上野の東京文化会館へ、コンサート形式のオペラを聴きに行く。
演目は
ワーグナーの「ニーベルングの指環 第一夜 ワルキューレ」。
(ご存知の方も多いと思いますが、「ニーベルングの指環」は
全上演に4日間かかる大作で、序夜に続き第一~第三夜まであります)
よもや、知らない人はいないであろうこの曲を、生で聴ける!
↓
ああ、闘志がわく……!
うろ覚えだけれど、車の運転時に聴くと事故を起こすリスクが高い曲の
第一位という調査報告が、どこかの国であったような。
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ところで着物はどうしよう。
昨年は、オペラ「死の都」に、下の一揃いを着て行った。
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3月のことだ。
この着物の名前も、実は「弥生六分咲き」。
今回は天気予報も良くないし、
桜も満開になってしまっているし、どうしよう……。
ちなみに今までの、ミュージカル(含コンサート)では
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日生劇場での「ジキルとハイド」(2012年)
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エリザベート20周年コンサート(2012年)
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ウィーンミュージカルコンサート(2013年)
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半年前の「雨に唄えば」(2014年)
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そんなことを考えつつ
少しでも演目の予習をしておく方が、楽しく聴けるよねと
動画サイトをざっと眺めるだけのつもりが、すーっかりハマってしまい。
私はだんぜん、惚れた振られたに終始しがちなイタリア・オペラよりも
現実離れした設定に哲学を見出し思索するドイツ・オペラの方が
駆り立てられるものを感じる……。
(まあ、多少言葉がわかる分、入り込みやすいからかも知れませんが)
運命とは? 契約とは? 愛とは?
と、あれこれ考え始めたら、
4時間近くに及ぶワーグナーを聴きに行くのに
着物の(ある意味、ちゃらちゃらした)オシャレなど
二の次、三の次で良い気すらしてきた。
※ワルキューレのあらすじは、コチラのサイトが比較的わかりやすいと思います。