図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
脚本『みんなのごちそう』
2008-06-06 / 脚本
海の環境紙芝居シリーズ3
写真は画面⑥
魔法の箸を持って呆然とするヤマメさん
プリントアウトはこちら
『みんなのごちそう』
原案/豊かな海づくり大会推進室
脚本・線画/石倉恵子
① みんな、まわるおすし屋さん、好きかな?
実はね、目に見えないけど、山から海に向かって こんな大きなまわるレストランがあるんだよ。ちょうど 川が、おいしいおすしの乗ってるベルトみたいだよね。これは、そのまわるレストランのお話です。では、はじまりはじまり
② ある日、まもりんと漁師さんが まわるレストランに行きました。すると、
「あーあ」「おや、誰か、ため息をついているよ」二人は海へ行きました。
③ よく見ると、お客の ワカメさんが 困っています。
「あーあ、最近、流れてくるのがゴミばかりで、なかなかふとれないのよ。いつゴミがなくなるのか、誰か知らないかしら?」
④ 「わあ、大変だね。知っている人がいないか探してくるからね。」川の水が流れてくる方に向かって、二人は歩いていきました。
⑤ しばらく行くと ナマズさんがいました。
「ああ、疲れた。コンクリートの壁があって、つかまっていないと流されちゃうんだ。」
どうしたら流されないか、誰かに聞いてきてくれる?」
「わかったよ」二人は、また歩いていきました。
⑥ すると、ヤマメさんが、箸を持って ぼう然としているのに会いました。
「ヤマメさん、その箸、どうしたの?それに、お皿には何もないじゃないか。(ほとんど無い、を何も無い に後日変更しました)」
「ああ、おなかがすいたよ。この前、山森ブナさんがやってきて、この魔法の箸をくれたんだ。けれどちっともごちそうが出てこない。ブナさんは、きっとみんなが助かるアイデアを他に知っているに違いないよ。行って聞いてきてくれるかい」「うん、わかったよ」
⑦ ふたりは、空飛ぶ皿にのって ブナさんのところへいきました。
「やあ、ブナさん、ひとりぼっちなの? 」
「そうさ、人間が木を切りすぎて 1人になってしまったんだ」
「ふーん、大変だね。ぼくたち、ヤマメさんに聞いて ここまできたんだよ。みんなが助かるアイデアを教えてください」
「そうか、そのかわりにお願いがある。その魔法の箸で仲間の木を増やしてくれないか。私は動けないから、自分じゃできないんだ。」「よし、わかったよ」
まもりんは、箸をしっかり持つと、
(半分抜く)「まも・まも・まもりん、木の苗、でろー」
⑧ ぽん、ぽんぽん、木の苗がでてきました。「まも・まも・まもりん、もっとでろ」
ぽん、ぽんぽんぽん、ぽん。
⑨ 二人はどんどん木の苗を植えました。
「あそこにも、ここにも」「早く大きくなれよ」木はずんずん育って、大きな森ができました。
「どうもありがとう、お礼に答えを教えよう」
⑩「いいかい、森ができれば生き物も増える。そうして、落ち葉や ふんから、栄養たっぷりのごちそうができる。川や海のみんなはそれが大好きさ。
だから、ヤマメさんに教えてくれ。もうすぐごちそうが皿に乗って流れていくと。
次に、ナマズさんに言ってくれ。流れてきた石や枝でお家を作ればいいんだと。
最後に、ワカメさんには、こうだ。人間がゴミを流さないようにがんばってるから、もうすぐ安心してなんでも食べられるようになると。
⑪ それを聞いたヤマメさんは大喜び
「ほんとだ、ごちそうがきたよ!」
⑫ ナマズさんも大喜びでお家を作りました。
「ここなら安心して住めるよ。子育ても大丈夫だ」
⑬ ワカメさんは、
「これで、やっと太れるわ。人間もがんばってるね」
⑭ まわるレストランでは、他の海の魚もたくさん集まって今日も大賑わいです。さて、あれからまもりんはどこへいったかな? まもりんって よんでみてね。「まもりん!」
⑮ 「はーい。ここだよ」
みんなも まもりんみたいに、魔法がつかえたらいいね。
おしまい
写真は画面⑥
魔法の箸を持って呆然とするヤマメさん
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『みんなのごちそう』
原案/豊かな海づくり大会推進室
脚本・線画/石倉恵子
① みんな、まわるおすし屋さん、好きかな?
実はね、目に見えないけど、山から海に向かって こんな大きなまわるレストランがあるんだよ。ちょうど 川が、おいしいおすしの乗ってるベルトみたいだよね。これは、そのまわるレストランのお話です。では、はじまりはじまり
② ある日、まもりんと漁師さんが まわるレストランに行きました。すると、
「あーあ」「おや、誰か、ため息をついているよ」二人は海へ行きました。
③ よく見ると、お客の ワカメさんが 困っています。
「あーあ、最近、流れてくるのがゴミばかりで、なかなかふとれないのよ。いつゴミがなくなるのか、誰か知らないかしら?」
④ 「わあ、大変だね。知っている人がいないか探してくるからね。」川の水が流れてくる方に向かって、二人は歩いていきました。
⑤ しばらく行くと ナマズさんがいました。
「ああ、疲れた。コンクリートの壁があって、つかまっていないと流されちゃうんだ。」
どうしたら流されないか、誰かに聞いてきてくれる?」
「わかったよ」二人は、また歩いていきました。
⑥ すると、ヤマメさんが、箸を持って ぼう然としているのに会いました。
「ヤマメさん、その箸、どうしたの?それに、お皿には何もないじゃないか。(ほとんど無い、を何も無い に後日変更しました)」
「ああ、おなかがすいたよ。この前、山森ブナさんがやってきて、この魔法の箸をくれたんだ。けれどちっともごちそうが出てこない。ブナさんは、きっとみんなが助かるアイデアを他に知っているに違いないよ。行って聞いてきてくれるかい」「うん、わかったよ」
⑦ ふたりは、空飛ぶ皿にのって ブナさんのところへいきました。
「やあ、ブナさん、ひとりぼっちなの? 」
「そうさ、人間が木を切りすぎて 1人になってしまったんだ」
「ふーん、大変だね。ぼくたち、ヤマメさんに聞いて ここまできたんだよ。みんなが助かるアイデアを教えてください」
「そうか、そのかわりにお願いがある。その魔法の箸で仲間の木を増やしてくれないか。私は動けないから、自分じゃできないんだ。」「よし、わかったよ」
まもりんは、箸をしっかり持つと、
(半分抜く)「まも・まも・まもりん、木の苗、でろー」
⑧ ぽん、ぽんぽん、木の苗がでてきました。「まも・まも・まもりん、もっとでろ」
ぽん、ぽんぽんぽん、ぽん。
⑨ 二人はどんどん木の苗を植えました。
「あそこにも、ここにも」「早く大きくなれよ」木はずんずん育って、大きな森ができました。
「どうもありがとう、お礼に答えを教えよう」
⑩「いいかい、森ができれば生き物も増える。そうして、落ち葉や ふんから、栄養たっぷりのごちそうができる。川や海のみんなはそれが大好きさ。
だから、ヤマメさんに教えてくれ。もうすぐごちそうが皿に乗って流れていくと。
次に、ナマズさんに言ってくれ。流れてきた石や枝でお家を作ればいいんだと。
最後に、ワカメさんには、こうだ。人間がゴミを流さないようにがんばってるから、もうすぐ安心してなんでも食べられるようになると。
⑪ それを聞いたヤマメさんは大喜び
「ほんとだ、ごちそうがきたよ!」
⑫ ナマズさんも大喜びでお家を作りました。
「ここなら安心して住めるよ。子育ても大丈夫だ」
⑬ ワカメさんは、
「これで、やっと太れるわ。人間もがんばってるね」
⑭ まわるレストランでは、他の海の魚もたくさん集まって今日も大賑わいです。さて、あれからまもりんはどこへいったかな? まもりんって よんでみてね。「まもりん!」
⑮ 「はーい。ここだよ」
みんなも まもりんみたいに、魔法がつかえたらいいね。
おしまい
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