今のうちに衣替えを、と箪笥をごそごそ。
ついでに、よく着る単の写真を撮ったら、
淡色、寒色が多いことに改めて、気づかされた。
トップバッターは、板締めの藍染小紋。
簡単にいうと、布を折り畳んで板ではさみ、藍に浸ける。
そうすると折り目が濃く染まり、布を開いたときに白っぽい四角の柄が出る仕掛け。
緑やオレンジの柄は、後からプリントしたものと思われる。
着物超初心者のころ、ネットオークションにてお安くいただいた反物で
丹後ちりめんとのことだが
驚くほどシワになりにくく、しなやかかつおさまりがよくて
とても重宝している。
これは宮田織物の本塩沢。
十字絣に似ているが、これは74山十字という、織元独特の絣。
しゃりっとしてとても気持ちが良い。
一方、これはやまだ織物の本塩沢。
ぱっと見、薄紫だが、アップにするとたくさんの色が…。
やまだ織の証紙には織った人の写真と名前、キャリアが書かれていて、
これはキャリア44年の女性が織ったもの。
こちらは十日町紬を単に仕立てたもの。
もともと、きしや扱いだったこの反物、流れ流れてニコタマの
リサイクル着物を扱うお店で出合った。
なかなかクールでセンスも良いが、しっかりした生地なので単でも
時期によっては暑い…。
早いもので、5月末からはこの紫陽花の附下が登場するだろう。
野趣に富んだ、山紫陽花だ。
絽目の間隔が比較的広く、不規則に入っている。
縦の線はこの白生地の特徴で、絽目は入っていない。
この秦荘紬は、5月にはまだ早いかな…?
おもに6月~夏に活躍する。秦荘の夏物は結構、珍しいそう。
単向きの帯は何本か持っているが、
夏単に割と活躍しているのがこの「サリー帯」。
(袷にも合います)
かなり前、灯屋2さんでいただいたもので、インドのサリーから創られている。
このシャーベットオレンジがお気に入り。
写真左は腹の部分。右はお太鼓の一部。
そして、単~夏物に合うのが
昨年いただいた、仁平幸春さんの「レース帯」。
繰り返しになるが、これ、すべて手描き。
実物は真っ白ではなく、薄いレインボーになるよう
山本秀司さんが帯芯に色を入れて仕立てたので、
実質、お二方のコラボ帯ということになる。
左が腹、右がお太鼓の一部。
いよいよ、季節は夏に向かって、どんどん明るく、暑く。
洋服では「涼感スーツ」が流行っているそうだが、
着物も「涼感ひとえ」で、できるだけ快適に過ごしたいな。
※5月5日~6日にいただいたコメントは、お返事が少し遅くなります。
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