も太く美しく伸びやかだったし、ギターソロも聴かせてくれたし、ベースはいつものように、いつも以上に?アクティブに動いていたし、ドラムプレイは安定感と躍動感のバランスが絶妙だったし。

 照明は、それだけ見ていても飽きないくらいに美しく変化に富んでいた。
 最上階なので、「夜を駆ける」のときに天井を浮遊する大きな泡に見とれたり、「エンドロールには早すぎる」ではちょうど目の高さにミラーボールが回っていて、白い光のラインのラッシュのまばゆさにくらくらしたり。
 これはもう、4階席の特権!(負け惜しみではなく・・・)

 そしてステージ上の電飾が雑多でチープでカラフルで、ホントにかわいい。
 メンバーが描いたものをもとに作られたそうで、
 「あの羊は田村?」と笑ったり(なんかわかる)、
 「ラジカセはオレ」と草野くんが言ってみたり。
 アリーナの正面から見てみたかったな。


 そしてここでは、「ふだんのスピッツライブでは絶対にない味わえないこと」を3つばかり。
 まず、最初に目を疑った「センターステージと花道」
 MCの間に、センターステージまでの花道のライトがついて、会場は一気に盛り上がる。
 クージーだけ「背後霊」(ご本人曰く)としてメインステージに残って、メンバー4人で花道を歩いていく。
 「結構長いね~」と言いながら。
 上から見ていると、男たち数人の集団が話しながら呑み屋を探して通りを歩いているような感じ?
 センターステージには﨑ちゃんのドラムセットが組まれていて、ギターやベースはワイヤレスなんだろうな、と想像する(4階からはわからない)
 「メンバーがこんなに近いとアマチュアのころを思い出すね」
 「(プレイ中の)﨑ちゃんの後ろ姿が見られるのはレア」
 「ほらほら、今度はマサムネがそっちに行くよ~」
 とか言いながら。
 曲ごとに3人は場所を変えるから、ステージ近くの人にはたまらなかっただろうなあ。
 田村くんは、花道まで行って暴れたり、狭いセンターステージでも縦横無尽に動いていた。
 曲は、「仲良し」「ナンプラー日和」「謝々!」「エンドロールには早すぎる」「愛のことば」までセンターステージで。
 あれ、「愛のことば」は違ったかな・・・。(すみません、記憶が定かではない)
 最後は暗転の中メインステージに戻ったようだ。4階席からはそれもわからず、明るくなってメンバーがすでにメインステージにいたのでびっくり。
 最後のメンバー紹介のとき、クージーにうながされて、再度草野くんが一人で花道をセンターステージまで歩いて、「(再度歩いたことは、他の日の人たちには)内緒ね」みたいなことも言っていたような。
 また、「8823」のときだったか、花道まで出てきたベーシストは、真ん中あたりにベースを放り出して、メインステージまで全力疾走で戻っていったな。
 田村「ここ(センターステージ)で演奏するのは二度とないよ」
 草野「そうなの?」
 田村「え、(普通のツアーで)またやるの?」
 草野くんがまんざらでもない反応をしたら、
 田村「特別感にしとこうよ」
 なんて。
 このバンドのいいところは、場合によっては、曲をすべて作るフロントマンより周囲のバンドマンのこだわりのほうが強かったりするところ。
とくにリーダーはそのあたりをとっても大事にする。
 このバランスが絶妙なんだよなあと改めて感じる。
 ワイヤレスだから、「どこにいても演奏できるんだよね」ということで、次のゴースカでは、還暦祝いに?
 草野「あそこに(指さしで)テツヤがいて、向こうに田村がいて、﨑ちゃんはセンターステージで、オレはゴンドラに乗って・・・」
 そんな楽し気なお話も。

 そして、「ふだんのスピッツライブでは絶対にない味わえないこと」2つ目は、「バングル」
 最初、最上階からアリーナ席全体のバングルの光がチラチラして見えたとき、本当にきれいで、おお!と声が漏れてしまった。
 そして、センターステージでのパフォーマンスで、バングルくんたちが活躍する。
 メインステージ脇のスクリーンに、曲によって「YELLOW」「ORANGE」などとカラーの指示が出るので、バングルの色をそれに合わせる。
 最初はバタバタしたけれど、そのうちに慣れてきて楽しくなる。
 テツヤくんが「﨑ちゃんが好きな人は青(?)にして。・・・あ、青じゃない人もいるよ」なんて言ってみたり。
 そういえば、息子Aが帰り道で、「オレもバングルほしかったな。おもしろそうだったよ」と言ってたな。
 (帰ってから、たまに腕につけて、いろんな色を楽しんでおりまする。もう使い道のないバングルです(笑))

 「ふだんのスピッツライブでは絶対にない味わえないこと」最後は、「スーツ姿でのライブ」
 MVでは、「愛のしるし」のMVでタキシード?姿で演奏する場面もあるけれど。
 会報の記事で、テーラーでスーツをオーダーメイドで作るようすがあって、「いつかどこかで皆さんに見ていただけたら」的な発言もあったけれど、ゴースカのアンコールで、とはね。
 アンコール前の「15位までのランキング」が終わったところで、仮縫い?のときのようすがドキュメントで流れて、食い入るように大画面を見るファンだちです。
 カッコいい姿に「おおっ!」と小さな反応があったり拍手がきこえたり。
 テツヤくんが長い髪をフワッとさせて上着を着たときは、モデルかい!と思ってしまったほど素敵だったな。
 そして、スクリーンが消えてステージが明るくなり、スーツに着替えたメンバー登場!
 4階席からはよくわからなかったのですが、みんなステキでしたか? 七五三はいなかった?(笑)
 演奏が始まってすぐに中断したのは、誰のプレイが原因だったのでしょうか?
 あとで、﨑ちゃんが、「オーダーメイドだから、(プレイしていても)動きやすい」と。


 そして最後は、「正夢」で、深く深くスピッツ沼に誘われるようにして、「またお会いしましょう!」と。
 「カバーもなかったし」「手品もなかったし」「でもこんなゴースカがあってもいいよね」
 いいです、いいです。
 しっかり曲を聴かせてくれて、センターステージまで作ってくれて、大満足!

 そして、まだまだ続くと約束してくれるバンドのファンでいられることの幸せを深く深く感じたイベントでした。
 また次のゴースカにも参加できるように、私なりにちゃんと生きていようと思えた夜でもありました。


 岩井勇気さんも・・・。
  https://twitter.com/iwaiyu_ki/status/1590693221394706435

 The Songbardsの上野皓平さんも・・・。
  https://twitter.com/Koooohey51g/status/1590690132168175617

 アキラ100%さん、次の日だったけど。本当に好きなんだなあ。
  https://twitter.com/akira100p/status/1591326625375088640


 最後に。
 覚書のようなもので、まとまりがなくてすみません。

 以下は、このブログを始めてからのゴースカ記録です。

  2018年 ゴースカ Vol.7
  https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/0137b980b4d8315e7c6d2f0cd646c553
  2015年 ゴースカ Vol.6
  https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/f54b6b179b369981cfe723ab91e1dcdb
  2012年 ゴースカ Vol.5
  https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/67a5ad6155ee98f3d4ce3159b144d7e0
  2007年 ゴースカ Vol.4
  https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/8aee2bb242ce434a6454999f0effe202

 セットリストの変遷はなかなか興味深い。セレクトする際のアルバム数が増えるということは、こういうことか、と納得したり。
 それにしても、「スピカ」、恐るべし!
 世間的には、両A面だった「楓」に大きく離された感じだけど、ファンクラブの中では、長く長く上位に君臨している・・・。
 今回も、この会場では「スピカ」が3位、「楓」は4~14位のどこか。
 なんだか感慨深い。
 「幸せは途切れながらも 続くのです♪」に力をもらったこともあるなあ。

 

 ちなみに、ここだけで打ち明けてしまえば、

  リクエスト3曲
   私   「甘い手」「りありてぃ」「ヒビスクス」
   息子A 「旅の途中」「青い車」「アカネ」
   息子B 「若葉」「恋する凡人」「夏の魔物」
 ね、いい曲ばかりでしょ!
 いつか「甘い手」、ライブで聴きたい!(諦めずに繰り返す)

 そして、最後に、今回も「ありがとう、スピッツ」!
 スピッツの曲たちが私たちの日々に少しだけ色をつけてくれる。
 「少しだけ」というところが、私は好きだ。
 遠慮深げに、だけど消えることのない強さをもって、ここに残ってくれる。
 明日もきっと、ここにいてくれるだろう。

   
 トレカはいつか誰かに見せてもらおう。


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2 コメント

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よっ、待ってました! (vampirekitten)
2022-11-28 18:34:42
初めまして。不具合でいいね!が押せないので、コメントだけで失礼。私も初日組で、検索してこちらにたどり着きました。ネタバレ禁止のため、同じ日に参戦された方と、思い出を共有したくてうずうずしてたところです。ゴースカ初参戦で、席は2階2列目のセンター。下にはPAボックスがあり、音が悪いかもとちょっとがっかりしてたら、なんとあの花道が!マサムネがまっすぐにこちらに向かって歩いてきて、センターステージで演奏が始まった時は夢心地。しかもあとでソロウォークまでしてくれて、これは初日の特権だなあと。オーダースーツのお披露目にはびっくり。みんな素敵だったけど、ごめんなさい…一人だけちょい七五三チックな人がw でも恥ずかしがり屋なのと、あの髪型のせいですよね?彼はきっと、ジャケットだけとか、少し着崩したほうが似合うかも。私のリクエスト曲も全滅だったけど、「あかりちゃん」まで聴けて、最高のステージでした。
返信する
ありがとうございます! (かけら)
2022-11-28 20:38:54
vampirekittenさん

初めまして、そしてコメントありがとうございます。
そうですよね、ファンの皆さん、ちゃんとネタバレ守っている、さすがです。
ここは一応、但し書き付きで・・・。

本当に最高のステージでしたよね。
記憶が少し曖昧なっても、「最高だった!」という感覚はしっかりここにあります。

スーツ姿の中で七五三のメンバー・・・、DVDができたら確認します(笑)。
最上階のテツヤ側席からは、残念ながらわからなかったんですよね、カッコいい姿も七五三気味の姿も。

ありがとうございます!!
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