ただ今製作中

新潟弁であかずきんの話をするとどうなるか、作っています。
画面は、一番ヤマ場になる、「どーいん おばあちゃん、そんげ目でっかくて」「おめさんのこと、よく見えるねっか」(推敲中)
と、オオカミの絵を右から順番に見せていく画面です。

色を塗りながらも、途中で舞台に入れて見え方の様子を確認します。色がうまくつながったり、転換したりしているか、とかね。ここで、その描いている途中のカードを捨ててやり直すこともあります。さんざん苦労しても、結果がうまくいくとは限らないのですが、それなりにやっていくしかないんだよね、と思っています。

「昔話を変えちゃだめなんだよ」と言われそうですが、「昔話」は「民話」の一ジャンルです。民話は、民、大衆のもの。大衆が、自分たちのために悲しみを物語にして残したり笑いに変えたり、生きる知恵をつないだり、とにかく目の前の仲間のために語り方を変えて知恵を絞って語っていくことでつながって来たと思っているのです。話り形式が権威化している現実を、何とか変えたいと思います。
 わらべうたにしても同じ。去年、某研修会で「わらべうたを変えてはいけない」と講師が言ったと別の人からも聞きました。わらべうたというのはもともとはどういうものだったか、という根源を考えてみると、そのおかしさに気づくはず。みんな、誰か(偉い?)センセイの言うことを鵜呑みにすることから自由になりませんか。

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