街頭紙芝居を見るなら ここ

数日、新潟を離れて関西へ旅行に行ってきました。
本当は桂離宮を見学したかったのですが、随分前から予約でいっぱいだということに気づいて、京都御所に行ってきました。阿修羅のいない興福寺を見たり、吉野の桜はまだつぼみで、おまけに飛行機はB社のプロペラ機。ちょっと間の抜けた旅行でした。はい。

 それでも、ここは当たり!でした。京都でどこを見ようと地図を眺めて「ここ、ここっ」と京都国際マンガミュージアムの、街頭紙芝居の時間めがけて行きました。ここへ来ればヤッさん一座の紙芝居(プロの紙芝居)が見られるんだなー、とかすかに記憶していたのです。
 チケットを買えば当日は館から出入り自由なのがうれしい。広場に寝転んでマンガをよみふけっている人も多く、春休み期間とは言え平日にこれだけ大勢の入館者のいる博物館は珍しいんじゃないかと思いました。靴を脱いで入る子どもの絵本の部屋にもたくさんの親子連れ。都市の規模が全然違うんでしょう。

 お目当ての街頭紙芝居ですが、DO・ビンゴさんという芸人さんでした。お客の小学生の男の子が2人、これも千両役者のように抜群の受けでした。こういう子が私たちの実演にもいてくれて、大人の演じ手を育てて欲しいもんです。(あ、自分たちが変わるのが先か)
「こういうの、ホントのウソやでー」というのは、使わせてもらいます。
 うさぎの顔つき菓子に挟んだ水あめは2百円。クイズをやって盛り上げて、それからお話。お話といっても感動的作品でなく、『○○ちゃん』(詳しくは忘れたけれど、子どもの失敗をお笑いにしたもの)という昔の本物の街頭紙芝居を使ったものでした。
舞台が少し前に傾いています。引き抜くときに手を伸ばして 画面の向かって右側を指の腹にくっつけるようにして、ふすまの引き手をひっぱるのと同じ抜き方をしていた。画面を途中で止めるという操作がすごく話を盛り上げている。私もつねづね言うようにしているが、演じる時に自分で絵を見て操作しながらやる人が増えていかないのが残念です。私よりも年長の方々は子どもの時にそういうのを見たはずなのに・・。これからも、自分がそういうふうに実演すればいいんだな、と思いました。
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