出版社に意見しました

以下、以前に投稿した「紙芝居『おだんごころころ』は春に使う。ではなぜ」のページの文章です。これを短くして、出版社にメールしましたら、お詫びをいただきました。
なお、筆者(新潟青陵大学の先生)はすでに退職されているとのことで、経緯はわからないとのことです。
紹介本(紙芝居)が童心社に偏っていることについても、コメントいただき、うれしいです。実はこっちの方が根が深い問題があると思っています。
新しく保育者向けの本も企画されているとのことで、楽しみです。

 以下
『すぐにできる!保育者のための紙芝居活用ガイドブック』浅井拓久也/編著(明治図書)を読んでいて、これは間違っていると思いました。明治図書と言えば教科書や参考書で有名な会社ではないか。
6章の「月別で選べる!おすすめ紙芝居リスト」の11月の項目に『おだんごころころ』坪田譲二/作 二俣英五郎/画(童心社)があります。
この話は、はなしとして語るならば年中使えますが、この紙芝居は1画面目に桃の絵があり、脚本には「だんだんあたたかくなって」「おひがんの もものはながさいて、はるが、そこにきておる あたたかい」などとあります。ですから、3月か4月にやるものでしょう。
どうして、こういう間違いが通ってしまったのか、不思議に思いました。書いたのは新潟青陵大学の先生ですね。この先生は、紙芝居を見ないでコメントを書いたということになります。付け加えるならば、このリストのすべてが童心社刊だということです。これはかなり偏っていないか。
きっと紙芝居文化の会の先生なのでしょうが、編者も出版社も気づかず通り過ぎてしまいました。紙芝居を見ないで書いたコメントは、なにかの引用ではないかと思えるんですが。紙芝居文化の会の冊子にあったとか?

紙芝居文化の会は、童心社のものばかりおすすめリストに入れています。この本のリストはほとんどそこからピックアップされています。先生はもっと幅広く紙芝居を見て選んでもらえなかったでしょうか。
童心社も、平和な世の中を目指すならば、違うものを受け入れる感覚を自ら持つ必要があると私は思っています。インクルーシブですね。
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