1月になって初めて投稿します。今年もよろしくお願いします。
「手づくり紙芝居」「ストーリー」で検索される方が多いです。以前も、「地域の民話で作れば・・・」などと書いたのです。でも、地域の民話と言っても、話が中途半端で、聞いて納得するようなものがあんまりない。そこに現にお住まいの方もおられるので勝手なことを書くわけにもいかないし、といったことで困ったりしていませんか。
私もそうです。
今は、「『おなべをあけると』という印刷紙芝居が面白いから、これをお鍋に限ることなく、幅広く使えるのを作れ」と言ってくださる会員さんがいるので、それに沿って考えている最中です。いろいろ言ってくれる人がいて、助かります。こういう現代版の言葉や画面構成で遊べる紙芝居は、意外と作りやすいと思います。
すぐ手づくりしてもいいけれど、やはり、印刷紙芝居を同時並行してやっていくと、紙芝居の持つ大事なところがわかる・・・とまでいかないけれど、体にしみこんでいくような気がします。見ていくと主人公がこっち側に描かれている理由とか、言葉の特徴とか、こうすればいいんだなということが分かってくる。紙芝居の作り方の本もたくさん出ているし(最近では『紙芝居演じ方のコツと基礎理論のテキスト』子どもの文化研究所/編(一声社)がいいかも)、
それを読んでからやればいいのにな、とか思っています。私だって、作ってみるけど1年位して見ると、「何でこんなふうにしちゃったんだろう」と慌てることもあるんです。だからこれでいいということはない、という意味では、私も初心者なんだよねと思っています。
数日前、図書館のおはなしのじかんのために「つるのおんがえし」を練習しようと下読みをしました。
教育画劇の紙芝居しか借りられなかったのでそれを見ていたら、この紙芝居の一番の山場であるおばあさんに見つかった瞬間の絵でがっくりしました。織り機の前にいるのが、鶴でなく娘の姿だったのです。見られた瞬間に鶴から娘に戻ってしまった、という話だったのですね。これだとあんまりおもしろくないので、これを候補からはずし、あとで手に入ったときに童心社のを探して見てみます。
それにしても、「つるの恩返し・鶴女房」の紙芝居の在庫が少なすぎる。この際、誰か新しく作って欲しいです。
何年やっていても、こんなことがあるので、自分で手づくりするときも、ほんとに一生懸命やらなくちゃなあ、などと思っています。