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なす紺の結城に吉野格子を合わせたときに
使った小物は、
帯締めが道明の浅黄(うすき)、そして
少ししか見えませんが帯揚げは
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紫地に雲取のような柄でした。
これまで滅多に……もしかしたら一度も
出番がなかったかも、な帯揚げ。
思うに、着物を着始めた38歳ごろから49歳までは
あんまり自分の好みが変わったことはないように思うのですが、
50代前半からの数年間で、しっくりくる色の組み合わせが
かなり変わってきた実感があります。
2012年、40代後半にさしかかったころは
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これも前回アップした写真ですが、確か
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この、白地に紫の輪出しだと思うのです、帯揚げは。
青山の東三季さんでいただいた、何にでもよく合う一本でしたが
まあ、季節の影響も受けますが、だんだん
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こんなような、くすんだ朱色系も合わせるようになり
そして50代後半の今は、紫。
今回は、帯揚げにフォーカスした話ですが、
帯締めも、着物と帯の合わせ方も、ここ数年で変わってきました。
でも、決して地味好みになったわけでもなく、
むしろ、カラフルになってきたかも。
いつまでも、キレイ色を違和感なく着こなせるようになりたいものだと
思います。