その子に合った絵本を選んであげる(?)

「そのおはなしの会に行くと、その子に合った絵本を、ボランティアの人が選んでくれる」そうです。特に、小さい人向けの会にある。

そういうことを、歓迎する向きもあります。「まー、すごいわね」などとアドバイザーが尊敬されたりします。やってる人も、いいことをやっているつもり。
私も、それを初めて聞いた時は、ちょっと心にひっかかるものがあったけど、反論するほどのこともないかと思っていました。

今は、「行き過ぎです」「子どもに失礼です。」と、言いたいと思います。どうして行き過ぎなのか。「子どもの人権」の立場で「どんな小さい人、赤ちゃんでも、意思表示をし、人間として尊重されるべきだ」と思うから。これは私の意見です。別の考えもあるかもしれない。せめて、数冊を本人やおかあさんなどに提示する程度にしておいたほうがいいですね。

 それから、団体で活動しているのだから、複数人で活動し、おはなし会も複数人で関わるように方向を持っていかないと、唯我独尊の世界になると思います。「私が良い絵本の特徴を教えてあげるわ~」「私がよい語り方を指導してあげるわ~」の世界に入っていっちゃうよ。自分が偉いと思っていると独走するから、自分で自分を抑えなくちゃ。そういうことを自分で厳しく律せられる人になりたいと思います。
 指導者の「快楽」を自覚して、恥ずかしいという感覚を思い出して欲しい。だからほんとの指導者は、私みたいにべらべら書かないだろうし。小冊子にして、季刊とか訓示を垂れないだろうし、一年に一度同じ系統の講師で研修を受けろとか言わないだろうしね。
 誘導される側にも、依存の「快楽」があります。

 あとで、「善導」の歴史についても、書けたらいいなと思っています。
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