神子屋教育🇯🇵(かみこやきょういく)

我が家流/みみかとママの「おうち」教育

夢子の原点

2007年08月13日 | 夢見る夢子
◆私は小さいころから、『愛』という字と『綴る』という漢字がとても好きでした。
小学3年生で転校生となり、それまでの学校での記憶は余りありません。
しかし、引っ越ししてからの4年生ごろから、学校での作文や自分で詩を書くのが大好きで、そのころからの学校やらの記憶はあります。
中でも、6年生の時に見に行った演劇鑑賞で書いた感想文を、担任の先生が「大変素晴らしい感想文です!」と、何重ものグルグル巻の丸印を付けて下さったことが、深く私の心に残っています。
今読み返しても、我ながら『素晴らしい!』と思える感性と文章です。
この作文の感性と思いの文章は、今の私の原点と言っても過言ではありません。
今もって、私の中心部分と何らぶれるところが無いのです。

◆【人間になりたがった猫】という劇でした。
主人公の猫/ライオネルが魔法使いに頼んで、3日間だけ人間の姿に変えてもらい、恋する女の子/ジリアンや、ジリアンに片思いし悪さを働くスワガードや、町の人たちと交流するというお話でした。
ジリアンとも両思いの仲になり、スワガードの悪さを許し仲間となり、町の人たちからも慕われ必要とされるようになったライオネルが、いよいよ森の魔法使いのところへ戻る日が来ました。
別れを惜しみ、町の人々の思いに感謝しつつライオネルは約束通り素直に森へ帰りました。
すると、ライオネルの後をジリアンやスワガードをはじめ町の人たちが追いかけます。
彼らは、魔法使いに「ライオネルを人間のままにしておいて欲しい」と、頼みに行ったのです。
そんなみんなの願いも叶わず、魔法使いは呪文を唱えます。
ライオネルは人間の姿のまま、何ら変わりません。
再度、魔法使いが呪文を唱えます。
しかし、ライオネルには尻尾さえも生えることなく、人間のままです。
結局、ライオネルはそのまま人間のままで、町のみんなと平和に暮らしました。
♪人はみんな誰でも一人では生きていけないから、きっと素敵な友達と手と手をつなぐのさ~
愛と仲間それさえあれば辛くは無い~
愛と仲間それさえあれば辛くは無い~♪
(今を去ること二十数年前、今でも歌詞を覚えています・・)

◆これを見た私は、作文にこう書いています。
町の仲間の愛がライオネルの心を人間の心に変えてしまったのでしょうか?
ライオネルの心はもう人間です。
いくら魔法使いでも、この心まで変えることは出来ません。
姿・形を変えたところで、ライオネルの心は人間の心でしかありません。
ライオネルの心の力と町の仲間たちの愛は、魔法に勝ったのです。
自分の心と仲間と愛が、こんなに素晴らしいものとは思いませんでした。
それに、この三つは、どうやってもどんな力にも負けることはありません。
変えることも絶対できません。
自分の心、仲間、愛をもっと広く大切にしたいと思います。
みんが広く大切にすればきっと素晴らしいことがあると思います。
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