つれづれなるかも

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残念!イチロー選手MVPならず

2004-11-17 09:37:53 | 野球

大リーグのア・リーグのMVPが発表になり、エンゼルスのゲレーロ選手が選ばれました。
残念ながらイチロー選手は2度目の受賞はなりませんでした。

ちなみにゲレーロ選手の成績は打率.337、HR39本、126打点という素晴らしい成績で、強肩で守備も良く、チームのエンゼルスも18年ぶりに地区制覇をしていますので充分にMVPに相応しいことは間違いありません。

ゲレーロ選手には素直におめでとうございますと言いたいです。

イチロー選手は84年ぶりに最多安打を更新した事実は確かに素晴らしいのですが、如何せん所属チームのマリナーズがダントツの最下位ですからね。
印象が悪くなったのは事実だと思います。
しかしながら、かつてA・ロッドはチームが最下位なのにMVPに選出されていますし、今回に関してもイチロー選手は選手が選ぶ「プレーヤーズ・チョイス賞」ではア・リーグMVPに選ばれているんですよ。
ということは記者投票でも僅差で敗れたんだろうな?と思っていたわけです。ところが・・・

MVPの獲得ポイントの上位5人の詳細は
1位ゲレーロ   (エンゼルス)  354P
2位シェフィールド(ヤンキース)  254P
3位ラミレス    (レッドソックス) 238P
4位オルティーズ (レッドソックス) 174P
5位テハーダ   (オリオールズ) 123P


イチロー選手は上位5位にも入っていません。
正直これは納得いきません。チームの成績が最優先だと言うならヤンキースの松井選手が上位に入っていてもいいはずですし。
この結果は全米野球記者協会の投票によるものです。
あまり考えたくはないのですが、イチロー選手や松井選手がアジア人だからイメージが悪かった可能性もないとは言い切れません。
以前も書きましたが、アメリカですら人種差別はいまだに根強く残っているのは事実なのです。

更に今回気になる点は、このMVPが発表される前にイチロー選手はたしかに安打数は多いが、単打が多く総塁打数ではア・リーグ6位なのでMVPには相応しくないのではないかという記事が大リーグのHPに掲載されたことです。
確かに長打というのは野球の魅力の一つでありますし、野球というスポーツが得点を多く奪うことを目的としている以上、総塁打が多いほうが上という考え方にも一理あります。

しかしですね、84年も破られなかったという歴史の重みが軽視されすぎていると思いますよ。
とにかく残念で納得できません。
また長打力重視の発想はそのままドーピングへの誘惑に繋がります。
誰とは言いませんが・・・あまりいい傾向ではないと思いますよ。

最後にギター侍で〆ます。


マリナ~ズのイチロー選手、84年ぶりの最多安打更新、
~っていうじゃな~~い♪
でも単打ばっかりではMVP取れませんから~ 
残念!!

チームも最下位
 斬り!!