つれづれなるかも

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長嶋JAPAN銅メダル獲得

2004-08-25 20:38:22 | 野球
一応おめでとうなのでしょうか?
日本のプロ野球ファンは満足していない人の方が多いと思いますが。
昨日は野球という競技はピッチャー次第の一発勝負なのだから仕方ないと書きましたが、それで自分を納得させることは出来そうにもありません。

今回の金逸に関していろいろな意見があると思います。
銅メダル決定戦で解説者の星野氏はペナントを休んでまで最強チームを送り出さなかった経営者側を批判しておられました。
私はペナントを休むのは反対です。
プロ野球球団が全国に分散していない現状では夏休みぐらいしか球団のない地方のファンは球場に行けないからです。
現実に昨日も今日も東京ドームにはお客さんがたくさん入っています。
なによりも現状でペナントを休んで最強チームを編成しても金を取れるとは言い切れないからです。

昨日も書きましたが、使用球、ルールの違いに最後まで苦しんだように思います。
将来野球のワールドカップを行う計画もあるようですが、そのためにも世界基準にあわせたボール、ルールでペナントを行うべきです。

そして今回の金逸の最大の原因は慢心だと思います。
オールプロなのだから勝てるだろうという空気が日本中にあったと思います。
事実昨日の試合の前NHKで解説していた広澤氏は日本は5点は絶対取れると根拠のない自信でおっしゃっていましたし。
ですから対戦相手の研究、予選リーグの戦い方、選手の起用方法、監督、コーチ陣、選手の人選を含めてすべてが甘かったと思います。
オーストラリアの選手はきっと松坂選手をかなり研究してきたと思いますよ。
しかし日本側にはそういう姿勢が見られませんでした。

それから予選の台湾戦にサヨナラ勝ちをして喜んでいましたが、今回の方式では予選1位に何の意味もありませんでした。
4位までに入れば決勝トーナメントでは同等の条件だといえますから。
中畑監督代行の「全勝宣言」が出たとき嫌な予感がしたんですが。
勝ち星を計算して負けてもいい試合を考えて主力を休ませる配慮も必要だったと思います。
結果論ですが台湾に負けていれば・・・オーストラリアは予選落ちだったかもしれないんですよ。
相性を考えることも必要だったかもしれません。

中畑監督代行の采配はやはり疑問符がつきました。
しかしこれは彼の責任ではないと思います。
彼は監督経験がないのですから。
長嶋さんが入院した時点で別の人選をしなかったことが慢心の始まりだったと思います。
選手の人選もオールラウンドプレイヤーばかりでなく、代走、代打のスペシャリストを選んでおくべきでした。
1点を争う試合ほどそういう駒が必要です。
そんな事態は想定してなかったように思えます。

なによりも・・・
そろそろ日本のプロ野球は長嶋さんから卒業しませんか?
私ですら現役の長嶋選手を知らないんですよ?
長嶋さんにおんぶにだっこしているうちに若いファンを失ってしまいますよ?

今回の金逸は激震の合併再編問題とともにプロ野球を根底から揺るがす問題になっていくと思います。
しかしそれを改革への足がかりと出来ればいいのですが・・・。