2023.11.21(火)
なるべく人の少ないところを選んで歩こうとすると、どうしても観光地はシーズンオフを狙う、ということになる。
先週、諏訪湖に用事があって出かけ、ついでに一泊してのんびりする。
奇跡的な快晴の日。「雲ひとつない」の看板に偽りなし。小さな雲さえ見当たらない一日。次の日は半分雲、という空の様子だったけど。
諏訪ICを下りて、すぐ近くの諏訪大社を訪れて蕎麦を食べたあと、高島城へ。
https://www.suwakanko.jp/takashimajo/
カモが池から出て仲よくそぞろ歩きしている姿に癒される。
庭園内には多くのカモが歩いたり、地面の草の間のエサを啄んでいる。
城を囲む公園はきれいに整備され、秋の佇まい。
二の丸にのぼると目の下の庭園が広がり、遠く白い富士山が見える。
富士山は、黄色く色づいた大きな銀杏の木の右側に見えるんですけどね・・・、これではちょっとわからん。残念。
この日は、いつもは利用しないような温泉旅館に泊まる。
ふだんの旅では、私にとって宿泊はただ寝て休むためだけの場所で、温泉にはあまり興味がないんだけれど、今回は展望露天風呂があって、ちょっと豪華に過ごす。
外に出て、地元のタクシーの運転手さんが案内する、という居酒屋をめざして20分ほど歩いたが、なんと休み(火曜休み・・・とか。あらら)。ちょっと残念でした。
翌日は、朝一番の遊覧船に乗る。観光地あるある。
白い制服の船長さんに促されて、乗船カードに記入。
風が冷たいので、デッキには私一人。
うーん、気持ちいい!
誰もいないところで、なぜかスピッツの「ときめきpart1」を歌いながら遠く湖畔を眺める。
最近の遊覧船って、カフェにあるようなオシャレなカウンターチェアみたいなのが置いてあるのね。
寒くて、最後の5分は船室に避難したけど。
湖畔にはたくさんのカモたち。マガモとか・・・、種類はわからないけど。
散歩中のイヌが近づくと一斉に飛び立つけど、いつの間にか戻ってきて、またのどかな風景がかえってくる。
以下の片倉館は、大正から昭和の初期にシルクエンペラーと称された片倉財閥が、1928年(昭和3年)、上諏訪の住民のための温泉、社交、娯楽、文化向上を目的として建てたもの。
中には、千人風呂と呼ばれる大衆浴場があり、今でも利用できる。
http://www.katakurakan.or.jp/about_us/
車で30分足らずで霧ヶ峰高原のパーキング。
霧ケ峰自然保護センターは11月15日まで、というが、すでに閉まっていたようだ。
遊歩道を霧鐘塔へ、そして車山肩まで往復。2時間少し。
スキーシーズンになれば賑わうんだろうな。今は誰もいない。
360度の景観。
八ヶ岳は半分雲で隠れているけど、富士山~南アルプス~中央アルプス。そして反対側にはピークが白くなった北アルプス。
山が見えると、それだけで気分がアップする。
私たちのiPhoneでは、北アルプスはこんなもんだけど、独り占めのパノラマは記憶の中にしっかりおさめる。
ビーナスラインを白樺湖へ。
どうってことない写真だけど、ビーナスラインで八ヶ岳がどんどん近づいて、蓼科山も目の前にそびえる・・・そんな感じが伝われば(伝わらないか・・・)。
白樺湖も静かで、の~んびり。
この日、子ども連れで白樺ファミリーランドに来たら、並ばずに待たずに遊具に乗り放題。
湖を見ながら、天ぷらそばを食べる。温かい蕎麦がうまい。
そして、帰りの中央道で、最後の立派な富士山を見て、夕方に帰宅。
いつもはもっとぎりぎりまで遊ぶので、中央道を走るのは暗くなってから。
だから、こんなふうに上りの中央道で目の前に富士山を眺めたことなんてなかったな。
静かな行楽地で、静かな時間。
少し心が柔らかくなって、また明日から・・・と思えた二日間でした。
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