図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
紙芝居ネットについての感想
2007-07-02 / 資料
紙芝居専門情報紙「絵芝居」掲載
紙芝居ネットが公開されて
石倉恵子
項目別に思ったことを書きます。
〈紙芝居ギャラリー〉
公共施設のパソコンで試したら、ソフトが合わないのか使えない場所もあり、残念です。
〈探す〉
データ詳細で「○○にヒット」の表示が出るのはありがたいですが、おうじがおじいでヒット、わらうがはらうでヒット、ころがるが ところがある日 でヒットしたりするなど、機械の問題なのでしょうか、改良されることを期待します。図書館員にあらすじを言って「探してくれ」というケースはかなりあるようで、そんな場合にとても有効です。全部ひらがなで入力すると満遍なく表示されると思うので、初心者でも分かりやすいアドバイスが書かれていると助かる人が多いでしょう。
できることなら、紙芝居が何枚ものかの表示があると助かります。古くて貴重な紙芝居は表紙絵だけでいいのでジャンプして見ることができると楽しい。また、新着作品というような項目で、あちこちの出版社から出された紙芝居が、増刷・復刊含めて一年位前の分から一覧表になっていると役に立つような気がします。
〈演じ方〉
「歴史を学ぶための資料」があるように、「演じ方を学ぶための資料」「作り方を学ぶための資料」の一覧もあるといいと思います。
『児童文化と子ども学』竹内オサム/著(久山社)には今井よねや高橋五山などたくさんの人の意見も出ていて「へえぇ」と思いました。よく考えると、語り婆さは指導を受けて昔語りをした訳ではなく、「サツさんツルさん講習を受けるの図」を想像するとこれはお笑いです。そのせいか、語り方やちょっとした言い回しを指導すること自体が失礼なのではないかと思うようになりました。
おはなし会では似た語り方が続くと飽きられますし、先に技を習得した人が指導すると、将来的に行き詰ることはないでしょうか。「上手な演じ方」は自分で探す過程を楽しむようなものとも思えます。確実な世界がある右手さんやまついさんを参考にしながら、別の演じ手も別の世界を作っていければ聞き手も飽きません。指導者はめいめいの個性を引き出す援助をして、外部との調整をするのが仕事ではないかと感じています。
ただ、現実は講習会が花盛りですから、それらのやり方に付け加えて、多様なやり方を楽しめること自体が紙芝居の歴史であり人気の元になっているという現状を紹介されるのが、収集癖の権化の図書館らしい仕事だと思います。
また、別のコーナーで学生が実際に演じた物や感想が読めると、今の親に一番近い感覚として私たちの頭を柔らかくしてくれそうです。
下読みの時は絵を見るけれども、本番はイラストのように舞台の真後ろにいたほうがいいのでしょうか。後ろに立たなくては見えない「途中で止める線」の紹介もあるのだから後ろかなと思いましたが、それでは肝心の本番で実際の絵や操作を自分の目で見ることができません。
導入ですが、拍手を途中で止めさせる方法は、受け取り方によっては聞き手を萎縮させたり不快な思いをさせるかもしれません。手遊びの説明は、トロい私にはついていけませんでした。また、静かな声のあとに突然ワッと声を出す演出などは、刺激を大きくするためかと思いますが、これらについては子どもの心理に詳しい先生方の意見をお聞きしたいです。
〈作り方〉
絵本を真似て描いているイラストは園の中でのことを想定されているのでしょうか。ただ、一般の人がこれをやるといろいろ問題が起こると聞きます。勘違いされないように配慮をお願いします。
紙芝居ネットが公開されて
石倉恵子
項目別に思ったことを書きます。
〈紙芝居ギャラリー〉
公共施設のパソコンで試したら、ソフトが合わないのか使えない場所もあり、残念です。
〈探す〉
データ詳細で「○○にヒット」の表示が出るのはありがたいですが、おうじがおじいでヒット、わらうがはらうでヒット、ころがるが ところがある日 でヒットしたりするなど、機械の問題なのでしょうか、改良されることを期待します。図書館員にあらすじを言って「探してくれ」というケースはかなりあるようで、そんな場合にとても有効です。全部ひらがなで入力すると満遍なく表示されると思うので、初心者でも分かりやすいアドバイスが書かれていると助かる人が多いでしょう。
できることなら、紙芝居が何枚ものかの表示があると助かります。古くて貴重な紙芝居は表紙絵だけでいいのでジャンプして見ることができると楽しい。また、新着作品というような項目で、あちこちの出版社から出された紙芝居が、増刷・復刊含めて一年位前の分から一覧表になっていると役に立つような気がします。
〈演じ方〉
「歴史を学ぶための資料」があるように、「演じ方を学ぶための資料」「作り方を学ぶための資料」の一覧もあるといいと思います。
『児童文化と子ども学』竹内オサム/著(久山社)には今井よねや高橋五山などたくさんの人の意見も出ていて「へえぇ」と思いました。よく考えると、語り婆さは指導を受けて昔語りをした訳ではなく、「サツさんツルさん講習を受けるの図」を想像するとこれはお笑いです。そのせいか、語り方やちょっとした言い回しを指導すること自体が失礼なのではないかと思うようになりました。
おはなし会では似た語り方が続くと飽きられますし、先に技を習得した人が指導すると、将来的に行き詰ることはないでしょうか。「上手な演じ方」は自分で探す過程を楽しむようなものとも思えます。確実な世界がある右手さんやまついさんを参考にしながら、別の演じ手も別の世界を作っていければ聞き手も飽きません。指導者はめいめいの個性を引き出す援助をして、外部との調整をするのが仕事ではないかと感じています。
ただ、現実は講習会が花盛りですから、それらのやり方に付け加えて、多様なやり方を楽しめること自体が紙芝居の歴史であり人気の元になっているという現状を紹介されるのが、収集癖の権化の図書館らしい仕事だと思います。
また、別のコーナーで学生が実際に演じた物や感想が読めると、今の親に一番近い感覚として私たちの頭を柔らかくしてくれそうです。
下読みの時は絵を見るけれども、本番はイラストのように舞台の真後ろにいたほうがいいのでしょうか。後ろに立たなくては見えない「途中で止める線」の紹介もあるのだから後ろかなと思いましたが、それでは肝心の本番で実際の絵や操作を自分の目で見ることができません。
導入ですが、拍手を途中で止めさせる方法は、受け取り方によっては聞き手を萎縮させたり不快な思いをさせるかもしれません。手遊びの説明は、トロい私にはついていけませんでした。また、静かな声のあとに突然ワッと声を出す演出などは、刺激を大きくするためかと思いますが、これらについては子どもの心理に詳しい先生方の意見をお聞きしたいです。
〈作り方〉
絵本を真似て描いているイラストは園の中でのことを想定されているのでしょうか。ただ、一般の人がこれをやるといろいろ問題が起こると聞きます。勘違いされないように配慮をお願いします。
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