キャラクター紙芝居・絵本、を読み聞かせに使うか

 絵本の読み聞かせでは「キャラクターものはやらない」ので、紙芝居でもアンパンマンやジャングル大帝はやらないで来ました。「アニメになっているのはアニメで楽しんでもらえばいい」という考えで統一しておけば迷わずに済むのでそれに倣っていました。でも、今はみんなセル画が動くようなアニメになってる。
 キャラクター商品になっているものも多くミッフィはすごくたくさん商品になっているにもかかわらず、やります。商品宣伝になってもいいと、ここでは暗黙の了解がある。

また、フレーベル館から出ているアンパンマン紙芝居の絵をよく見ると、昔のアンパンマンの絵で、アニメになっているのと違い、漫画家が手書きした画風なので素朴な感じをうけます。ただ、話が結構複雑で、続き物になっているので一つだけやっても唐突な感じがありますが。

 子どもは主人公に自分を重ね合わせて想像していくので、やはりキャラが立っているのは大切ですよね。基本的にそのキャラクターが出てきさえすれば満足する部分もある。私はそれをいい意味で肯定したい。
 春の読み聞かせ講座の講師は「ぐりとぐら」のシリーズを推奨してたけど、個人的にぐりとぐらが好きでそれに心を寄せた種類の人たちだったのでしょう。
 集団による読み聞かせって、キャラよりストーリーを大切にしなくちゃいけないという,ここでも暗黙の了解があるのですよね。だから聞き手にはあまり魅力がなく、自分の自由時間をやりくりしてまで聞きに来ようとは思わない。

マンガや紙芝居では「キャラがたたなくちゃ。はじめにキャラありき」です。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』竹内一郎(講談社)を読みました。「そうだ、こうだった」「自分は知らずにこうしていたのか」と思うことがいっぱい。
子どものころマンガを読んでいて「コレッテ、ドウイウジュンバンデヨムノカ ワカラナイヨ」と思った記憶もよみがえりました。手塚治虫も試行錯誤していたのね。

 子どもに媚びるとか人気とり、とか言われそうだけれど、キャラクターものをおはなし会の候補に入れるのもそう遠くないと思えます。聞き手選書型でも候補の中にノンタンを入れておき、希望があったので読みました。もちろんそればっかりにならないように、注意します。
 また、アンパン紙芝居大会、を別立てにしてやっても楽しいかもしれない。それか、おはなし会の最初に毎回一つやるとか。

この項は、追加して書いていくことにします。とりあえずここまでは18年5月現在。



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