図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
絵本学と読み聞かせ文化学
以前、ボランティアとして学習したいことのアンケートがあったので、(書いちゃいけないんだよね、とーちゃん)絵本を美術・造形・文学それぞれに分けて考える、というようなことを書きました。他にももろもろ書いたけどね。
絵本というハードのことは、「絵本学会」の資料を読むと安心する。絵本学会では、教育・絵画・文学的な評価に偏らず、造形やコミュニケーション、演劇やマンガなど他の分野からの多角的な研究が必要だということで、進んでいます。
これを知った時は、本当にうれしかった。2000年より少し前のことです。センセイ方の論文を読ませていただいて、なんとなくわかったような気分になっています。
読み聞かせ講座に参加すると、かゆいところに手が届かない気持ちにいつもなるのですが、その原因が、最近なんとなくわかってきたような気がします。
絵本というハードを研究する「絵本学」と、交流ツールソフトとしての「読み聞かせ」。それがいつもごちゃ混ぜになって説明されるから、じゃないかなあ、と思うのです。つまり、絵本研究の中に、「読み聞かせ方はどうするの?」など「絵本を使った活動」に対する疑問がごちゃ混ぜになっていることです。
それは人間の具体的行為ですから、人間科学の分野に近いでしょう?現実の大人や子どもの心理を織り交ぜながら研究するものなのに、芸術表現としての絵本の評価にいつのまにかずれ込んでいて、落ち着かないことこの上ない、と感じていました。
後者を仮に「読み聞かせ文化学」として、分けて考えられないでしょうか。そしてそれは文化学ですから学問であり、正解を求めるのでなく、時代と共に揺れ動き続けるはずです。
つまり、絵本の良し悪しでなく、それを必要とする人間の感覚や取り巻く人間文化を研究すればよいわけです。そうすればボランティアは自分のことを客観視できると思う。読み聞かせ文化ですから、唄ったり、朗読や紙芝居や人形使い、ストーリーテリング、そういった分野に視野を広げられますよね。
ストーリテリングの方は、これからどんどん論文が出るようで、とてもうれしく思っています。以前「紙芝居の窓」ブログに「語り方については、科学的に、頭にヘッドギアでもつけてピッピッと脳波でも比べればいいのに」というふうに書きました。
高い年会費を払ってでも「語り手たちの会」に入って、現場の問題をキャーキャー騒いでいれば、どなたかが拾ってくださると、かすかな希望を持っていました。とにかく、そういう科学的な立証を待ち望んでいました。ねっ、都合の悪い情報を出すと、誰かが助けてくれて前に進めるんだよ、とーちゃん!
暗誦型とトーク型、それぞれの特徴なども書かれているのでしょうか。これも人間文化ですよね。なんとか手に入れて読んでみたいと思います。
絵本というハードのことは、「絵本学会」の資料を読むと安心する。絵本学会では、教育・絵画・文学的な評価に偏らず、造形やコミュニケーション、演劇やマンガなど他の分野からの多角的な研究が必要だということで、進んでいます。
これを知った時は、本当にうれしかった。2000年より少し前のことです。センセイ方の論文を読ませていただいて、なんとなくわかったような気分になっています。
読み聞かせ講座に参加すると、かゆいところに手が届かない気持ちにいつもなるのですが、その原因が、最近なんとなくわかってきたような気がします。
絵本というハードを研究する「絵本学」と、交流ツールソフトとしての「読み聞かせ」。それがいつもごちゃ混ぜになって説明されるから、じゃないかなあ、と思うのです。つまり、絵本研究の中に、「読み聞かせ方はどうするの?」など「絵本を使った活動」に対する疑問がごちゃ混ぜになっていることです。
それは人間の具体的行為ですから、人間科学の分野に近いでしょう?現実の大人や子どもの心理を織り交ぜながら研究するものなのに、芸術表現としての絵本の評価にいつのまにかずれ込んでいて、落ち着かないことこの上ない、と感じていました。
後者を仮に「読み聞かせ文化学」として、分けて考えられないでしょうか。そしてそれは文化学ですから学問であり、正解を求めるのでなく、時代と共に揺れ動き続けるはずです。
つまり、絵本の良し悪しでなく、それを必要とする人間の感覚や取り巻く人間文化を研究すればよいわけです。そうすればボランティアは自分のことを客観視できると思う。読み聞かせ文化ですから、唄ったり、朗読や紙芝居や人形使い、ストーリーテリング、そういった分野に視野を広げられますよね。
ストーリテリングの方は、これからどんどん論文が出るようで、とてもうれしく思っています。以前「紙芝居の窓」ブログに「語り方については、科学的に、頭にヘッドギアでもつけてピッピッと脳波でも比べればいいのに」というふうに書きました。
高い年会費を払ってでも「語り手たちの会」に入って、現場の問題をキャーキャー騒いでいれば、どなたかが拾ってくださると、かすかな希望を持っていました。とにかく、そういう科学的な立証を待ち望んでいました。ねっ、都合の悪い情報を出すと、誰かが助けてくれて前に進めるんだよ、とーちゃん!
暗誦型とトーク型、それぞれの特徴なども書かれているのでしょうか。これも人間文化ですよね。なんとか手に入れて読んでみたいと思います。
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