神奈川絵美の「えみごのみ」

万作さんの桜

「絵美さん、万さんの展示に行かはるのん?」

と、着物友であり器友でもある、キモトモTさん。


銀座でHAPPY MARCHのランチ会をした日


並木通りのギャラリー「日々」で開催されていた
中尾万作さんの展示を観に立ち寄った。

残念ながら、ご本人は在廊しておらず……


こちらは2012年、ちょうど4年前
原宿の器屋さん「一客」で万作さんとお会いしたときの写真。
とってもフランクな方でした。

作風も


伸びやかでフリーダム、親しみが。
以前にも書いたけれど、陶芸を始める前は
大手の友禅の会社で、下絵を描いていたそう。

さて、実は上の、桜の両口、
知らない間に端が少し、欠けてしまった。

おいおい、金接ぎに出すことも考えるとして、
やはり欠けたまま使うのはちょっと…なので、
同じものがあったらなあ、と。

「日々」の展示も充実していたけれど、
桜の両口は見当たらず。
(次の機会でもいいかな)と思いつつ、
お店の人に、聞いてみたら

「それなら、店の奥に一つだけ、在庫があります」



「きっと絵美さんを待っていたのよ!」
朋百香さんにも、L姐さんにも言われて、
ホントにそうかもしれない、と思ったりして。

それがコチラ。


桜の、4本の枝がやや中心に集まっているかな。
中央の熟語「風調雨順」は
風の調子良く、雨も順調に降って、豊作でありますように
転じて
「物事が上手くいきますように」という意味。

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ここで私の、万作さんコレクションをご紹介
そんなにたくさんないですが。


笑う門には福来る、の湯呑。


富本憲吉風のオーバル皿。
私のワンプレート朝食用です。


大好きな、市松の小鉢。
スーパーで買ったような常備菜も、
“よそゆき”チックに。


どことなく着物の柄を思わせる角皿。
長辺はボールペンより少し長い程度。
こちらは箸休めの2点盛りに重宝。
昨晩は湯葉のお刺身を盛りました。


でも、こんな風に写真を撮ると、
万作さんはご機嫌斜めになるんです。

「料理を盛った写真をとらなきゃ!」

ごもっとも。

料理があって、さらに引き立つ器の魅力。
楽しくなる、春の食卓。
でも、写真を撮ろうとまごまごしている間に、
食べたくなってしまうのよね

コメント一覧

神奈川絵美
朋百香さんへ
こんにちは
いやーあのときは、まさかの展開でしたよね
万作さんの器って、ホントに不思議と、
お料理が喜んでいるように見えるんですよね・・・。
器の収納、私も悩ましいところです。普段使いのは
キッチンに、こうした作家物系は飾り棚に・・・なんですが
もう棚の方は限界(笑)。
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
本当にあの時の展開は、絵美さんを待っていたとしか考えられなかったです。でもお探しの物が見つかってラッキーでしたね。
万作さんの器、生活に密着した暖かみと優しさのある器、お人柄なんでしょうねぇ。私もあの時、パスタ用によさそうなお皿、ここまで手がでそうだったのですが・・・何しろ入れる場所が・・・。皆さん、器はどうやって整理なさっているのかしら?
神奈川絵美
とうこさんへ
こんにちは
万作さんの器、どれも元気の出る色で、
それでいて料理を邪魔せず、
どれも美味しそうに見せてくれます。
よく都内のあちらこちらで個展なさっているので、
そのうち、ご縁があるといいですね
とうこ
素敵ですね
絵美さんのところで拝見して、心に留めていたのだけど、なかなか個展にめぐり合えずでした。先週末銀座に出没していたのに、気づかず・・・。
私はストライプのお皿にラブだわ
伸びやかなラインが清清しく、洗練された食卓になりそう!!
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