『新・紙芝居全科』

『新・紙芝居全科』小さい紙芝居の大きな世界(子どもの文化研究所/ 発行・編集)

子どもの文化研究所の定期刊行物の、19年7・8月特集号に、総論が追加されて、単行本になりました。新潟市の図書館にも3冊あります。原論・総論・歴史・絵・脚本・資料。現在の状況やこれからの展望。印刷・手作り両方向についても書かれています。
 実践するためのノウハウは まついのりこさんと、右手和子さん。それぞれの著作は、説明が主観的だったり本が古くなったりしているので、最新かつ重要な点はこれを読めば分かります。
 ただ、これは個人でやる場合の説明です。団体として活動するためには、実演方法の他に、会員同士の微妙なバランスをとったり、外部との調整がからんできますので、この綱渡りに、私などは力の8割をつぎ込んだような気がします。会の維持と本番までの調整が縁の下にあるのでしょう。なかなか文字にして書けないことでもあります。
 最初にある中川正文氏の原論ですが、これは集団相手の絵本の読み聞かせを「絵解き」と理解するならば、絵本の読み聞かせをされる方にも、参考にしていただきたいです。「現在の子どもたちの目ざす方向に向かって灯をともす」というのは、とても難しいけれど、なんだかそうだな、と思いました。
 大きな流れをつかむことが、道をぶれさせないための基本かなと考えています。
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