湘南漁業協同組合鎌倉支所のブログ

JF湘南漁業協同組合鎌倉支所の直売情報や朝市、海の情報等をお届けします。

放射能検査

2011-07-22 08:46:00 | 今日の鎌倉
台風!台風6号は、当初高潮による大きな被害をもたらした一昨年の台風18号と同じコースが予想されたため、漁業者は船を安全な場所に退避させたり、漁具をしまったりと荒天に備えておおわらわでした。一部の漁船が134号線の歩道上に避難したために歩行者の皆様にご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。幸い台風は進路を大きく変えて南に遠ざかったために被害はありませんでした。しかし高波によって浜の砂が削られたり、海藻が大量に流れ着いたりしたために一部の漁船はしばらく操業できそうもありません。今年は海水の温度が高く、台風が多く発生する予想です、そのつど皆様にはご迷惑をおかけすることになりますのでよろしくお願いいたします。

放射能!放射能の影響ですが、今回は私たちの漁場から漁獲した魚の検査をいたしました。
鎌倉産のシラスとカマスです。シラスは放射性ヨウ素放射性セシウムとも検出されませんでした。カマスは放射性ヨウ素が不検出、放射性セシウムが3.5Bq/kgでした。もちろん規制値である500Bq/kg以下の微量でしたのでご安心ください。そのほか、柴漁港のマコガレイとマアナゴの検査をしましたが、アナゴから微量(4.3Bq/kg)の放射性セシウムが検出されましたがその他は不検出でした。

私たちの漁場の魚に、放射能の影響がなかったことには安堵しておりますが、牛肉をはじめとする農産物や畜産に大きな影響があることや、福島や茨城の海産物に影響が出ていることに同じ第一次産業の担い手として大きな危惧を抱いております。
今私たちがこの問題についてできることは限られていますが、少なくとも何も隠さずすべてを正確にお伝えすることが最低の義務であると考えています。


救命講習

2011-07-11 20:37:00 | 今日の鎌倉
今日は鎌倉パークホテルのスタッフと合同で普通救命講習を受講しました。
昨年に続き2回目の受講ですが、今回は朝市を一緒に開催しているパークホテルの方も一緒です。


胸骨圧迫と人工呼吸、そしてAEDを使った実技など、3時間にわたる講習でした
これからの海水浴シーズン、浜での事故を防ぐために、みんな真剣でした


鎌倉では救急車が到着するまで平均7分かかります、その間に救命処置をすることで尊い命が助かる確率が確実に高くなります。
皆様も機会がありましたら受講なさってください。
携帯画像ですので不鮮明です、すみません

放射能濃度検査結果

2011-07-08 16:06:00 | 今日の鎌倉
「放射性物質濃度検査」
最新の神奈川県産の魚介類の放射能濃度検査の結果です
いずれも不検出もしくは規制値以下でしたのでご安心ください


コノシロ   柴漁港    放射性ヨウ素  不検出 放射性セシウム 2.4Bq/kg
ゴマサバ  佐島漁港 放射性ヨウ素  不検出 放射性セシウム 6.8Bq/kg
シロギス 柴漁港 放射性ヨウ素  不検出 放射性セシウム 不検出
イサキ 小田原漁港 放射性ヨウ素  不検出 放射性セシウム 不検出
マアジ 小田原漁港 放射性ヨウ素  不検出 放射性セシウム 14.6Bq/kg
 
  


※放射性ヨウ素の規制値は2000Bq/kg・放射性セシウムの規制値は500Bq/kgです
採集日は7月4日から5日です 


私たちは食の安全を守る最前線にいるという自負と責任感を持っておりますが、目下のところ放射能濃度に関するデーターについては行政からの発表に頼るしかありません。

ただし、全国規模での数値や時系列での変化などご自分なりの判断をされるにあたってはさまざまなデーターベースがありますので参考になさってはいかがでしょうか。
行政の発表したデーターを一元的に集約したサイトなども参考になります。

http://atmc.jp/food/?d=30&s=i131&a=14&q=b74aa



フィッシャーマン通信7月号

2011-07-04 11:26:00 | 鎌倉フィッシャーマン通信
フィッシャーマン通信7月号は旬の地ダコ特集です


7月の朝市では活蛸がたくさん売れました。ご利用ありがとうございました。
お買い上げになった方の多くが、初めて活蛸をさばくということでしたので、もみ方などをお伝えしましたが、皆様うまくいったでしょうか?

ここではうまくいかなかった原因と解決方法を記します。

失敗① ゆでた蛸が生臭い

原因 1 内臓が完全に取れていない。蛸の頭を裏返したら筋を切ってもかまわないからとにかく内臓のすべてを取り除きます。業者は3本の筋のうち2本を残して、茹でた時に頭がすっくと立つようにしますが、家庭では必要ないので内臓が取りやすいようにみんな切ってしまってかまいません。最後にまな板などに足の付け根を押し付けて一番奥の耳のような二枚のひだを取ってください。残っていると匂う原因になります。

原因 2 塩もみが甘い。500gくらいの蛸だったら洗面器などの中で足の付け根に大匙一杯位の塩をかけて手のひらの付け根で力強くこすりまわしながら粘りをとってゆきます。5分くらい続けると白い糸を引くような粘液でいっぱいになりますから一度水で洗い流してください。このまま長くもむと塩辛さやぬめりのにおいが蛸についてしまいます。この後は真水をつけながら蛸全体を両手でもむようにします。こするというより硬い筋肉をもみほぐすという要領です。

原因 3 吸盤の汚れが残っている。しばらくもんでいるとぬめりが取れて「キシキシ」した感じになりますが、ここでやめずに吸盤の中をよく見てください。中の汚れが残っていたり吸盤の薄皮が残っているとまずくなる原因です。水垢のような汚れが出なくなるまで蛸の足を両手でよりをかけるようにしごきます。

失敗② ゆでた蛸が紅くならず、皮がむけてしまう

原因 1 茹でる温度が低い。沸騰したお湯に入れてください。ただし再沸騰したら火を弱めて沸騰をとめてください。茹でる時間は500gくらいの蛸でしたら3分から5分をお勧めします。表面は火がとおり、中は生です。
原因 2 余熱でだれてしまう。茹で上がったら氷水で締めてください。しっかり冷えるまでお願いします

失敗③ ゆでた蛸が硬い

原因 1 もみが甘い。蛸は揉むものです!イタリア人はやわらかい蛸が好きなので、石畳の上に何十回もたたきつけて筋肉をほぐします。

原因 2 茹で過ぎ。真蛸は煮れば煮るほど硬くなります。だからおでんには入れられません。おでんにはやわらかいやなぎ蛸やミズ蛸がいいです。

真蛸独特の歯ごたえと甘みを楽しむには何回かの失敗がつき物です。失敗した方も懲りずに次の朝市で再度お買い上げの上チャレンジしてください。

わからないことは漁協までお問い合わせください。

 
PDF版はこちら
tbbvm7qrn.pdf

風味豊かで味わい深い鎌倉の地ダコは、朝市の他、浜売りしらす直売所、漁協の平日直売でお買求め頂けます。


朝市ご利用くださってありがとう

2011-07-03 17:03:00 | 鎌倉の朝市
7月3日、好天に恵まれ、7月の朝市無事開催いたしました。
朝から強い日差しが照りつけたせいか、お客様の出足は先月ほどではありませんでしたが、それでもたくさんの方に来場していただきました。漁協所属漁師一同感謝申し上げます。
今回は豊漁の続く鎌倉タコやカマス、夏の味覚、舌平目などをたくさん用意いたしました。

今回から、整理券を受け取っていただいた方は長時間にわたって順番待ちをしていただかなくてもよいようにいたしました。
整理券を受け取った方は自由に飲食などお楽しみいただき、あるいは会場のパークホテルの喫茶などでゆっくりお待ちいただけるようにして、開場15分くらい前に整理券順に並んでいただくようにいたしました。来月以降も酷暑の中での朝市ですので、この方法にする予定です。


よりよい朝市を目指してこれからもがんばりますので皆様のご意見ご希望をお待ちしております。
このブログのコメント欄、または漁協のあてのメールk.gyokyo@clear.ocn.ne.jpに遠慮なくお寄せください。


来月は8月7日に開催します。8月からは鎌倉海老が解禁になるほか、名物のサザエやあわびもお出しできると思いますのでご期待ください。
お暑い中ご健康にはくれぐれもご配慮の上お過ごしください。