先日、会員さんからチラシをもらい、教えてもらいました。新潟県立図書館に紙芝居が入ったそうです。子ども図書館の小部屋の中にあるそうです。
長い間児童サービスさえ無かったのですが、数年前に児童サービスを始め、その後何年か経ち、紙芝居がやっと入りました。良寛さんの紙芝居(新潟県の方が作ったようだ)はずっとあったようですが、普通の印刷紙芝居も今回入ったようです。
物語の記録媒体としての歴史上、絵本と紙芝居はずっと昔に分岐して共に存在していたのですから、差別されることがなくなってほっとしています。県立図書館の方は、仕事が煩雑になって大変でしょうが、絵カードを見せ合って楽しむ利用者を想像していただければ幸いです。
読み聞かせ=ストーリーテリング・ウイズ・ピクチャーズ、と考えている私です。その場に対応する能力を増やすためにも、出来る限りフラットな気分でいろいろ選択肢を広げていきたいと思っています。 ボランティアさんの中には、右手さんの講座を受けてヒキ気味の方も多いでしょうが、実は集団相手の絵本の読み聞かせは紙芝居でもあるわけですから、今までどおり、やる人それぞれが、それぞれのやり方を工夫すればいいだけの話ですね。
新潟かみしばいクラブは家元制をとっていませんから、「センセイのいう通りにしなくちゃ」という気風は幸いなことに生まれていません。自由に選んで自由にやりましょう。
『絵芝居』5月号に、このブログ「子ども手づくり紙芝居に思う」が転載されています。子ども手づくり紙芝居が、当たり前のように子どもの遊びの一つになるようにと願っています。そして、どこの図書館にも紙芝居があるということは、子どもの文化が認められたということでもあり、一歩前進だと喜んでいます。