山本達彦さんの40th、年内の締めくくりになるピアノトリオライブへ、
いつもの3人で伺いました。
外苑前駅すぐのHOTEL ALLAMANDA青山にて。
ランチや、終演後のお楽しみについては次回、アップしますね。
この日の私は……。
時期先取りということで、クリスマスを意識したコーデ。
数年前に横浜の山本工藝さんでいただいた、白地に赤、緑、銀糸の
刺繍が入った小紋(赤と緑は漆糸です)に
岩井香楠子さんのポインセチアの型絵染めの帯。
帯揚げはかわの屋さんオリジナルのターコイズ系、
フューシャの三分紐に、OKANOさんで入手した雪輪の帯留め。
これに紫翡翠の帯飾りで……。
クリスマス度、ほぼ100%。
帯周りはともかく、このきものと帯の組み合わせは過去、
何度も着ていますが、
そろそろ(何歳まで着られるのだろう……)と
考えるようになってきました。
後ろはこんな感じ。
帯にはデザイン化された五線譜や音符も。
髪は夜会巻きにして、大き目のフェイクパールの櫛で留めました。
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(以下、ライブレポになります。着物の話題はありませんので
ご興味のある方のみどうぞ)
黄昏どきの南青山。
今回のライブでもっとも嬉しかったのは、
来年の3~5月に今年同様、関東では横浜と鎌ヶ谷で
ジャズトリオ形式のライブがある旨、お知らせがあったこと。
今春のモーションブルーのライブはとても楽しかったので、
「都合がついたら、横浜にはまた行きたいね」と3人。
日程次第ですが……
プレイの方は、
どうも特に前半、ドラムが軽い、というか薄い?ような感じを受けて
私の好きな冬の歌で、ブラシから途中スティックに替えたように見えたものの
それでもしっくりとは……でしたが、個人の好みの問題なのかも知れません。
アレンジはテンポ早めのスウィングやボサノバ調が目立ちましたが
その中で、唯一?の8ビート「さよならは言わない」が好印象でした。
ジャズテイストのラインナップにぽんとポップスが入ると
いい感じに気分が変わり、ノリの良さが際立つような。
選曲は、年末のイベントを控えた初冬の、少し静まった時期に合う
しっとりした曲調が中心。
個人的に好きな歌が多く-オープニングの3曲、特に「Clock in the Heart」や
シスターズ3人ともお気に入りの「雨に濡れたscore」、
「潮騒」、「きみはいない」、新曲の「A Time Of My Life」etc.
「A Time-」は今回、軽快なラテン調に聴こえましたが、
ピアノソロ等、さまざまなアレンジでさらにVocalが活きる曲のような印象を受けました。
「あれから そしてこれから」「Colors of Life」「冬へ急ぐ街角」など
年単位での長い時の流れを背景に感じさせる歌も、スケール感があって
キャリアを積んだシンガーだからこそ“伝わる”歌だなあ、としみじみ。
年の瀬に相応しいような、温かな気持ちになったひとときでした。
MCで記憶に残っているのは(以下、大意です)、
TV収録で「失敗してはいけない、と思うと緊張して……撮り直しもできないし」
と、スタジオライブのことを回想していましたが
「特別、緊張しているようには見えなかったよね」と、Bちゃんと私。
新作「One Step Ahead」は
「今まではロマンティシズムな作品が多かったけれど、
ここ数年、リアリストな自分を意識するようになって」とのことで
ドラマのような世界をストーリーテラーとして、というより
ご自身の「いま、ここ」をご自身として、表現を試みたアルバムなのかなと思い。
日々の「いま、ここ」は何気なくやりすごされがちでも、
1,3,5…年月を経て、気づけば
小さな存在の私も、十分にドラマたり得る営みの中で生きているものだなあと
やはり年の瀬に相応しいような、感慨をおぼえたひとときでした。
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神奈川絵美
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