たまには映画の話です。
寿命を金銭でやりとりできる世界観~~~~
その技術を生んだ寿命仲介業者があったり、そこの社員である主人公が翻弄される話です。
正直言うと、世界観に100点出したいけど脚本が……難しかった……!
キャラの内面がころころ変わりすぎて、アッ、アッ…何…ってなってました。
いや実際あの場面に出くわしたら自分もそうしちゃうな!とか、立場が変われば意見が変わるっていうのを皮肉ってるんだろうな~って。
主人公の妻が序盤で糾弾してましたね、「ひどい目にあっているのは自分だ」って。
そう想像はしてるんですが!
……最近読んだ本にありました。
人は一貫した行動を好むし、「自分自身は他者よりも一貫した行動をとっている」と認識するらしいです。
タイムリーな内容でしたね。
自分のために行動するキャラがすごく多い作品だったのですが、ボディーガードの彼女は全体を通しても好きでした。
自分の立場ではなくて自分の思想で動いてる感じが!
主人公に関しても、浜辺で妻を見るラストシーンちょっと前のところは好きです。
すごくドラマチックなカメラの動かし方をしていて、いうなれば神々しく撮っていたと思うんですが、あれってもしかしたら主人公にはあれくらい眩しく映っていたのかなと思っています。
母になった(元)妻が隣にいない喪失感と、でもそれを遠くから見ただけで、ふっといなくなってしまう彼の描写。
落差で風邪をひきそうでしたが、こういう風邪ならどんどんひきたいです。
続編が出るかのような引きでしたが、はたして出るのか。
ハリウッド版モンスターハンターを見たときの後味にちょっぴり似てましたが、この映画は結構好きな部類に入りそうです。
あとBGMが好きでした。
自分が好きなゲーム(近未来系)と同系統で、雰囲気に合ってました。曲がいい。
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