図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
つるのおんがえしの紙芝居
2016-01-31 / 資料
鶴の恩返しの話は、教育画劇と童心社が紙芝居にしています。
『つるのおんがえし』岡上鈴江/文、輪島みなみ/絵(教育画劇)1982年1986年刊
『つるのおんがえし』坪田譲治/文、中尾彰/絵(童心社)1980年刊
以前書いたように、教育画劇のものは、おばあさんが扉を開けると鶴が人間の姿に戻っているというモチーフで、ちょっとがっかりするのです。
やっと童心社版が届いたので見てみましたら、扉ならぬついたての向うをのぞいたお婆さんと、やせた鶴が一緒に描いてあって、これは満足しました。
お婆さんが覗くと・・・と、半分抜いて止めて、聞き手の期待を集められるような構図になっていて、演出も生きてきます。絵は全体的に人間が小さく描かれていて困ったなと思ったのですが、線でふちどりしてあるので遠目は効くようです。画風も簡素な昔っぽい絵で、静かでちょっと悲しい物語に似合っていると思いました。
残念なのは、童心社版が新潟市の図書館に1巻しかないことです。誰か、もう一度作り直してほしい。できたら、佐渡の広い雪の原の絵を書いて欲しいです。
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