つれづれなるかも

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慌てず、焦らず、諦めず

2004-08-21 09:07:13 | スポーツ全般
競泳女子自由形800Mで柴田亜衣選手が金メダルを獲得しました。
実況アナが「大変なことをしでかしそうだ!」と絶叫していましたが、
日本の女子が自由形で金メダルを取ったのは史上初、男子を含めても68年ぶりというほどの大偉業です。
例えるならばジーコJAPANがワールドカップで優勝するくらいでしょうか。

この種目は山田沙知子選手がメダルを期待されていたのですが、残念ながら予選落ちしてしまい、正直、柴田選手がメダルを取るなどと予想していた人はいなかったと思います(五輪のガイドブック等でもほとんど触れられていませんでした)。
女子競泳のシンデレラガールと言えば岩崎恭子選手を思い出します。
岩崎選手は14歳という若さからくる成長力で一気にメダルに辿り着いた印象ですが、柴田選手は22歳。
今まで積み重ねた練習量の多さが支えとなった勝利でした。

高校で無名だった柴田選手は大学で名指導者田中監督に出会い、一気に自己記録を10秒以上も縮めたそうです。
その監督の言葉が「慌てず、焦らず、諦めず」
まるで童話の「うさぎとカメ」のカメのようですね。
何事もコツコツ積み上げていくことが大切ですよね。
明日の女子マラソン陣もこんな感じで勝って欲しいですね。


柔道最終日は男女ともに最重量級の金メダルで締めてくれました。
鈴木桂治選手は元々100kg級の選手。
ほとんどが自分より体重の重い選手との対戦でしたが、得意の足技と井上康生選手を思わせるかのような「内股」の切れ味で、見事「柔よく剛を制す」を実践してくれました。
この階級は鈴木選手、井上選手、棟田選手が一つの枠を争っていました。
三人の誰が出ても金メダル候補をいう中勝ち抜いた鈴木選手は残り二人の想いもぶつけてくれたように思います。
本当に見事でした。

そうそう、競泳女子背泳ぎ200Mで中村礼子選手も銅メダルを獲得しましたね。
100Mではちょっとの差で4位だったのでその雪辱を晴らせてよかったです。
私個人的に彼女好みです(笑)
おめでとうございます。


なでしこJAPANはアメリカに負けてしまいました。
正直格上のアメリカ相手によく戦ったと思います。
女子サッカーの歴史の扉はまだ開かれたばかりです。
まず一勝できた事を喜んで次のステップへ進んで欲しいです。
決勝点はオフサイドでしたけどね(笑)