隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

やっぱり聴いてほしい~今年漏れた曲で漫遊します。

2020年12月15日 17時48分54秒 | スピッツ

2020.12.13
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
  FM TOKYO



 寒くなってきて(今日は寒かった!!)、「鍋の美味しい季節。鍋の定番の野菜と言えば、白菜!」
 白菜の旬は11~2月。「でも最近は一年中いただける野菜。スーパーにはいつもある。ダシにもなるくらい旨味も多くて、日本の食卓に欠かせない野菜」。
 だけど、明治以降に定着した「日本では新しい野菜」だそうだ。
 草野「だから、江戸時代の時代劇や明治時代のドラマに白菜が出てきたら、おやおや~と突っ込んでもいいのかも」
 そのうちに、「今日は日本人にはおなじみの野菜、エリンギとズッキーニを使ったお料理を!」ってな時代が来るかもね、と。「いつの間にか伝統野菜の顔をしている時代が来る?」

 今日のテーマは【2020 漫遊から漏れた曲で漫遊記】。
 5~7曲を毎回用意しても、かけられなくて漏れてしまう楽曲もある。その中で、「やっぱり聴いてほしいな」と思う曲をセレクトしてくれたそうだ。

 オンエア曲
 01 ラジオデイズ(スピッツ)
 02 根にもってます(在日ファンク)
 03 For Yasgur's Farm(Mountain)
 04 I Want Candy(Bow Wow Wow)
 05 ウララ(ビッケブランカ)
 06 Çemberimde Gül Oya(Selda Bağcan)
 07 In the Land of the Few(Love Sculpture)
 08 I Kicked A Boy(The Sundays)
 09 JAP(THE KIDS)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「ラジオデイズ」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
 草野「今年は新型コロナで家にいることも多くて、ラジオを聴くことも増えたな」
 (いつも仕事中に小さく流しております、私も)

 そして最初の曲は、在日ファンクで「根にもってます」(2014年、3rdアルバム『笑うな』)。
 「ホーンが効いてるロックナンバーで漫遊記」(ココ)で漏れた曲。
 草野くんは忘れていたそうだけど、昨年暮れの「漏れた曲特集」でも、在日ファンクの「京都」を流していた(ココです)
 草野「30年くらい前のことはすごく覚えているのに、1年前のことをはすっかり忘れていたりするね。彼ら、漏れた曲専門みたいになってるけど・・・すいません」(笑)
 「俳優としても活躍する浜野謙太くんのバンド。ホーンセクションもいかしてるし、ライブもすごく楽しい」
 ココでスピッツのイベントに参加! 
  (本当にすっごく楽しいし、刺激的でした!!)
 草野くんはライブに行ったこともあるそうです。「本気のファンクが、ガチのR & Bが楽しめる」と。

 続いて、Mountainの「For Yasgur's Farm」(1970年、デビューアルバム『Climbing!  勝利への登攀』)。
 「オルガンがいい感じのナンバーで漫遊記」(ココ)で漏れちゃった楽曲。
 Mountainは、クリームのプロデューサーとして知られる、ベーシスト、フェリックス・パパラルディのバンド。
 (MountainかGrand Funk Railroadか! と懐かしい!!)
 草野「オレ、ホントに大好きなバンドです。ギタリストのレスリー・ウェストさんはマイケル・シェンカーさんに多大な影響を及ぼした方として有名!」
 キーボードのスティーブ・ナイトは「目立たないけれど、実はこのバンドはサウンド的にはオルガンの役割がかなり重要」。
 曲名の「Yasgur's Farm」(ヤスガーさんの農場)は、1969年、ウッドストックが行われた場所。実は最初はほかの場所が予定されていたが近隣の住民の反対の声で使用できなくなり、そんな中で、ヤスガーさんが自分の農場を提供してくれた、というエピソード。
 ウッドストックの映像の中ではヤスガーさんのご挨拶が流れ、「ほのぼのとした時間。メガネの似合う普通のおじさん」。
 歌詞には、ヤスガーさんも農場のこともまったく触れられていない、ラブソングだけど、「たぶん曲名をつけるときにヤスガーさんへの感謝の気持ちをこめたんじゃないかな」と。
 (しみじみ聴くと、ボーカルの声もいい、と大人になったワタシは思います。心地よい古っぽさ?)
 Mountainについては、ココで田村くんとチラッと語っている。

 そして、次は、Bow Wow Wowで「I Want Candy」(1980年、7thシングル。原曲は1965年、The Strangeloves)。
 これは、「じゃない方で漫遊記」(ココ)で漏れた楽曲。
 中学生だったころ流行っていたそうで、ロンドンパンクのあとはエスニックか?というコンセプトで、マルコム・マクラーレンが結成したバンド。
 当時の草野少年にとっては、日本のハードロックバンド、BOWWOWのほうが存在感が大きくて、「Bow Wow Wowは『じゃない方』だったんですよね。今聴くと、ポップでとてもかわいいんですけど」。」
 これは、「じゃない方じゃない方」(笑)の、BOWWOW。何年ごろなんだ? かっこいいですね。
BOWWOW - HEART'S ON FIRE

 次は、ビッケブランカの「ウララ」(2018年、1stシングル)。
 「春ソング リクエストで漫遊記」(ココ)で漏れてしまった曲。
 気になっていたアーティストで、「彼のリクエストはよくいただくので、いつかかけたいなとは思っていた。同じ人が作った曲とは思えない、いろんなタイプの曲を生み出す、引き出しの多い方。それでもどの曲も『ビッケブランカさん!』という筋が通っている。今後が楽しみ」。
 (歌詞の言葉選びが秀逸)
 こちらは、ドラマ「竜の道」のオープニングナンバー。
ビッケブランカ / 『ミラージュ』[VickeBlanka / Mirage] official music video ※火9ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」オープニング曲


 メッセージコーナー。
 ヒガシマルのうどんスープのCMが脳内に住み着いちゃったというリスナーさん。
 これかな? 
ヒガシマル醤油「うどんスープCM」スタンダード(東日本)篇 / 2019年

 (え、たまの知久さんが歌ってるんだ~)
 草野くんは最初に気づいたそうですけど。ちょっと似せて歌ってくれたけど・・・。「あれ聴くとね、スーパー行って、ヒガシマルの箱に手が伸びちゃうような・・・」
 草野氏のお気に入りは、「最近あまり流れなくなったけど、EXILEの岩田くん」のブレンディだそうですよ。岩田さんのあとに続けて歌う小鳥がかわいい、と。
岩田剛典が歌う!新CM「ブレンディ」スティック 朝オーレ!篇(30秒)

 次は、トルコの国民的シンガー、Selda Bağcanの「Çemberimde Gül Oya」(1971年、3rdシングル/1974年、1stアルバム『Turkulerimiz 1』)。
 (アルバム名のTurkulerimizは「私のスカーフのバラの刺繍」という意味)
 「意外な国の70年代ロックで漫遊記」(ココ)で漏れた楽曲。
 今年、トルコのロックにはまっていた草野くん。番組内でも、「ほかにSelda Bağcanさんもおススメ」と紹介していました。スタッフがトルコの方に確認したところ、「セルダー」と最後を伸ばして発音するのが正確だそうです。
 彼女の初期の曲は、ロックというより、ジョーン・バエズや森山良子のようなフォークな曲が多いが、「独特のTurkeyなフレーバーが漂っていて、そこがクセになる」。
 プロテスタントソングの歌い手でもあり、弾圧を受けて波乱の人生を歩んできたアーティスト。
 (あの回の草野氏の解説で興味をもって、夏には結構聴いていました。心がシャキッとする)

 次は、Love Sculptureの「In the Land of the Few」(1970年、2ndアルバム『Forms and Feelings』)。
 「TYK イギリス編で漫遊記」(ココです)でかけられなかった曲。
 60年代末の人気バンド。
 学生のころ、新宿で買った、60年代サイケデリックロックのオムニバスに入っていた楽曲だけれど、「サイケと言うには、すごくポップな歌メロの曲」。
 イントロから「山口百恵さんの楽曲」とか(笑)。(聴いてみると、確かに・・・)
 あの回では、のちのちパンクやメタルにつながるハードめな曲を選んでしまったので、あえなく選外になってしまったそうで。
ギターのデイヴ・エドモンドは、のちにミック・ロウとロックパイルを結成したり、まだプロデューサーとしても活躍したことでも有名。

 そして最後は、The Sundaysの「I Kicked A Boy」(1990年、1stアルバム『Reading, Writing, and Arithmetic』)。
 「アルペジオのロックで漫遊記」(ココ)から漏れてしまった曲。
 The Sundaysは「オレ、一時期すごいはまってたバンド。ボーカルのハリエットさんの声が本当に美しくて癒される」。
 「残響が気持ちいい曲で漫遊記」(ココ)でもかけているし、The Sundaysのことはたまに話題に出したりしていますね。
 草野「ギターのプレイもよくて、The Smithのジョニー・マーさんをわかりやすくした感じ。スミスの曲よりカバーしやすい」
 これからロックのアルペジオにチャレンジしたい人には、「The Sundaysの1stアルバムがおススメ。開放弦の混ぜ方が絶妙」だそうです。


 特集の最後に。
 「漏れた曲特集」はこれからも年末の恒例になりそう。
 優先順位的に漏れたのではなく、「なんか雰囲気違うかな?」「似た曲があるな~」という感じで選ばれなかったという裏事情。「でも敗者復活がある!」
 草野「この『敗者復活』っていうのがね、ゆるい『ロック大陸』には合うかも」


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (今日は「ブービー」?)
 曲は、THE KIDSの「JAP」(1991年、3rdアルバム『JAP』)。
 これも実は「今年漏れた曲」。
 「福岡のレジェンドロックバンドで漫遊記」(ココ)でかけられなかったそうです。
 草野くんが高校生のころ、アマチュアでは「福岡でいちばん人気があったんじゃないか。アンジーと人気を二分していた印象がある」というバンド。コミカルでサブカルチャー的なアンジーに対して、「ストレートにかっこいいキッズ」という感じだった。
 現役で活動しているTHE KIDS。90年代にメジャーでリリースされた曲の中から、「JAP」を。


 そして来週は、「2020年、気になった曲で漫遊記」。(そんな時期になりました)
 新型コロナのせいで、いつもの異なる一年になってしまったけれど、「うちにいる時間が長かったので、音楽は結構聴きましたね」。
 そんな草野マサムネが選んだ今年の楽曲です!




                              



 
 夜ウォーキングしていると見えないけれど、久しぶりに昼間歩いたら、こんな色の景色だった。
 寂しいけれど、高台に通じる道をたどって、どこまでも歩いていきたくなる気分。
 慌ただしくも、どこかに頼って、静かに暮れていくのかな。

 
 赤もちょっと下り坂・・・。


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