神奈川絵美の「えみごのみ」

シチリアの秋を、丸の内で味わう

(前回の続き)

先週の金曜夜は、出版社主催の会食に招かれて。

選んだのは洋服の中でも浮かず、かつ着物らしさもある
小付けの春秋柄。


合わせる帯はいつも、
この藤田織物さんの芽生え八寸になってしまうのですが、
好感度高く、私自身も着ていて気分が良いのです。
帯周り、今回はきねやさんの青地に赤の絞りが入った帯揚げに
三分紐の二本遣いで祖母の形見の琥珀の帯留め。モチーフは菊。
半衿は正統派を意識して、白の薄手のちりめんにしました。

そして、髪型は……

夕刻にヘアサロンへ行き、

「主賓が少し年配の男性なので、
可愛らしい感じで(←身の程知らずでスミマセン)、
あまり高さは出さないで」とお願いしたら、


前回と似た、「アナ雪風」の編み込みにしてくださいました。
高さは抑えて、より丸みを出して。
私、このスタイル、大好き

上半身はこんな感じです。

上からのアングルなので、やや頭が大きく写っていますが……。

さて、向かったのは

丸の内。こちらはKITTEビルですが


お店は3年近く前にもお呼ばれした、
丸ビル53階のイタリアン「ヒロチェントロ」。


お料理、絶品でした。
今回は南欧を意識したメニューで、
トリュフとイベリコ豚のラグーや
ほろほろ鳥の串焼きにオレンジ添え、
シチリアではよく食されているという、
青魚のスパゲティをこちらでは秋刀魚でアレンジ、の一品や、
透明なトマトソースと菊の花びらを添えた前菜などなど。


掲載許可をいただいたので……

今回は5人で会食。編集さんと、60代中盤の医療法人理事長と3ショット。
編集さんは、ちょっと前のTVドラマ「重版出来!」から抜け出てきたような
溌剌とした女性で、
仕事にはシビアですが、私をとても慕ってくれる可愛い人。

お隣の理事長も、なぜか私のことを「先生」と呼び、
「何でも知っているんだね!」と、信頼してくださり、恐縮するほど。
私も理事長のことを「先生」(医師なので)と呼ぶものだから
ときどき誰が誰のことを言っているのか、わからなくなることも

この方と着物姿で会ったのはこの日が初めてで
「洋服よりもだんぜん、いいですね!」と喜んでいただけて良かった……。


今年は、仕事面でいろいろと試練があり、
疲弊したり不安にかられたりしたこともあったのですが、
こうした機会に、親睦を深め人の温かさに触れ、また次からの糧にできたらいいな。

コメント一覧

神奈川絵美
sognoさんへ
コメントありがとうございます
私も人さまからお誘いがなければ到底、
53階でディナーなんてできません~
ちょうどトリュフ解禁したばかりで、
秋の味覚を数年分(笑)堪能しました。
sogno
素敵な夜景に美味しそうなお料理。そして絵美さんの
着物が華を添えて。さぞかし、先生もご満悦だったのでは?!こういうレストラン、ぜんぜーん縁がないです。たまには行ってみたいわあ。
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