神子屋教育🇯🇵(かみこやきょういく)

我が家流/みみかとママの「おうち」教育

素晴らしい偶然!/父迷子になる

2007年06月29日 | 神子屋教育(+ママ&みみか日記)
ママです。
今日のお昼間、父は迷子になりました。
ある程度勝手の分かる実家ではない我が家では、決して一人で家の外には出かけないし、出かけさせないようにしていたのですが、昼食後サッサといつものように身支度を整え出したので、裏庭に出るのかと思いきや、散歩(母を迎えに?探検に?)に出かけると意思表示。
まもなく母が仕事から帰宅することを告げますが、一向に聞く耳持たず状態で、私が一緒に行かないことを言っても、頑として出かける気配。

これは仕方がないと思い、いつもなら慌てて付いて行く私でしたが、昼食後の片付けに戸締りに部屋用のラフな短パン姿の着替えなどを考えると、即出かけられる状態にありませんでした。
それに、頑なな父のそんな態度に怒ってまで制止しよういう気にもなれず、逆にどの程度一人で父が動けるのかを確かめておきたい気もありました。
「それじゃあ」と言う父を見送りながら、『ある程度行って不安になったらブーメランのように帰って来るだろう』『もし迷っても、自転車で追いかければ大丈夫だろう』などと、私は考えていました。

父が出かけた直後、仕事が終わり実家に寄っていた母から電話が入りました。
今起きている現状を伝えると、とりあえず急いで帰るとのこと。
取り乱しての心配は母にはないようでしたが、それでもここ最近は本当に一人歩きをしたことのない父です。
送り出したときは、それほど私も心配になりませんでしたが、込み入った路地や普段使わない道に行ってしまうとちょっと厄介かも・・・、だんだんとそんな気になって来ました。
急いで戸締りをして父の後を追いました。

父が行きそうな駅に通じる道を辿り、駅を見渡しますがいません。
父のことを知る顔なじみの駅員さんに念のため声をかけておき、それでは・・と、みみかの通う「教室」への道のりを父の姿を探し探し辿りましたが、ここでも見当たりません。
きっと心配するので、みみかに内緒でそっと「教室」の先生に尋ねましたが、やはり来ていませんでした。
ではでは・・と、通るたびにいつも指差す父の気になる方向の道を思い浮かべました。
その道は、大回りではありますが「教室」にも繋がっているので、そのまま私は自転車を走らせました。
狭い路地も気にしながら自転車を走らせましたが、父の姿はどこにもありません。
再度、駅に立ち寄り確認しますが、父は来ていませんでした。
『うーん、困ったなあ』と思いながら、母も帰ってくるし父もどこかしらからUターンしていたらと考え、とりあえず一度帰宅することにしました。

さすがに若干心配になり、自転車を飛ばしながらあれやこれやと顔出す不安を、『お父さんは神様に護られているから絶対大丈夫!』と、私は強い信念のもと払拭していました。
とは言え、手の打ちようの無い私は、父の事情を知る数少ない地元の友人に『緊急手配のメールを出さなきゃ!』と考えていました。
やはり、門が閉じられたままの我が家に着いた私は、友人にメールを打つことを思い浮かべながら、急いで玄関の鍵を開け部屋に入りました。
すると、留守番電話の点滅が私の目に入って来ました。
早速メッセージを聞くと、なんとその数少ない地元の友人の一人からでした。
しかも!「今車で走っていたら、みみかちゃんのおじいちゃとお目にかかりましたが・・」と、父との遭遇を伝えるための電話でした。
何たる偶然!素晴らしい偶然!!
私の心の中は『ラッキー!』の大嵐で、『やっぱ、超人クリアな「愉快な認知症」の父は違うなあ~!しっかり神様のご加護がついているんだなあ!』と感心するばかり。

結局その後、父はその友人に職務質問され無事保護されて、友人の車で我が家に送られ生還を果たしました。
悪びれた風も無くニコニコしながら友人と接する父を、怒ることも(もちろん諭すことも)出来ず、「送ってもらえて良かったね」とただ一言の私でした。まもなく我が家に帰宅した母も、父に出迎えられたことに安堵した様子でした。
が、脳天気な母は「明るい真昼間だし、単車でビヤーとその辺を走れば、絶対見つかるだろうと思ってたわ」とのこと。

兎にも角にも、友人との素晴らしい偶然で父の迷子は無事解決し、今後は散歩と称する父の外出には必ず同行者が必要だと確認できた、我が家の有り難い出来事でした。
(Tちゃん&その娘Aちゃん、本当にありがとうございましたー!)
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