子ども手づくり紙芝居に思う

1カ月位前に、ネクスト21ビルの地下にあるコメリブックスに行った時、ミニ紙芝居のおもちゃが売られていたのを見つけました。はがきサイズの紙芝居舞台が木(プラスチックかも)でできていて、ももたろうなど昔話の白黒絵カードがセットになっています。たしか700円だった。買ってくればよかったとあとで反省。ここから、子どもは紙芝居を自分のものにしていってくれればいいのに。

 子ども手づくり紙芝居を、黒埼図書館で、1日コースでやるようになって何年かたちました。 
2月の『子どもの文化』の特集が、「子どもがつくる紙芝居」だったので、興味深く読みました。
『紙芝居ー子ども・文化・保育』(自己流の略は KBH~~~もう少し短いタイトルだと助かったんだけど)の本の中で、子ども手づくり紙芝居について説明がなく、ときわさんの『手づくり紙芝居講座』で少しだけ触れられていて、もう少し何かで必要なのではないかと思ったのです。だから、特集はうれしかったです。
 一般的な紙芝居製作の作法とは全然違う発想で切り開いていく必要があるんだよね、と意識の下で分かっているのですが、それを他人に説明できないでいます。

関西のサークル「ちょうちょ」さんが、数日コースで子ども手づくり紙芝居の催しをしておられるのは以前も『絵芝居』で読んで知っていました。何年か継続して、工夫を加えてやりやすい方法を研究され、子どもの満足を引き出している様子がよくわかりました。大人も子どもの発想に、ひどく揺さぶられるという意識は、私も持っています。
「ちょうちょ」さんは、手づくりの専門家の方が何人もおられるので、コツなどは充分体得しておられるのでしょう。実は、私が立ち止まるのは、この「数日コース」という設定なのです。サポートメンバーが大勢であれば可能なこのスタイル、それができない私は、どのような方法をとればいいか、または、どのような発想でやればいいか、毎年 自問自答しています。子どもの文化として、子どもが自然な思いを描いていく状況をどうやって作りだせばいいのでしょう。
 
 あまり大きな声で言えないのですが、子どもの遊び、例えばパラパラマンガのような、大人に隠れてこっそり作るような、そんなスタンスだと、子どもの本音が表れるんじゃないかと思っています。コンクールでやる他に、あんまり目立つことが好きじゃないけどマンガが好きだとか、そういう子どもの得意技になるといいなあ、ということです。だから、一日コースで、小さい画面で、色鉛筆なんかでチョコチョコ作る、そういうのも捨てがたいのです。
 一方、以前、ほんぽーとでやった時に絵筆を使ってもらったら、圧倒的にすてきな絵がぞくぞく出てきて、ぶっ飛んだ思い出があります。これを使ってなんとかならなかったかと、、B4サイズの絵の具使いの子ども紙芝居にも未練があるのです。

 別の話ですが、新潟NPO協会から、「地域活動体験プログラム提供」として指定フォーマットに記入して提出せよと案内が来たので提出しました。私は「よみきかせをしてみよう」と「4枚の紙芝居を作ろう」の、2種を出しました。両方とも以前、実際に学校でやったことがあったので、思い出しながら書きました。今後依頼がくるかどうか全然わかりませんが、とりあえず提供の意思は出しておこうと思っています。
 学校などに入るためには、数時間で体験できるプログラムのほうが現実性があるように思います。専門家が少ないというハンデを生かして、この方法でなんとか現実にあわせていこうと思っているのです。
 新潟にはアニメマンガの専門学校もあるのですから、若い人に向けて現実を開くにはその方向を考えるんですが、自分ひとりでとっぴな行動をするのには、もう少し様子をみようかなと思います。

 

 

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